Petition updateICU(国際基督教大学)のバカ山空間をこわさないで!6/21 オープンフォーラム配布資料
ICUキャンパス保全会 .Japan
Jul 23, 2016

注:先ほど投稿した進捗状況の内容に誤りがありましたので再掲します。配布資料は添付できないため、末尾にテキストを貼付けます。

ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。 

6月21日に、学内関係者向けに、キャンパスグランドデザインのオープンフォーラムが行われた模様です。

詳細は不明ですが、「語ろう!キャンパスグランドデザイン」という学内向けサイトに当日の配布資料が公開されているという情報を、在校生から送っていただきました。

学内から事前に86の質問が寄せられ、当日はこれらの質問項目に沿って議事が進行するという形式だったようです。(文末参照)

 また、キャンパスグランドデザインのホームページに新しく情報が追加されていました。 キャンパスグランドデザイン全体像が多少変更となったようで、「よくあるご質問と回答」には「キャンパス・グランド・デザインでは、この「バカ山」と周囲の空間を残します」とあります。保全会としては、ひとまず安心といったところです。

 さらに、新規建設が決まっているのは、体育館と学生寮2寮、学内住宅とのことで、本館については「今後検討を進めます。建設計画は決まっておりません」とのこと、他の建築物についても「施設の新規建設や建て替え計画はあくまでも想定であり、一部を除き決定されたものではありません」との回答です。

 http://www.icu.ac.jp/about/activities/cgd/faq.html

そして、当初「2020年までに工事を終える」と記載されていましたが、現在は、「2030年までに」と10年延長されています。

皆様からいただいたコメント・ご意見などから、計画には様々な問題が渦巻いていることもわかりました。

今までに寄せられたコメントや今回のオープンフォーラムの配布資料をまとめると、以下の4つの問題点が浮かび上がったといえるのではないでしょうか。

1)経済的な観点(既に財政は巨額の赤字であるにもかかわらず、建物を建てるためにさらに多額の借金をすることの是非、

2012年のマスタープランとキャンパスグランドデザインの策定費用)

2)歴史的建造物の保全(本館、旧D館、現在事務局によって示されている耐震基準の根拠)

3)バカ山をはじめとする環境の保全(森林の伐採、野外劇場など学生活動ゾーンを開発することにより、森林部分はどのくらい減るのかという疑問)

4)計画の推進主体、責任の所在はどこにあるのか。 キャンパスグランドデザイン計画自体は、まだ策定中とのことですが、曖昧な点が多いようです。

 引き続き注視し、意見を届けていく必要があります。 9月に学内関係者向けに、再度オープンフォーラムが開催されるとのことですが、卒業生一般に向けても公開説明会が開催されることを強く求めます。

バカ山空間はICU生・卒業生の心のよりどころです。

署名は引き続き受け付けております。更なる問題関心の共有をお願いいたします。

 なお、オープンフォーラムの際に配布された質問項目は以下の通りです。

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第一回オープン・フォーラムのQuestionnaires

皆様からいただいた質問は、86に及びました。

1時間のオープン・フォーラムで、すべてお答えいただくことは不可能と考え、6つのカテゴリーに分類し、包括的かつシンプルな以下の12の質問にまずお答えいただくようにお願いいたしました。

当日、さらなるQ & Aの時間もあろうかと思います。どうぞ奮ってご参加ください。

 I.Idea/Mission ①CGDによって具現化したい理念は何でしょう? What is the ideal that the university wishes to put into concrete form through the Campus Grand Design (CGD)?

②CGDは、ICUのいかなるミッションを継承しようとしているのでしょう?

 Which mission of ICU does the CDG seek to carry on into the future?

 ①「キャンパス・グランド・デザイン」を見てみると、建物の利便性や新しさ、その性質や利用法などに説明が割かれているだけで、新しい建物を必要とする理由 が「経年による老朽化」であり、キャンパスのグランド・デザインに対する「理念」を感じることができません。。

建物はその大学の「ビジョン」であり、「信 念」、「理念」の表れでもあると思います。

その「理念」が不確かな状態で建設を進めても、結局はただハコモノだけができて、他の大学と峻別のないキャンパ スができるだけだと思います。

もし60年後「あの時はどのような理念でキャンパスを作ったのですか」と学生に聞かれた時に誰がどのように説明するのでしょ うか。

「建学の時の理念」とはどのようなものであり、今回のキャンパス・グランド・デザインを設計するにあたって考えられた「理念」とは何なのかを説明していただきたい。

②ICUのキャンパスは、貴重な戦跡だと思うので、関連施設を明治大学の登戸研究所のような形を倣って残してほしい。慶応大学の日吉キャンパスも、戦跡の一部を一般に公開している。このような取り組みは平和のために創立された大学の使命だと思う。

