あんしん・あんぜんに暮らしたい親子の会
Oct 2, 2019

ご無沙汰しております。いつもご支援ありがとうございます。

本日は3つお知らせがあります。(今回はこれまでで1番長いお知らせかもしれません)

1◆署名10000筆目前! 一次締め切り10月7日

2◆「共同親権・単独親権討論」番組と紹介記事(放送済)

3◆共同親権への不安の声のご紹介

===============

◆ 1 ◆ 「共同親権」について報道が増える中、不安を持つ方も増えたのか、署名数が何と9953筆まで迫りました!!

10000筆まであと少しです!

署名の一次締め切りを10月7日にしたいと思います。

それまでにできる限り多くの方にご賛同頂けるよう、ラストスパートとして皆様に拡散のご協力を是非お願い致します!

Twitter、FacebookやそのほかSNS、ブログ、HPなどで拡散して頂けると本当にありがたいです。

==================

◆ 2 ◆ 9月27日に【「共同親権」導入の是非検討 法務省、研究会立ち上げ】というニュースが発表されました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50279710X20C19A9EA3000/

その前に、9月25日にはネット番組で単独親権派と共同親権派の討論が行われました。

番組での討論の詳細がわかる記事があったのでご紹介します。

民766条改正後にDV被害者であっても面会交流が強引に行われている家庭裁判所での現実なども語られ、とても読み応えがありますので是非ご覧ください。

●『法務省も研究会立ち上げへ!離婚後の親権制度、日本ではどうあるべき?単独親権派と共同親権派が討論』

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190928-00010013-abema-soci&p=1

このネット記事に対して当会の見解・意見を書いたのですが、とても長くなってしまったので、一番最後に掲載したいと思います。興味のある方は読んで頂けると嬉しいです。

※「離婚によって親権を失う(非親権者になる)と親子の縁が切れる・他人になってしまう」と誤解されている方が多いようなので、ここでそれは誤りであるとお伝えしておきます。親権を失っても法的親子関係は解消されません!

※この討論番組や記事に当会は無関係です

もう1つ、「法務省が研究会発足」のニュースをご覧になった弁護士さんが共同親権について批判的な立場からブログを書いて下さっています。

面会交流原則実施論や、「共同親権なら目黒の虐待死事件は防げたのか」という視点で書かれていますので、是非ご覧ください。

●『離婚後の共同親権の導入検討は危険な動き 子の福祉も害されかねない 離婚後の理想のために共同親権を押し付けるのは本末転倒』

http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-4205.html

=============

◆ 3 ◆ 共同親権へのご意見・体験談のご紹介

匿名で体験談を頂いたのでご紹介します。

『 離婚後、養育費と面会の取り決めをしましたが、遂行されたのは最初の2〜3回で、支払いも遅れたり、面会の約束(アルコールを飲まない(アルコール依存症だった)、車を運転しない(事故を起こしたことがある)、門限21時など)を守らなかったり、水分補給や食事をきちんと取らせなかったり、競馬場に連れて行ったり、財布を失くすなど、こちらの想像の斜め上を行くような不適切な行動ばかりで気が気でありませんでした。

養育費が止まり、他にも、私の資産の名義をこっそり書き換えていたのと、私の親族、認知症の始まった祖母に、まだ離婚していないように見せかけてお金を無心していたのが発覚したことを機に、面会もやめることにしました。

元夫は、数々の不正を指摘されると返事がなくなりましたが、しばらくすると何事もなかったかのように子供に会わせることを要求し、家に押しかけてきたり、誕生日やクリスマスにはプレゼントを勝手にドアノブにかけていきました。

養育費を払わず、搾取したお金でプレゼントなんて到底受け入れられません。

警察に相談しても、身体的な暴力や怒鳴るなどのモラハラとは違い、「極度にだらしなく不誠実で危機管理能力がなく、家族に危険を及ぼす」という恐怖と実害はなかなかわかってもらえませんでした。

でも、あの人と一緒にいると本当に命の危険があるのです。

寝ている時にボヤを起こされたり、子供と一緒にお風呂に入ったものの、湯船の中で寝ていて、子供が溺れそうになっていたこともありました。子供に間違った薬を飲ませようとしたこともあります。どれも間一髪で私が助けました。

