
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター(JVC)Япония

6 февр. 2018 г.
こんばんは。前回の更新では、12月のODA政策協議会における「渡辺さんのビザの件」に関する議論について報告しました。まだの方はこちらから:http://bit.ly/2DOi1hD
渡辺さんが8月のTICADに続き10月に申請した二度目のビザも結局、「審査中」とされて発給されていませんが・・・今日までの間、外務省と駐日モザンビーク大使との間でいくつかのやりとりが行われていました。以下、その結果として、12月末に外務省から渡辺さんの所属するJVCに届けられたメッセージを抜粋します。()内は補足です。
※少し長いですが、引用下に、解説?を載せているので最後まで読んでみてください。
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【外務省⇒JVCメール抜粋】
同大使(駐日モザンビーク大使)は,査証の早期発給を求める当方(外務省)からのメッセージを然るべく受け止め,本国(モザンビーク)にも繋ぐ等協力的です。他方,未だ(ビザ)発給には至っておらず,単なる手続き的な遅延ではなく,何らかの行為・行動が問題視されているものと考える旨述べ,(同大使から)ポイント以下のような説明がありました。
(1)2017年中に日本人に対する査証発給件数は約7000件に上るが,査証発給拒否事案は渡辺氏のみである。10月の再度の査証申請に対しても,未だ本国より指示はなく,理由は自分にも分からない。
(2)モザンビーク政府が日本の市民社会や特定NGOを拒否しているわけではなく,一個人のみが問題となっている。TICADへの市民社会の参加云々やNGOの取組等の大きな話とは全く関係ない。モザンビーク政府はTICADプロセスや市民社会の重要性を全く否定するものではないし,だからこそ8月に閣僚会合をホストし,日本を含む様々な国より多くのNGOが参加した。
(3)現地調査のため10回以上モザンビークを訪問した実績があると言われても,どこで何を目的に何の調査しているのか。プロサバンナ関係でも他の案件であっても構わない。モザンビーク政府に問題があると考えるのであれば,その指摘でも構わない。言いたいことは特命全権大使である自分に伝えてほしい。入国する必要があるのであれば,その理由をしっかり説明してほしい。
(4)査証が未だ発給されていない現状において,当事者がこちらに直接話に来てくれないと,自分としても如何ともし難い。「同人には問題がない」等,本国の入国管理当局が納得し得る材料がなければ協力したくても協力のしようがない。
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なんと!!2017年に約7,000件あったビザ申請のうち、発給されていないのは渡辺さんだけだそうです。やはり異常事態であることは間違いないですね。また、「日本の市民社会や特定NGOが拒否されているわけではなく、渡辺さん一個人のみが問題になっている」とのこと。渡辺さんは「一個人」としてモザンビークに行ったことは一度もなく、いつも日本の複数のNGOから派遣されての渡航でした。(TICADの市民社会代表団メンバーとして登録されているぐらいです・・・)
そして、「どこで何を目的に何の調査しているのか」とのメッセージ。ビザというのは申請に必要な要件・手続きが定められているもので、渡辺さんはそれに沿って申請を続けているだけですが、それ以上のことが求められているようです。「当事者が直に入国目的などを説明」という要請まで来ています。この時点で、最初(8月)のビザ拒否時点での「本国の司法当局の判断(で大使は如何ともしがたい)」との矛盾も感じるのですが・・。
この外務省からのメールを踏まえると、渡辺さんの過去の渡航がすべて日本のODA事業のプロサバンナ事業 (http://bit.ly/1VM0Rm0) に絡む提言活動や現地調査であったことから、やはりこれまでの活動が問題とされたと結論づけざるを得ません。
プロサバンナ事業には、日本に住む私達の税金が使われています。この5年ですでに20億円を超える額になっています。渡辺さんは、それが適切に使われているかどうか、特に、現地の人に悪影響を与えていないかどうかをモニタリングしてきました。これは市民、NGOの立場として現地調査を通じて行っているだけであり、しかもその内容はこれまですべて公開し、報告してきています。もしもこれらの活動が入国のネックになっているとすれば、そんなことがあって良いのでしょうか。
現在、この駐日モザンビーク大使のご発言について、外務省としての公式見解を求めていますが、現時点で回答はいただいておりません。でも、外務省・国際協力局の局長が、渡辺さんの所属するJVCの代表に、「この件で必ず面会する」と約束をしてくれているそうです。この面会の結果は、来週にはご報告できると思います。少しは前に進むものと期待したいです。
こうしている間にも、現地モザンビークの皆さんのことが気がかりです。本来であれば渡辺さんが参加し、発表をするはずだったプロサバンナ関連の会議にも、参加できない状況がもうずっと続いているのです。そして、現地からは異議の声を置き去りに事業がどんどん進められているとの情報も寄せられています。
ますます懸念される事態になっているこの問題。引き続き、この投稿のシェアなどで情報拡散をしていただけると助かります!果たしてビザは出るのでしょうか。
写真は10月18日、外務省に署名を渡しに行った時のもの。写真右端が本件ご対応いただいている外務省アフリカ部・地域調整官の望月様、その隣が国際協力局・審議官の牛尾様です。
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