また、豊かな自然も、できるだけ多く残してほしい。

一度、破壊 してしまえば、もとの自然に戻すことは難しい。現在でも、動植物の生態が10年前とは大きく変わってきており心配している。

 ③歴史的価値のある建造物は残す選択をしていただきたい。

旧寮は改装し、記念館兼会合施設として残す道を探ってほしい。

学習院大学には東別館・北別館という古い建物がメンテナンスされつつ残されており、景観に落ち着きと風格を与えている。

富士重工(ICUの隣)にはかつてICUの敷地内にあった森山荘が今でもゲストハウスとして残されている。

こういう古い建物をお金をかけて残し、使い続けているところに私は創業者の品格、組織の懐の深さを感じる。常に前しか見ない組織は結局どこにも存在根拠を持たない人々の集まり、今風に言えば「パーリィピープー」であろうか。

 ④As a student (1967-1968) and from 1981 a faculty member in the History Department, I have a long association with ICU.

I realize the need to modernize; to improve facilities and to improve the educational environment for students, faculty and staff.

But I also realize the importance of preserving ICU's cultural heritage.

The so-called "Grand Design" has many attractive features, but conspicuously absent is any real commitment to historic preservation--something that should be part of any attempt at comprehensive campus planning.

There are several buildings on the campus, the D-Kan and the Honkan in particular, that qualify as important tangible cultural properties, of value not only to people related to ICU but to Japanese society in general.

I wish to argue especially on behalf of "saving the honkan." It is an iconic building--the physical and academic "home/heart" of the university--that should be preserved. Because of its historic importance, construction begun on December 8, 1941 and its role in designing warplanes by the Nakajima Aircraft Company, the building itself is an historic document from which students learn about the transition from war to peace: literally "beating swords into plowshares"--from an instrument of war transformed into an instrument of peace.

The "message" of Honkan embodies the founding mission of the university: education promoting peace, tolerance, understanding and respect for human rights between all peoples, all nations, and all religions. Over the years, the Honkan has assumed iconic status: it is the ultimate symbol of the university--and for this reason too it should be preserved. These days we often speak of branding.

Well, the Honkan is central to the ICU brand; it can be used to attract new students as well as to inspire donations from past graduates. Like Haverford College's Founder's Hall, ICU should consider using an image of the Honkan on university stationary and publications.

 The Honkan is part of ICU's past, but it is also a link to the present and the future. Here is the starting point for ICU as a "university of tomorrow." Let's keep it that way!

⑤本館建て替えに反対する声が多く聞かれますが、私は建て替えすべきだと思います。本館は学生・教職員が最も利用する教育の中心であり、歴史的意義を言い訳に利便性・安全性を犠牲にすることは許されないはずです。もっとも、これは歴史の軽視などではなく、現本館の一部移築・保存等はなされるべきです。

しかしながら、ICUが「明日の大学」でありつづけるためには、歴史的建造物=建て替えすべきではない、という短絡的思考に陥らず、今までの歴史を新たな歴史に繋げる努力が必要なのではないのでしょうか。

⑥新本館の建設について

1. 今の本館を部分保存でもいいので何らかの形で残しておくことがICUのキャンパスに現存する中島飛行機三鷹研究所の数少ない遺構を残すことになり、ICUの献学の理念である「恒久平和の確立に資する」ためにかつての第二次世界大戦を思い起こさせるであろう。せめて中央部分だけでも残すことはできないのか。

 ⑦本館は70年も経ったのだから取り壊す、という発想を前提に今まで計画が進められてきたのではないでしょうか? 

建学の理念にも関わる歴史的な意義を認め、現在の本館を保存するという前提に立てば、建築各社から耐震性、経済性、環境との共存、バリアフリー等をクリヤーした、多様な観点から豊かなキャンパス計画が提出される可能性があります。

歴史的・教育的意義がますます高まる既存の建物や遺構を今後どう活かしていくか? これは決して後ろ向きの発想ではなく、未来のあるべき社会に向けたICUらしい素晴らしいチャレンジと存じます。

II. Rationale/ Purpose ①マスタープラン完成直後に、なぜ、誰が、どこでCGD策定を決めたのでしょう? Immediately after the completion of the university’s “master plan,” why, by whom, and where was the decision made to draw up the CGD?

②本館は「今後10年しかもたない」というCGDオフィスの説明は、誰が示したどのような根拠に立っているのでしょう?

Who indicated and on what basis did the CGD office state that the honkan “will last only than ten years?”