信じられないことに、ギャン泣きしている子供が目の前にいるのに平気で寝ているんです。外でもです。通行人に笑われたり、心配されたことも何度もあります。「旦那さん疲れてるんじゃない?奥さんが頑張らないと」となぜか私が責められることもありました。私の方がよっぽど寝てないし働いています。

二人いれば本来は二馬力になるはずなのに、ろくに家事や育児に参加しないどころか、こちらの足を引っ張り命に関わるミスを平気でし、反省もない。何をしでかすかわからないので、私は家のことや子育てをやりつつも常に夫の行動を予測したり見張ったり、異変がないか全方位に神経を研ぎ澄ませていなければならず、それでも想像もつかないことや裏切りがたびたび起きて疲れ切り、極限状況でした。振り返ってもあの頃をよく生き延びられたと思います。

絶縁宣言をしてから、夫との接触を避けてほぼ引きこもって過ごし、半年後にやっと引っ越すことができたので同時に住民票の閲覧を制限し、今に至ります。

今の生活はものすごく楽で幸せです。養育費がないのも一人で全部やることも、以前の地獄に比べたらなんでもないです。

子供は、ほとんど記憶がありません。

知人伝いの噂によると、元夫は、自分の都合の悪いことは言わず、私が連れ去ったと主張しているようです。養育費も払うつもりでいると。

口がうまいので周りは信じてしまっていて、私が鬼のように思われていますが、もういいです。好きに言いふらせばいい。関わりたくありません。疲れました。養育費と引き換えに命を脅かされたくないです。

共同親権になってもDVの場合は別だから大丈夫、などと言ってる推進派の人達がいますが、私のようなケースはDVと認められるのでしょうか。警察に相談しても難しいと言われたし、相談員の方には、協力しあって…などと全然話が通じませんでした。

裁判で戦う余裕もありません。

そもそもどうして離婚に至り、どうして逃げなければならなかったのかを推進派の人達は想像して欲しいです。

協力的で誠実な人だったら、逃げるメリットなんてないです。

以前の住処も人間関係も捨てて、子供だけでも守らなければならなかった、致し方ない理由があるのです。

多くは望みません。子供達とこの穏やかな暮らしをどうか続けさせてください。お願いします。』 

・・・このような状況で、この夫と子供を育てることは、本当に大変だっただろう・お辛かっただろうと思います。

このように、身体的DVがなくても共同養育が困難というケースは少なくないと思うのですが、共同親権例外事由となるのはDV・虐待だけで良いのでしょうか?

また、この夫も「妻が子供を連れ去った」と吹聴しているそうですが、これは「連れ去り」なのでしょうか?

「子どもの最善の福祉」とは何か、理想論ではなく現実問題としてしっかり議論して頂けるようこのご意見も陳情の際に議員さんにお伝えしたいと思います。

(体験談を寄せて下さった方々、本当にありがとうございます。)

==============

◆ 最後 ◆ ネット討論番組について、当会の意見・訂正・補足

再)討論番組の内容を書き起こした記事はこちら↓

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190928-00010013-abema-soci&p=1

(当会の意見を個条書きにします)

・まず、番組の予告で、親権とは『親である権利』と紹介していましたが、間違いです。
また、以前には「(離婚後)親権のない親は戸籍上の他人となる」と誤って報道した新聞記事もありました。

親権は「親である権利」ではありません。親権を失っても法的親子関係は切れず、戸籍上の父母欄に変更は生じませんし、親子の扶養義務・相続権は残ります。「単独親権のままだと、離婚後に親子断絶が起きる」「単独親権制度は親から子供を奪う」という論調は不適切です。

「親権を失うと子供に会えなくなる」と勘違いするようなナレーションがありましたが、面会交流等は父母の協議によって定めることとされています。単独親権の今でも離婚後に母子家庭の3割、父子家庭の4割が継続的に面会交流・共同養育を行えています。

・「北朝鮮とトルコ以外の先進国はどこも共同親権」とフリップが紹介されていましたが、共同親権制度の在り方は様々です.

