
いつもご支援ありがとうございます。(現在賛同者数9223名)
既にご存じかもしれませんが、先月、『離婚後も父母双方が「共同親権」導入 時間かけ検討へ 法務省』というニュースがありました。
法務省はアメリカやフランスなど欧米を中心とした24か国を対象に、親権制度の仕組みや運用の状況などの調査を進めており、7月末の調査結果をもとに共同親権の導入の是非を検討していくそうです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190519/k10011921131000.html
国会の法務委員会でも共同親権について質疑が繰り返されていましたが、その中でDV・虐待被害者対策が具体的に語られることはありませんでした。
ツイッター上で皆様の体験談やご意見を改めて募集したのですが、個人特定を恐れて公開NGというメッセージも複数頂きました。詳しい内容は書けないのですが、面会交流でかなり問題が起きていることがわかりました。
共同親権導入の是非の前に、安心・安全な面会交流実施のためのルール作りも必須だと痛感しました。これからも陳情活動を続けて行きます。
今回は、頂いた体験談の中から、公開のご了承を頂いたものを4つ紹介します(すべて原文です)
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◆体験談①:住所秘匿中の面会交流
昨年12月に離婚したシングルマザーです。
子供と私は暴力により、支援措置を受けており、住所は秘匿になっております。
婚姻時私に対しての暴力で元夫は二度と逮捕されましたが、二度とも、被害届を取り下げてしまい、起訴はされておりません。
子供を、抱いている私に向かい、大きなゆりかごを投げつけてきたり、子供がつかまり立ちになりテレビにくっついてテレビを見ていたら、「ちけーんだよ」と言って、何度も物を投げつけたり、冬でも扁平足になるという持論の元、靴下を子供に履かせてくれなかったり、面会の時には動物園で子供をクマの柵の中に入れたり、子供の尻を何十回も蹴飛ばし転ぶ子供を見てケラケラ笑たり、
別居中も突然婚姻費用が払われなくなったり
書ききれませんが、様々な虐待をしてきたにも関わらず、虐待をした事など一度もないと、一度面会交流ができなかっただけで、慰謝料を請求する。法的手段に移行するという書面が代理人を通じて私の弁護士の元にファックスを送ってきました。
子供の通う保育園にも事情を説明して、行事には参加を認めない書面を作成していただいたのですが、元夫の代理人からの書面には支援措置は正当な理由でない。というような文言さえ入っておりました。
私自身もDVにあってから、適応障害になり、毎回元夫から、メールが来るたび手が震えたり眠れず仕事に行く気力さえなくしてしまう事もあります。
こういった中でも面会をしなくてはならない。毎月毎月ビクビクして生きていかなければならない。
こういった面会は子供にとってもいい影響は与えないと思います。
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◆体験談②:面前DVの影響(兄弟みんな摂食障害に)
私は面前DVの被害者です。
私は37歳の女性で、都内で一人暮らしをしております。結婚はしていません。職業は精神保健福祉士です。
兄弟はは妹(35)と弟(34)がおりますが、二人とも独身です(妹はバツイチ、弟に至っては童貞と思われる)。
幼い頃から、両親が殴り合いをするのを見て育ってきました。仲裁するのはいつも私でした。家の中は常に緊張状態で、私はいつのまにか空気を読みすぎるようになっていました。
その反面、私は非常に暴力的でもありました。同級生より頭ひとつ分大きかった私は、その体格を活かして(?)、同級生に暴力をふるって言うことを聞かせていました。
この暴力的な性格、行動は、中学に上がる前に自力で矯正しましたが、口達者で手が早いのは今も変わりません。
妹はおとなしかったですが、結婚相手はモラハラ男で、結婚後2年半ほどで離婚してしまいました。
弟は幼い頃からADHDの傾向が強く、祖父母から溺愛されて育ったため我慢がきかず、学校でも孤立していました。今も友人と呼べる人はほとんどいないようです。
3人に共通していることは、3人とも摂食障害の傾向があるということです。私は15歳からバリバリの摂食障害ですが(最近ようやく小康状態に)、妹は拒食傾向に、弟は極度の過食で糖尿病になってしましました。
私はそんな両親を見ていたので、夫婦というものは結婚して子どもが出来て10年も経つと仲が冷えるもので、それでも続いている夫婦はみんな仮面夫婦で、夫は妻に暴力を振るうものだと、中学生ぐらいまで信じていました。
結局両親は私が中学3年の時に正式に離婚しました。
私は中学生の頃、そこそこ成績が良かったし、それなりの努力をすれば点数が取れていた生徒だったのですが、両親の離婚を聞いた瞬間、「ああ、私の努力はなんだったんだ」とがっくりしたことを覚えています。私さえ頑張ればどうにかできると信じていたのです。
両親は、お互いのことで頭がいっぱいだったのでしょう。子どものことはほぼノータッチに近い状態でした。「お姉ちゃんはほっといても出来るから」とほぼほっとらかしでした。
私の家はどう考えても安全な場所ではありませんでした。家庭の外に出たら、いろんな人がいて、私は嫌われることが多かったので、自己肯定感はかなり低かったと思います。いつも「私はここにいてはいけない」という思いに駆られていました。この自己肯定感低さの影響でしょうか、私はいつもモラハラ含むロクでもない男に引っかかりました。
私は今後も結婚を選択することはないと思います。子どもを持つこともないと思います。悪しき連鎖は私で止めようと思っています。
家庭内のことはなかなか可視化しにくいです。ごまかそうと思えばごまかすことはいくらでもできます。まして面前DVのような心理的虐待は体に傷が残るわけではないので周りも気づきにくいです。面前DVも虐待のひとつであることを認知されていってほしいと思います。