③CGD立案者は、どのようなデータを渡され、どのような注文をうけてCGDを作成したのでしょう?

What kind of data was given to the drafters of the CGD and what kind of instructions did they receive in drawing up the CGD?

 I. CGD ①キャンパス・グランドデザインのラショナールに関する初歩的な質問で恐縮です。キャンパス再建のための予算は、現有基金の半分ほどにあたる250億円もの巨額の支出を前提としているという噂を耳にしたことがあります。これは本当でしょうか。

ICUの今後の持続的発展のために現時点でなぜこのような巨額の支出が必要なのかお聞かせください。誰がこのようなことを発案し、どこで審議が行われ、どこで決定がなされるのでしょうか。

審議と決定に教職員、学生や同窓生が参与することは可能でしょうか、それは検討されたでしょうか。

理事会の仕事は基金を維持し存続させ可能なら増大させることにあるのではないでしょうか。それをせずに、このような説得力のない巨額な支出をするラショナールは何なのでしょうか。これらの初歩的な問いにまだ教職員、学生、同窓生も十分に説得的な説明をきいていないように思います。

②ちょっと身も蓋もない意見になりますが、(高澤先生からの耐震基準への疑問はここでは置いておいて)、私の理解では、本館が地震に耐えられないので建て替える、というのがキャンパス改修計画だと思っていました。本館を地震に強いのに建て替え、あと、税金の問題もあるようなので教員住宅の再配置、を入れて、それ以外は現状のままで何か悪いところがあるのでしょうか? わざわざグランドデザイン、と、基金をつぎ込んでイメージ一新をはかる理由がいまだにわたしには分かりません。

③キャンパスマスタープランという歴史的に定着している用語・制度に代えて、グランドデザインという表現を使った理由は何でしょうか。両者はどのような関係 に立つのでしょうか。この概念と今回の内容には、慎重な議論と透明性と合意形成を旨としてきたプラニングの伝統との断絶面がないでしょうか。 2006~07年にキャンパスゾーニング委員会が設置された際、マスタープランや環境宣言などの多数の関連文書を冊子にまとめる提案をしましたが、実現し ませんでした。今回こうしたサイト上に、意見とあわせて、関係文書をアップすることにより共通の議論の土台ができると思います。

④2012年のキャンパス・マスター・プランの28ページでは、ディッフェンドルファー記念館東棟と理学館は、「現位置のまま活用」と明記されていま す。 他方、新しいキャンパス・グランド・デザインでは、二つの建物は解体されています。とりわけD館跡は空き地になっています。どのような議論をへて、前のマスター・プランを覆すデザインが提案されているのか、経緯と根拠を教えてください。

⑤本館芝生前に新たに人工の道とその上に屋根?のようなものを作ると聞いたのですが、ぜひやめていただきたい。利便性だけを考えて建設を進めないで。人工の道がなくても、生徒や教員は芝生を歩いて行きます。また、ICU本館前の景観を壊すことになります。ICUを受験しようと考えている高校生も、あの芝生が あるから受験してみようと思う人もいることをご存知でしょうか。 また、ゾーニングも恣意的に行うのに疑問を感じます。

 ⑥どうしてICUは少人数制の大学なのにもかかわらず、寮や教職員住宅を海外の総合大学レベルの大きさで計画しているように感じるのですが。「人格的な学生と教員の交流」を考えるのであれば、現存のような小さなコテージ状の教員住宅や寮を建設するという案は上がらなかったのでしょうか。

また海外の小規模のリ ベラルアーツカレッジの教員住宅などはどのようになっており、参考にはしていないのですか?

⑦キャンパスグランドデザインの設計は日本設計および隈研吾建築都市設計事務所に委託しているとのことだが、新国立競技場設計によるキャンパスグランドデザインへの影響(例えばグランドデザインにうまく手が回らなくなるなど)はないのか。

II. Hon-kan ①2012年、13年と3期にわたって本館の耐震工事をしていますが、キャンパス・グランド・デザイン・オフィスは「耐震強度、安全性は今後10年程度し か維持できないとの技術的な指摘を受け」とネット上に書き込んでいます(https://www.change.org/p/icu理事長-icu-国際基督教大学-のバカ山空間をこわさないで/u/15484638

誰がいつ行った指摘か根拠を教えてください。

 ②1000名以上の賛同者を集めております「ICUキャンパス保全会」の「ICU(国際基督教大学)のバカ山空間をこわさないで!」というHPを観ますと、「ICUキャンパス・グランド・デザイン事務局よりコメント」が掲載されており、本館は「現在築72年であり2012年に耐震工事を行いましたが耐震強度、安全性は今後10年程度しか維持できないとの技術的な指摘を受け、安全性確保の為に近い将来に新本館建設が必要であると考えています」とあります。現本館の「耐震強度、安全性は今後10年程度しか維持できない」ということの根拠を教えて頂きたいと存じます。

