Jan 5, 2021

賛同者の皆様、署名簿に添付する「嘆願書」の原稿を作成しました。皆さんのご意見を伺いながら添削を重ね、署名締め切りの1月14日までに完成させたいと思います。ぜひ、ご一読ください。忌憚のないご意見を下の意見交換の欄にお寄せください。よろしくお願いいたします。

警察庁 長官

松本 光弘 殿

「落とし物検索システム」の改革を求める嘆願書

~より多くの迷子ペットの帰宅を願って~

 日本は今やペット大国と呼ばれるようになりました。それに伴い、迷子になるペットも増えています。現在の日本の法律では、迷子のペットは「遺失物法」に則り警察署が担当する「落とし物」扱いとなり、保護され拾得物として届け出された場合は、都道府県ごとの「落とし物検索サイト」に載せられています。しかしながら、実際は「物」ではなく「生き物」であることから、以下のような深刻な問題が起きています。

【迷子ペットが「落とし物」として扱われることの問題点】

(1)そもそも、迷子ペットを「落とし物」として警察署に遺失届け拾得届けする必要があることは周知されていない。そのため、保護後も帰宅できないペットが多い。

(2)迷子ペットが、都道府県を超えて移動した先で保護された場合、現在のような都道府県別の落とし物検索システムでは遺失届けとのマッチングが困難であるため、帰宅できないままとなるリスクが高まる。

 (3)警察署遺失物担当者の迷子ペットに対する認識の違いによって「拾得届け」と「遺失  届け」のマッチングの仕方に差がある。都道府県別データベースのため隣接都道府県 のデータまで見たり見なかったり、過去にさかのぼってデータを見たり見なかったりなど保護情報の検索範囲にばらつきがあることから、飼い主への保護情報の連絡に漏れが生じることが多い。

 (4)遺失者(飼い主)が検索システムを利用して広域に調べようとしても、 システムによっては、遺失場所別や細かい地域区分別に検索が必要であったり、動物の種別仕分けが大雑把であったりして、使いづらく、労多くして検出できないという状況にある。

 (5)拾得者(ペットの保護主)または警察署会計課(遺失物係)に、拾得後(保護後)のペットの飼育や病院通いという精神的にも経済的にも多大な負担が生じている。

 (6)拾得届け(迷子ペット保護)から検索システムへの掲載まで数日かかっていることが多く、飼い主とのマッチングも遅れ、その間、適切な飼育が受けられずにペットが死亡するケースが生じている。

 (7)(5)(6)の問題を避けるために、特に迷子ペットの多い大都市圏において、拾得届けから2週間経過後は譲渡処分に移行することが多く、飼い主の捜索が及ばないうちに帰宅できなくなるケースが数多く生じている。

【「落とし物検索システム」の改革を求む】

このような諸問題を生まないためには、迅速により多くの迷子ペットの帰宅可能にしなければなりません。そのためには「落とし物検索システム」を以下のように改革することが肝要と考え、強く要望いたします。

 ①都道府県別に運営されている落とし物検索システムを一元化し、全国共有データベースの検索システムへと刷新してください。

②①の新システムは、以下の項目を備えたシステムであるよう要望します。

(ア)警察署専用システムではなく全国民がアクセスできるシステムとし、投稿(遺失届け・拾得届け)並びに、検索(目的の遺失物と拾得物の検索結果を全国の範囲で出すこと)ができるもの

 (イ)届け出の際のデータ入力では、日時場所などはもちろん、ペットの種別、色、画像などが入力でき、検索では、平易な操作で手順少なく検索結果が得られるもの

 (ウ)該当のペットを検出した際に、面会の申請ができるもの

(エ)データの内容が更新した際は入力を必須と規定するもの

  〔内容更新の例〕

 遺失者が判明し解決済み、○○センターに譲渡処分、

 届け出受領後死亡、拾得物保管期間3か月が経過し

 拾得者に所有権移行済み など

(オ)対応が終了した件のデータもアーカイブ領域に保存する機能を備えたもの  

 昨年12月の警察庁の発表によると、全国共有のデータベースによる落とし物の検索システムを2022年度中に開発し、順次26年度末までに導入するそうですが、そのシステムを操作するのは警察署員とのことです。この嘆願書で求めているのは、国民が利用者となる新検索システムの実現です。ペットを捜索する飼い主が検索すれば警察署の仕事も減るわけで、警察署の働き方改革にもつながると思われます。

また、ペット大国になりながら、動物愛護、動物福祉の精神に基づいた社会システムの構築は全く追い付いていない現状にあって、コロナ禍のもと、ペットの需要は増す傾向にあり、迷子ペット対策は待ったなしの状況です。したがって、2026年度末ではなく、1年でも2年でも前倒しに新システムが導入されることを強く求めます。政府主導でデジタル社会推進が強く打ち出されている今こそ、一日も早く、真に人を尊重し動物を愛護する画期的な公的サービスシステムとなる「落とし物検索システム」を作ってください。

よろしくお願いいたします。

2021年(令和3年)1月20日

代表者住所:福岡県北九州市小倉南区

代表者氏名:黒﨑るみ

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