親権を「『親である』という親の自然権」とする国や「親の権利ではなく、子供に対する親としての養育義務(親責任parental responsibility)」と呼び方を変えた国もあります。共同親権を持つ家族の割合は、国によって3割程度~9割強とかなり幅があります。

日本の親権とは英語でcustodyと訳されることが多いようですが、custodyは監護とも訳されます。今の日本でも共同養育・共同監護は禁止されていません。

番組で言うと、共同親権派の方達は「親としての権利」としての親権について語り、単独親権派の方達は「日本の民法上の親権(財産管理権・
身上監護権・居所指定権など)」の話をしており、議論が一部かみ合っていなかった印象を受けました。

・親権停止・喪失手続について→今、ちょうど目黒の虐待死事件の両親の裁判が行われていますが、このケースでも父親は二度逮捕されたにも関わらず不起訴となっています。また、児童相談所が虐待を発見していたにも関わらず、親権停止・喪失手続も取られていません。

児童虐待相談件数年間13万件、虐待死件数は年間350件とも言われます。そして日本の親権停止/喪失認容件数はそれぞれ年間67件/28件です(平成29年)

今でさえ赤信号がでている家庭への介入や親権停止・喪失判断を児童相談所や警察が躊躇っているのに、この上「共同親権」となってしまったら、児童相談所も家庭裁判所は「両親に育てられることが子供の最善の利益」という考えのもと「親子の再統合」を目指すことになり、今以上に親権停止・喪失判断や一時保護や親子分離の判断が難しくなるのではないでしょうか。

(共同親権制度の外国では親子の無理な再統合を目指した結果子供の虐待死事件が相次ぎ、アメリカやオーストラリアのように「面会交流・親権判断の際は子供の安全を最優先とする」とルール変更した国もあります。)

「原則共同親権で+親権停止・喪失手続き」で適切な親権制限運用が本当に可能でしょうか。

・「DVを理由に母子家庭が面会交流を行なっていないのはたった1.2%」→同データで、●面会交流を行うと子供が心身不安定になる3.7% ●子供が別居親に会いたがらない9.8% ●別居親が子に会いたがらない13.5%です。(約半数が理由不詳なので、そこは調査が必要ですが)

・番組内で「連れ去り」という言葉がありましたが、今はDV虐待等の理由問わず「他方親の同意なき子連れ別居すべてが「連れ去り」と表現されて議論が行われているので注意が必要です。海外のように加害者を住まいから強制退去させる制度がないために、被害者が子連れで住み慣れた住まいを捨てでも逃げないといけないのです。

苦渋の決断をした被害者を、これ以上苦しめないで下さい。

※日本のDV・虐待防止法は30年は遅れています。まず、DVと虐待は「ファミリーバイオレンス」という同根の問題として対策を取る国も多くあります。(逆に、やはり別問題だとして「DVは共同親権・面会交流判断に考慮されない」国もありますが)

例えばフランスも共同親権の国ですが、精神的DVも犯罪とされ、保護命令の対象です。DVは通常の暴行・傷害事件よりも刑期も重く扱われます。それでもフランス国内でDV殺人が深刻な問題となり、「保護命令が出れば有罪となっていなくても加害者にGPS装着」「別居している子どもの父親が元妻らを暴行したり脅したりしている場合、父親の面会交流権を差し止める権限を家庭裁判所に与える」「シェルター1000カ所増設」などの新たなDV対策法案が提出されているそうです。

・「両親の合意がある場合は選択的共同親権は認めても良いのではないか」→番組内でも指摘があったように、選択的としてもしぶしぶ・あるいは追い込まれて共同親権に合意してしまう親がいることは想定しておく必要があります。ドイツでは、共同親権の合意が真摯な合意によるものなのか、それとも離婚を急いだり脅迫があったり形式的な合意なのか、家庭裁判所が見抜かないといけないという議論があるそうです。

・「単独親権だとDV加害者が子を連れ去り親権者になっているケースもある」→「DVは親子関係に影響しない」と今の家裁でDVの危険性が過小評価されている証左です。そのような被害者を救うためにも、私達は、共同親権の前にDV虐待防止法や支援制度の拡充を求めています。

==========================

長くなりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。

Copy link
WhatsApp
Facebook
Nextdoor
Email
X