 ③また、本館の安全性は「今後10年程度しか維持できない」というキャンパスグランドデザイン事務局の見解の根拠はどこから来ているのか、示していただ きたいです。

④「耐震強度に問題がある」といった科学的でそれらしい指摘は議論に大きく影響します。それゆえ丁寧な検討が必要ですが、高澤先生がおっしゃるように、オフィスによる説明は不十分です。もし(技術的見地を含む)情報があるのなら、ぜひ利用者と共有してほしいです。 

余談ですが、1911年に日本初の全鉄筋コンクリート建築として竣工した三井物産横浜ビルは関東大震災を免れ、まだ現役で使われているそうです。一方で軍艦島の大正〜昭和の建造物群は無人化以来、崩壊が進みました。(それでもRC構造は原型をとどめている。)人による維持・管理が構造の寿命に影響することを踏まえると、献学以後つねに利用者に大切にされてきたという本館とその歴史的経緯は高く評価できるはずです。

⑤本館の耐震補強工事で、なぜ耐震強度を7でなく、6となるように設定したのか。また6としたうえで、「耐震強度に不安がある」という理由で本館の解体を進めるのは、矛盾していないか?

 ⑥ 過去の説明では、本館のコンクリートは粗悪で、均質でないために強度が弱く、解体が必要であるとしていた。だがその後本学を訪れた専門家の意見では、戦前 のコンクリート建造物は高度成長期に乱造されたものに比べて強度があり、充分に使用に耐えるとのことだった。なぜこうした説明をしたのか、根拠を示してほしい。

⑦本館建て壊しもどうにかなりませんか。歴史的建造物ですよ?Seek peace and pursueですよね。

 ⑧また、本館建て替えをするとすれば、代替の教室設備はどのように整備するのか。

 ⑨残すべき価値ある意匠が少ないと考えられている(2012年キャンパス・マスター・プラン26頁)ことが、新本館の計画を後押ししているのかもしれません。一方で、外観と内部の意匠をシンプルにすることは改築時にヴォーリズによって意図的にされたことでもあり(国際基督教大学歴史調査報告書41頁)、それゆえ本館は今日まで通用する機能・デザインを持ちえたとも言えるのです。そのようなジレンマがある中で、単にモダニズム建築の価値がわかりにくいことによって本館が失われてしまうのだとしたら残念です。

 ⑩新しい教育棟に関して、「一貫した少人数教育、様々な形式の授業、テクノロジーの進歩に対応する教室をデザイン」するとされています(グランド・デザインHP)。現在の本館は、軍の研究所から教育目的の施設へとあまり手を入れずに転用ができるほど合理的な設計でした。それに匹敵するくらい柔軟なプランを出すのは難しいのではないでしょうか。

⑪学業の面からでは、社会人文化学と自然科学の学生間の交流が現状では建物が異なっていることから少なく、相互の学びの対話が実践されていないことから新本館が建設されて教養学部として文理が一体化されることは望ましいと考えている。

 ⑫理学系において、実験系と非実験系が区分けされてないのは安全上問題があるように思える

III. D-kan ①ディッフェンドルファー記念館東棟に関しては、2012年度のキャンパス・マスタープランでは「および日本初の学生会館という要素と耐震上の問題もないので保存活用が望まれます。」p27と書かれているにもかかわらず、キャンパス・グランドデザインでは無くなっているのはなぜしょうか。

 ②D館は平田オリザ氏が初めて講演をした場所でもあります。日本で最初に出来た学生会館だという歴史もあり、壊してしまうのは本当にもったいない。キャンパスグランドデザインの見取り図では、D館部分は空き地になっている。なぜD館をなくすという計画になったのか、詳細な経緯をお聞きしたい。

③リーブ中であまりフォローしていないので、トンチンカンな意見になるかもしれないのですが... 資料(見学会)を見ると、専門家のD館評価はすごく高いのですね。これを壊して新しいのを作る意義は、ないのではないかと感じます。

④新D館の新築とはどういうことなのか? 本プラン内で言われている「新D館」というのは、現状のICU用語からいえば、「新々D館」を別途建てる、ということなのか? 旧D館(東館)はスクラップされるのか? 新D館(西館)は残すのか?? Theaters & Dormitories

①野外劇場・小劇場の話はどこからでてきたのでしょうか?本当に必要なのでしょうか?

