特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター(JVC)Japan
Mar 6, 2018
こんにちは。前回の投稿では、外務省から渡辺さんの所属するJVCへのメールの内容を一部ご紹介しました。そこで明らかになった、渡辺さんのビザについての駐日モザンビーク大使の発言内容。今回の入国拒否が、「モザンビークでの日本のODA事業・プロサバンナ (http://bit.ly/1VM0Rm0) に絡む、渡辺さんの活動(現地の小農や市民社会組織との共同提言や現地調査)が問題とされている」と結論づけざるを得ない状況であることが分かりました。 2017年に約7,000件あったビザ申請のうち、発給されていないのは渡辺さんだけだということも分かりました。 (詳細はこちらから:http://bit.ly/2G5aG9Y) これを受けて、2月7日に、国際協力局長と渡辺さん所属のNGO・JVC(日本国際ボランティアセンター)の谷山代表の面会が実現しましたので、その結果をお知らせします。 当日、JVC谷山代表から、次のような問題提起がなされました。その上で、外務省の見解を受けて改めて具体的な対応を求めました。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 1:ビザ問題はモザンビークでプロサバンナに反対の声をあげる農民の人権と安全に関わる問題。ビザを拒否され続けている現状は、これまで一緒に活動をしてきた現地農民、特にODA実施主体のJICAに異議申立を行った農民への抑圧が激しくなることを意味する。 2:JVC及び協働NGOは現地農民の声や現地調査で明らかになった事実を訴え続けてきた。 3:それにも関わらず現地状況は悪化、2017年4月、現地住民(農民ら)11名により、プロサバンナ事業がJICA環境社会配慮ガイドラインに違反するとして、 異議申し立てが提出され、事業が中断されるに至った。 4:そんな中で2017年8月、渡辺さんの「ビザ拒否問題」が起こった。 5:これらの経緯やこれまでのやりとりをふまえると、ビザの発給拒否がプロサバンナの問題であるとは明らかである。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 外務省国際協力局長は、これらを受け、「ODAのモニタリング(調査など)は援助国である日本のNGOの正当な役割である」という前提に賛同される発言をされました。これは大変重要なことであったと思います。 他方、同局長は「渡辺さんと駐日モザンビーク大使との面会を勧める」との立場の発言を繰り返しました。前回ご紹介したメール(http://bit.ly/2G5aG9Y) でも、駐日モザンビーク大使が渡辺さんに面会を求めていることは分かっていましたが、改めてそれを強調されたことになります。現地農民への人権侵害の当事者であるモザンビーク政府担当者に会う以前に、事業主体である外務省が当事者として対応するべき外交問題であるというのが、渡辺さんの所属するJVCの立場です。JVC谷山代表からは「局長には現場で起こっている人権侵害の事実を踏まえた判断をしてもらいたい」と要望して面会は終わりました。 大きな進展はありませんでしたが、外務省はモザンビーク政府への働きかけの努力を続けること、また現在駐日モザンビーク大使への「働きかけ」を行っている担当者のレベルを上げてもいいと言ってくれたそう。今回の面会が物別れには終わらなかったといえるのではないでしょうか。 現在、2013年からプロサバンナ事業の問題に共に取り組んできた参議院議員の石橋通宏議員からご連絡をいただき、連携を進めています。また動きがありましたら、ここで報告いたします。 ところで渡辺さん、モザンビークとともに長年携わる南アフリカに滞在されています。渡辺さんの所属するJVCのHPブログで、元気なお姿を見ることができます! 【南アフリカ出張記①】ただいま年次計画会議中! http://bit.ly/2ti0n0X 現地の食事情、「自分で食べものをつくること」の大切さについての記事も素敵でした。 【南アフリカ出張記②】南アフリカのご飯 http://bit.ly/2FkGEz6 はやくモザンビークにも戻ることができますように・・・!引き続きのサポート、よろしくお願いいたします。 今日の写真は、渡辺さんが撮影されたモザンビーク北部の小農の畑です。
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