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(仮称)岩城・雄和風力発電事業 計画段階環境配慮書に対する意見書 地形・地質、植物、水質、およびその他の環境配慮事項

金森 信芳Nakadai, Japan

Jun 2, 2026
(仮称)岩城・雄和風力発電事業 計画段階環境配慮書に対する意見書
【意見の対象となる項目】
地形・地質、植物、水質、およびその他の環境配慮事項
【意見の理由および内容】
本事業の想定区域には、急傾斜地や地質的に脆弱な斜面が多数含まれており、その多くが土砂崩れの危険箇所またはそれに類する斜面に該当、あるいは隣接しています。このような不安定な地盤において、巨大な風力発電機の設置や、大規模なアクセス道路の造成、地形の改変を行うことは、斜面の安定性を著しく損ない、大規模な土砂崩れ(斜面崩壊)を誘発する引き金になりかねません。配慮書において「重大な影響は回避可能」とする予測は極めて楽観的であり、リスクを過小評価しています。
また、工事や地形改変に伴う表土の露出は、降雨時に大量の土砂および泥水の流出を招きます。これにより、流入先となる河川の水質が著しく汚濁するだけでなく、下流に位置する水田(田んぼ)に土砂が流入・沈殿・堆積し、農地としての機能や稲作を中心とする地域農業へ壊滅的な被害を及ぼす恐れがあります。
さらに、風力発電設置に伴う地質構造の破壊や土壌環境の悪化は不可逆的なものであり、一度改変された山の保水力や地盤は元には戻りません。配慮書における調査は広域的・表面的な記述にとどまり、微地形や脆弱な地質特性を十分に考慮しているとは到底言えません。
以上の通り、土砂崩れリスク、河川や水田への土砂流出による汚濁、ならびに地質・土壌への深刻な影響に鑑み、地域住民の生命・安全および基盤産業である農業への持続可能性を脅かす本事業の建設は中止するべきです。
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