②劇場に関しては現在の旧D棟や新D地下では不十分であるという根拠をご提示願いたいです。

④野外劇場は不要ではないか?  維持コストがかかる。現状でも、ICU高校の体育祭にさえ、近隣からの苦情がでている。学生が自由に使える場として設計できるとはとても思えない。廃止 すべきではないか。

⑤一部の学生にしか利益のないものが計画にあるのはいかがなものでしょうか。例えば劇場や、言ってしまえば寮もそうです(全寮制にしたいという大学の意向もわかりますし、完全に出入り自由なら話は別です。現時点で現在の大多数の学生には全くメリットがないので。)少なくともみな同じ学費を払って在籍しているので、財源が学生の学費である限り、すべての学生の使用頻度が高いものを最優先として、その他は学費以外で財源が確保できるなら、ということにすべきではないでしょうか。

またこれ以上学内の土地を開発できないのであれば、なぜこの敷地内の建設のみを考えるのでしょうか。それは学外に土地を購入してまで寮を建設するほど必要性が高いというわけではないということを暗に示しているように思うのですが。

⑥今更ですが、チャペルの横にまるで一般のマンションのような新々寮が建つのはあまりにも不格好だと思うのですが、キャンパス計画には景観の観点はないのでしょうか。礼拝堂エリアはキャンパスの顔となるエリアであるとの説明がありましたが、そうであるならもう少し慎重に計画していただきたかった。

⑦森に囲まれた旧寮をつぶして、デパートのような無機質な新しい寮をたてているのはとてももったいないと感じます。寮の建物の老朽化が問題なのであれば、少し離れた場所にこじんまりした新たな建物を建て、閉寮とともに新たな寮に全員がそのまま移れるようにして、50年にもわたる寮の歴史を残せるようにしていただきたいです。

 Environment & others

①グローバルハウスの南側には縄文時代の遺跡があったはずでそのためにかつてそこに寮を建設する計画が中止に追い込まれているが、遺跡については大丈夫なのか。

②大学をエリア分けすることに関しては、いろいろな位置に様々な用途の建物があることで、すべての人が平等にすべての建物に入りやすい雰囲気ができると思います。

特に、旧寮が教員住宅地と近いことで、ICUが求めていたリベラルアーツ的、教員と近い関係をもって日常に学びの場が生活ができていたように思います。

③教員住宅地をもっと増やして、日々教授の方々と交流が持てる場がこれからもあればと思います。新新2寮のセミナールームではなく、教授本人のお家にお邪魔することで、先生の個性やホスピタリティーを感じることができましたし、就活関係セミナーの少ないICUでも貴重な、自分将来をイメージできる機会でもあったとも思います。

④キャンパスグランドデザインによって森林伐採がされる可能性はどのくらいあるのか。ICUの特徴である森林空間は現状より何パーセント減らされるので すか。具体的な数字をお聞きしたい。

⑤キャンパスグランドデザインには、環境負荷や環境効率は考慮されているのか?

⑥キャンパスグランドデザインが公開した見取り図によると、バカ山(芝生広場)の空間はかなり縮小されるようです。どのくらいまで空間が削られるので しょうか。何パーセントか、具体的な数字をお聞きしたい。

また、導線が広場内に多く作られるようですが、何本くらい導線が入るのでしょうか。梅の木は伐採 されるのでしょうか。

⑦それと、大学HPの説明に「本館前の芝生広場を拡大し、さらに礼拝堂前のロータリースペースを再整備」と書いてあるのですが、「芝生」というのはあまり広げない方が良いのではないかと思います。

イギリスなんかでは、もともと草も日本みたいに生えないので芝生があってもいいでしょうが、日本の風土で芝生にすると、しょっちゅう草刈りをしなくてはなりません。しかも、今の芝刈りの仕方を観察していると、ねじ花が咲いたと思ったら、翌週には一網打尽、といった感じで、あまり植物への愛を感じないんですよね。なるべく雑木林や、いわゆる「雑草」のある空間を残しておいて欲しいものです。

もしどうしても芝生のようなものにしたいのなら、ジャスミンとか、野薔薇とか、色も香りも美しい植物を繁茂させてもらいたいものだと思います。植物の専門家をデザインのスタッフに加えるべきでしょう。

⑧キャンパス内の導線について 1. 学生の自転車の利用形態を全く考慮せずに考案したことが伺える。駐輪場を新本館東側にもっと設けるべきで、なおかつ体育館までの経路を確保して欲しい。

⑨I have spoken with several students who have requested an outdoor basketball court. I think this is a nice suggestion as basketball is a nice opportunity to support coed games on campus where 10 or more people can play at the same time. A half court is also another consideration if space is an obstacle for an outdoor rim and backboard.

