秋田県知事 鈴木 健太 様
2026年8月21日
風車はもういらないネットワーク@秋田 構成団体
由利本荘・にかほ市の風力発電を考える会 代表 佐々木 憲雄
AKITA あきた風力発電に反対する県民の会 代表 金森 信芳
能代山本洋上風力発電を考える会 代表 中根 慶照
秋田市風力発電をみんなで考える会 代表 遠藤 寛子
風力だめーじサポートの会(風力発電健康被害者の会)
秋田県内の風力発電計画乱立に対する要望書
要 望 事 項
1. 事業計画ごとの個別審査にとどまらない「累積的影響評価」の厳格な実施指導
雄和・岩城地区において隣接・重複して進められている複数の風力発電計画について、一事業者・一計画ごとの評価にとどめず、騒音・低周波音、景観、水質、水脈、保全林改変等の合算された影響(累積的影響)を包括的に検証・評価するよう、事業者に対して強く指導してください。
2. 地滑り危険地帯・崩壊土砂流出防止区域における盛土・造成工事の厳正審査
当該エリアには地滑り地帯や脆い地質が多く含まれています。大型風車建設や搬入路造成に伴う大規模な切土・盛土工程に対し、盛土規制法や森林法等に基づき、豪雨や地震による盛土崩落・土砂災害を未然に防ぐための万全な安全対策の検証を行ってください。危険が払拭できない箇所への配置に対しては厳格に対処してください。
3. 地域住民への情報公開と合意形成の指導
事業計画の全容、土砂災害リスク、累積影響について、地元住民に対し十分かつ分かりやすい情報開示と説明会が開催されるよう事業者を指導してください。地域住民の懸念や不安が解消されないまま事業が進められることのないよう、県の積極的な関与を求めます。
4. 絶滅危惧種の猛禽類やクマの生息を調査し、生態系に与える環境影響評価の徹底
尾根筋の連続的な森林破壊は、クマの生息域や移動経路(コリドー)のみならず、クマタカやミサゴといった絶滅危惧種の猛禽類・貴重動植物の生息環境の悪化・減少に繋がり、生態系に及ぼす影響は計り知れません。奥山および周辺生態系への影響について詳細かつ長期的な実態調査を義務付け、十分な配慮がなされない計画については事業の見直し・縮小を含めた強い意見を述べてください。
要望書提出の理由
現在、秋田市雄和地区および由利本荘市岩城地区をはじめとする県内山間部・尾根筋において、大型風力発電事業の計画が乱立・集中しております。三種・五城目風力の準備書に対して環境省は『絶滅危惧種クマタカ営巣地から1kmの離隔』を求める意見書を提出している通り、急速な開発にともなう大規模な森林伐採や盛土工事による崩落・土砂災害リスクに加え、猛禽類やクマ等野生動植物の生息域分断による広域的な環境負荷(累積的影響)が著しく懸念されております。
県におかれましては、県民の生命・財産および豊かな自然環境を守る立場から、現在進行中の各事業計画に対し、環境影響評価(アセスメント)法および関係法令に基づき、厳格な審査および厳正な行政指導を行っていただきますよう、強く要望いたします。
尚、9月4日までに文書での回答を希望いたします。
また、本要望書およびその回答につきましては関連する行政機関、関連事業者、マスコミにも公開し、インターネットでも閲覧可能とする予定です。
現在進行中の風力発電のアセス状況(秋田市雄和地区~由利本荘市岩城地区)
株式会社レノバ 「(仮称)由利本荘岩城風力発電事業」
コスモエコパワー株式会社 「(仮称)秋田由利本荘ウィンドファーム事業」
日本風力エネルギー株式会社「(仮称)岩城・雄和風力発電事業」
オリックス株式会社・株式会社ユーラスエナジーホールディングス「(仮称)雄和相川・岩城君ヶ野風力発電事業」
【連絡先】 由利本荘・にかほ市の風力発電を考える会 代表 佐々木憲雄
〒015-0861 秋田県由利本荘市御門281-5 TEL090-7663-7825 Fax 0184-23-4300