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◆体験談③:成人してからも残る毒親体験の記憶
(1)小学校高学年のころ、弟と外で遊んで帰ってきた時に、服が汚れていたため、母が怒り、私と弟を全裸にさせて体育座りさせ、長時間にわたって強く叱責し続けたこと
(2)5歳くらいのとき、家から歩いて大人の足で5分くらいのところにあるパン屋さんに買物に行かされた。45円の小銭を財布に入れるわけでもなくそのまま持たされ、歩いている間に一枚のコインをなくしたので、家に帰ったら、母がひどく怒り、雨の降る夕方に、一人で探しに行かされた。舗装もされていない狭い砂利道で、うっそうとした林もあり、とても怖かった。
(3)女は家事ができないといけないということで、家事を手伝っていたが、何をやっても「やり方が違う」「そんなやり方じゃ恥ずかしい」と言われ続けた。
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◆体験談④:DVの被害届不受理と警察の理不尽な対応
DV被害に関する記録を共有します。私は仕事関係で出会った彼と交際2年のうち、交際1年が過ぎた2016年の冬から2017年の冬までの1年間、度重なる暴力を受けてきました。
当時、結婚はしてませんでしたが、彼が私の家に転がり込んできた形で同棲していました。
喧嘩をするたびに殴る、掴む、物を投げるが繰り返され、日を追うごとに暴力はエスカレートしていきました。
顔や腕をものすごい力で掴んだり、壁に押し付けたりするので身体中にあざができ、泣き叫ぶ日々でした。
親や義母に相談し、裸足で逃げたり死を試みたこともありますが、典型的なDVと共依存で泣いて謝られると離れることができませんでした。
警察署に相談ができたのは破局して半年後でした。破局後すぐは思い出すことも辛く、精神科に通っていたこと、またどうせ警察は助けてくれないと思ってたので、なかなか踏み出せませんでした。
ただ、仕事でどうしても偶然会うことがあり、怖いので思い立って、警察へ行き、アザの写真や当時の記録を見せましたが、診断書がないこと、また現行犯でないことから被害届は受理されませんでした。
警察署が彼を任意で呼び出して説教ならできるとのことでしたが、変に行動すると逆恨みが怖かったので遠慮しました。
そして、私も彼も経営者でしたので、私は転職は難しく、勤務地を変えることを勧められました。
なぜ被害者の私が勤務地を変えなければならないのか理解できませんでした。
やはり警察は助けてくれませんでした。
さらにその後、私が匿名アカウントでDV被害のつらさをツイッターに書いていたところ、DV加害者の彼がそれを見つけて、嫌がらせだとして警察の生活相談課みたいなところに行かれて、警察から犯罪だから消去しろと言われました…
たまたま、同じ警察署にDV被害の相談をしていたのですが、彼には言ってなかったので彼は冤罪だと訴えたようです。それでも、誹謗中傷は犯罪だと、DV被害に関しては警察は相談しても何もしてくれなかったのに、この件に関しては犯罪だと、二度と彼には近づくなと誓約書を書かされました。なぜ、暴力に関しては何もしてくれなかったのに、私のツイッターでの発言は取り調べを受けるのでしょうか。
結果、私は何を発することもできず、ただDVの過去を引きずるばかりです。
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共同親権を積極的に推進している方々は
「本当にDV・虐待があったなら警察や児相に通報すればいい」
「DVは夫婦間の問題で、子供には関係ない」と主張されていますが、
これらの体験談を読むと、それらが間違っており、
・DV・虐待があっても、住所秘匿中でも、面会交流に応じろと元加害者やその代理人弁護士に圧力をかけられる
・面前DVの影響は決して小さくなく、間接的な暴力でも子供の心に大きな傷を残し、成人してからも癒えない傷もある
・DVの証拠があっても警察で取り合ってもらえない
このようなことが現在進行形で起きているのだとわかります。
また、3月20日には、東京家庭裁判所で、離婚調停に訪れた妻を夫が刺殺する事件がありました。
夫は米国籍で、昨年9月以降「妻と息子が姿を消した」「息子は誘拐された」「妻を見つけるために友人、妻の同僚や家族、米国務省と協力している。情報があったら欲しい」などとSNSに投稿していたそうです。(妻は別居前に警視庁に「夫が精神的に不安定」と相談)
『東京家裁殺人事件 逮捕の夫がSNSで不可解な投稿』https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201903210000837.html
今期の国会で共同親権に関する議論で一番強調された言葉は「連れ去り」ですが、今回匿名でメッセージを頂いた方の中には、元夫に「誘拐だ・連れ去りだ」と言われ刑事告訴すると脅されているという方も複数いらっしゃいました。 いわゆる虚偽DV(捏造DV・でっちあげDV)が皆無だとは言いませんが、加害者に自覚がなく、被害者を逆恨みしているケースも多いようです。(「妻へのDVは認めるが、子供への暴力はないので妻は子供を自分に会わせるべき」「DV・虐待もあったが、面会交流拒否・親子断絶は不当である」「DVモラハラは(証拠不十分で)裁判所で認められなかった。自分は無実である」という主張です)
複雑を極める問題ですが、DV虐待へのさらなる理解を広めていくことも必要だと痛感しています。
これからもご支援よろしくお願い致します。
※体験談をお寄せ下さった皆様、公開が遅れてしまい大変申し訳ありませんでした。非公開のものに関しては、議員さんへの直接陳情でしっかりお伝えしています。本当にありがとうございました。