⑩キャンパスグランドがキャンパスで新しいハコモノを乱造する前に壊れてしまったら二度と再現することができない泰山荘のいくつかの建物の修繕を速やかに遂行して欲しい。

⑪旧ロータリーも中島飛行機時代からの数少ない現存する遺構だが、これはどのような形で保全されるのかはっきりとして欲しい。

 ⑫新本館前に梅の木が無いと学生が万が一かつてのような学生紛争を起こした時に集結しやすくなるが大丈夫なのか。

III. Process/ Decisionmaking/ Procedures

①どのような手続きやコンペティションを経て、日本設計および隈研吾建築都市設計にCGD策定を依頼することになったのでしょう?

Through what procedures or competition were Nihon Sekkei Inc. and Kuma Kengo Kenchiku Toshi Sekkei (Kuma Kengo and Associates) asked to draw up the CGD?

②今後、どのように学生、教職員、同窓生、寄付者、専門家と情報を共有し、意見をくみ上げていくのでしょう? From now on, how will information be shared and opinions sought from amongst student, faculty and staff, alumni, and donors and experts? I. Until now

①キャンパス・グランド・デザインの推進主体は誰ですか。また、推進主体の最終的な決定権はどなたがもっているのか教えてください。

②どうして「キャンパス・グランド・デザイン」の設計に日本設計及び隈研吾建築都市設計が選出されたのでしょうか。

ICUの理念に共感してくれる人々による開かれたコンペティションによって設計した方が、ICUの理念にも賛同した建物を作ってもらえるのではないでしょうか。どのような経緯で隈研吾氏に依頼 し、どのような考えでのキャンパス設計を依頼したのかを教えていただきたいです。(ICU建学当初の設計者もヴォーリズとレイモンドでコンペティションし たのですから…)

③キャンパス・マスタープランによると「現在のキャンパス・ライフを充実させるために学生や教職員に、アンケート調査やヒアリング調査を実施した結果、以下 のような回答を得ることができました。」p33→アンケートの場合、どのような方法で、どのような規模(人数)などを明らかにするのが原則かと思います が、どのようなアンケート方法でこの回答を得たのでしょうか。

④資料が6月9日(木)にアップされ、意見の〆切が6月14日(火)と1週間もないのはなぜか。いくらなんでも短すぎるのではないか。 CGDの目的において、「「キャンパス・グランド・デザイン」の設計は、日本設計および隈研吾建築都市設計事務所に委託、この設計に大学教職員が参画しま した。」とあるが、なぜ学生の参画機会が設けられなかったのか。

昨年10月初旬にメールにて、教職員限定でキャンパスグランドデザイン計画(案)へのコメント・質問が募集されていたが、簡単な返礼メールが届いたのみ で、コメントに対する返信はひとつも頂いていない。

以下が前回提出したコメント・質問だが、この機会にぜひご回答頂きたい。

 ⑤Change.orgの「ICUのバカ山空間を壊さないで」では卒業生や在校生の声がバカ山だけではなくICUのキャンパスデザインに対して向けられています。これらを読まれたことはありますか。

多くの在学生や卒業生がICUのキャンパス計画に対して、驚き、悲しみ、怒りを書き込んでいます。これらの声を 今後参考にする予定はございますか。

⑥グランド・デザインとは別に、新本館の仕様や発注先を決定するにあたって、どのようなコンペティションが行われたのか、あるいはこれからコンペを行う予定があるのか。

II. From now

①本館建て直しの計画は、どこまでが正式決定なのでしょうか。また今後決定に至る過程を詳細にお知らせしていただきたいと思います。その際、本館の歴史的、 文化史的、建築学的意義や、ICUの卒業生、関係者の意見が反映される仕組みが整えられることが必要だと思いますが、その計画についても公表をお願いした いと思います。

②今後の情報共有はどのように行われていく予定か? 学生の声をヒヤリングする機会は保障されているのか?

 ④また、グランドデザインに関して教職員・卒業生・ 学生の意見を吸い上げ反映してゆく場と手続きに対して、その用意があるか否かを尋ねたい。

⑤キャンパスグランドデザインについてもその必要性について異論があるようですが、同様の説明をお願いしたいと思います。(どこまでが正式決定なのでしょうか。また今後決定に至る過程を詳細にお知らせしていただきたいと思います。)

⑥教職員、同窓会だけでなく、卒業生一般にも開かれた公開説明会を開く予定はあるのでしょうか。

⑦資料の「報告書:国際基督教大学見学報告会」によると、本館に関してもディッフェンドルファー記念館に関しても、「記憶の場」「モダニズム建築としての価 値」「三鷹市にとっても貴重な施設」であると書かれています。このような専門家からの意見はキャンパス・グランドデザインに今後どのように反映され、具体 化されるのかをお聞かせください。

⑧在籍者の視点からですが、キャンパスの大規模デザイン改修、まったく必要ありません。誰がキャンパスの大規模デザイン変更を要求し、推し進めているのですか。

巨額の予算を投じて、必要のない事業を行うのはなぜですか。

隈建築事務所がコンサルタント料を受け取って必要だと言ってい(言わせてもらっている?)るということです。

誰のためになるのか、しっかりと説明をし構成員関係者の合意を得ていただかなければ巨額の大学の基金を使用する正当性がありません。構成員の声に十分耳を傾けていただきたいと思います。

⑨大学が巨額の資金を投じて建て替え工事をする場合、寄付の主体であった団体やOBの了解を取り付けることが重要となるが、どのくらいの措置を行ったのか。

⑩本館をはじめ、D館やN館などの施設建設費用には、財団からの寄付金が含まれています。解体するにあたりこれら大口の寄付者へ説明を行う必要はあると考えますか。理由とともにお答えください。

⑪今後8年間でこれらすべてのプランを実現させるのか? 早急ではないか??

 ⑫寮を含め、巨額の費用をかけた新しい建築物のコストの妥当性やパフォーマンスの妥当性などは、誰が、どのように評価するのでしょうか。その情報は、どのように公開されるのでしょうか。

IV. Costs/Funds ①CGD策定にかかった費用はいくらですか? What was the cost of drawing up the CGD?

②CGD実現のための解体&建設コスト、その後の維持管理コストをいくらと見積もっていますか? What is the estimate of costs for realizing the CGD, including demolition and construction as well as subsequent maintenance and management?

③その財源には何をあてるのでしょう? What will be used to supply the necessary funds?

①キャンパス・グランド・デザイン推進するにあたり、諸施設解体費用と新規着工施設の建設費用等は、現時点でいくらかかると試算していますか。そしてその費用は、どこから拠出する予定でしょうか。お答えください。

②お金はいくら、どの財源から、誰の指示で出るんですか?そのお金で生協の導入、学食の補充、図書館開館時間の延長をして下さい。

③現在、現在進められている建築計及びデザイン案は正式な機関決定がなされているのでしょうか。正式な機関決定がなされいないのであれば、建築計画に関わる これまでの諸費用(設計料、調査費、広報費等々)の支払いに関する合理的根拠について、説明を願いたい。

④資料の「報告書:国際基督教大学見学報告会」によると、本館に関しては戦前の建物は「同じものを作ろうとしてもいまでは相当な費用がかかって、再現できない。」や解体にも相当の費用や工期が必要と想定されています。この点に関してはどのようにお考えでしょうか。

⑤毎年赤字が出ているこの大学で、財源はきちんと用意してあるのか疑問に思います。

⑥勿論、建物の安全性を考えるこ とは大切だと思うが、東京五輪を控え、資材が高騰している今、建築を急ぐ必要があるのかどうか疑問だ。先延ばしすることはできないのか。建築後の維持管理 に係る費用も明確にしてほしい。

⑦なぜ、そもそも建築費が高騰している2020年までに、多くの建物を建てようとしているのでしょうか。この計画によって、基金を取り崩すことはありえるのでしょうか。

⑧屋上庭園は不要ではないか?  そもそも緑豊かなキャンパス内にプラスして、設置にコストのかかる屋上庭園を別途用意する必要があるのか。廃止すべきではないか。

V. Effects

①CGD実現のためのコストに見合った効果は、どこにありますか? Where can we see effects appropriate to the costs of realizing the CGD?

 ②CGD実現によるデメリットはありませんか? Are there no demerits in implementing the CGD?

①国際基督教大学見学会記録によると、D館や本館などは登録有形文化財に登録することも可能との意見が文化庁の職員からあったが、そういったことは積極的に考えているのか。 文化財に指定されれば、昨今の近代建築の再評価の気運のなか、大学にとっても宣伝効果があり、プラスに働くのではないか。逆に、文化庁からの提言があったにも関わらず、今ある建物を壊してしまえば、ICUは歴史や文化を大事にしない、教養を謳っているにも関わらず教養を重んじない大学だと言う悪い評判が立 つことになるのではないか。既にネットでは、「ICU本館取り壊しへ」あれは戦時中の中島飛行機の研究所本館なのだ。屋上に機銃の土台が付いているのだ。 秘密の地下壕があるのだ。ニューヨークを爆撃する富嶽の設計をやっていたのだ。第一級の戦争遺跡なのだ。あの学校の人には価値が判らんのだ」というツイー トが2706リツイートもされています。 母校の評判を下げるようなことだけはしてほしくないです。

②在籍者の視点からですが、キャンパスの大規模デザイン改修、まったく必要ありません。誰がキャンパスの大規模デザイン変更を要求し、推し進めているのですか。巨額の予算を投じて、必要のない事業を行うのはなぜですか。隈建築事務所がコンサルタント料を受け取って必要だと言ってい(言わせてもらっている?)るということです。誰のためになるのか、しっかりと説明をし構成員関係者の合意を得ていただかなければ巨額の大学の基金を使用する正当性がありません。構成員の声に十分耳を傾けていただきたいと思います。 ③キャンパス・グランド・デザインを推進しないと、ICUにはどのようなデメリットがもたらされるのでしょうか。具体的な例や数字を示して、ご説明ください。

VI. Other questions & Comments

①キャンパス・グランド・デザインの影で見えにくくなっている問題ですが、D館東棟(旧D館)のオーディトリアムの天井の補強工事についてです。D館長とし ては、地震の場合を考えて天井の補強工事をする必要があると考えております。建築学の専門家の方より、天井の杉板をそのままにしてその上のスペースで補強 工事をすることが可能であるという見解をいただいており、必要であればその先生からさらにご提案をいただくこともできます。この補強工事についてお考えいただきますことを要望いたします。

 ②キャンパス・グランド・デザインにおけるバリアフリー/ユニバーサルデザインについて、現時点で具体的なプランがありましたら、ご教示いただけますでしょうか。

③バリアフリー対応はどれだけ意識されているのか? 「快適な導線」ということが謳われているが、不要な段差は排除される予定があるのか、点字ブロック敷設の予定はあるのか?

P7の計画図に見られる、バス停から礼拝堂への計画案は、レンガ敷きになっているように見えるが、点字ブロックの敷設予定があるようには見えない。レン ガ敷は苔などで滑りやすくなるが(本部棟前からもわかる)、その対応は考えられているのか。ただのイメージ写真で、実際はレンガ敷にはしないのか。  

P11にみられるアトリウムラウンジ、ラーニングコモンズは階段で構成されているが、点字ブロック敷設、手すりの整備、スロープまたはエレベーターの整 備はきちんと計画されているのか。  

現状の本館は、車椅子ユーザーがひとりでドアを開けて入ることが困難な設計になっているが、最低1箇所以上、自動ドア等で、他者の力を借りずに入館がで きる入り口は計画されているのか。

④トイレのデザインはどうなる予定か? 食堂の1階に設置されているような多目的トイレ(利用者のジェンダー不問、車椅子・オストメイト・授乳・オムツ交換対応)を、新本館ではすべてのフロア に設置して欲しい。

 ⑤グランドデザインの一環に、保育施設への言及が一切ないのはなぜか? 閉園が既に確定しているICU幼児園跡地に関して、言及が一切ないのはなぜか。幼児園跡地を利用しないとしても、学生・教職員ともに使える保育施設を設 ける計画はないのか。 現本館1Fには授乳室が設けられているが、新本館においても継続して設置して欲しい。

⑥ムスリムの祈りの部屋は計画されていないか? アジア圏・非キリスト教圏からの留学生受け入れも多くなっている現在のICUにおいて、ムスリムの祈りの部屋を用意することは必要ではないか?

⑤交流・議論のデザインは、ハコ以外ではどのように考えられているのか? 「学生間の交流を促す」「議論を深め、発表できる」として、ラウンジやコモンスペースの計画が出てきているが、ただの「ハコもの」になりはしないか? CGSには「学内のほかの場所でジェンダー・セクシュアリティについて自由に話すことができない」という学生も多く集っている。スペースをデザインし、用 意することは必要だが、現状のキャンパスにおける人権意識の在り方では、「自由」な議論は望めない。どのように運用していくのか、キャンパス内の人権意識 を向上させていくプランはあるのか?

⑦駐輪場が少ないのではないか? 自転車の導線が限定されすぎてはいないか? 本館から体育館の移動においてでさえ、出欠に厳しいICUの授業体制のなかでは自転車での移動が必要。P.24の動線案では、現状より駐輪場が減ってい るし、自転車の導線がかなり限定されており、ICU生の生活実態に即していないように見える。クアドラングル内は「歩行者のエリアにする」というには広大 すぎるのではないか。

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