Apr 25, 2025

                                              2025年4月25日
 
逗子米兵傷害事件損害賠償訴訟横浜地裁令和7年4月25日のご報告
          被害者4名弁護団 弁護士 呉東 正彦
          電話046ー827ー2713
 
 令和4年7月9日夜、逗子海岸で発生した米兵による4名の被害者に対する連続傷害事件についての、被告クリーガー・ダニエル氏に対する損害賠償請求訴訟について、本日横浜地方裁判所は、被告に対し、
 被害者A(女性)に 973万9094円
 被害者B(男性)に 569万2649円
 被害者C(男性)に  55万0980円
 被害者D(女性)に  48万5230円
の支払いを命ずる判決を言い渡しました。
 
 本件被害の重大性、悪質性に鑑みて、被告の飲酒酩酊等のため故意も責任能力がないとの主張を排斥し、合計1646万7953円(請求金額の76%)の損害を認めたことは大きな成果であると評価できます。
 皆様から頂いた迅速公正な救済判決を求める裁判所宛署名4786筆の提出も、大きな力となったと評価でき、ご支援下さった皆様に心から御礼申しあげます。
 
 被告の米兵は、被告代理人によると、昨年10月の刑事事件有罪、執行猶予判決確定後、米海軍により転勤となって、米国に帰国してしまったとのことです。
 被害者弁護団として上記確定時に米海軍横須賀基地に対して、被告が民事裁判等によってその損害を完全に賠償するまでは、日本国外に出国させないことを要請しましたが、米海軍及び被告がそれを無視して、日本を出国してしまい、その強制執行等が困難となったことは誠に遺憾です。
 
 被害者弁護団としては、今回の判決を踏まえ、被告が控訴せず、速やかに被害者4名に謝罪して、その被った全ての損害を賠償することを強く求めていきます。
 また、被告が支払わない場合のため、
・すでに申請している日米地位協定18条6項による米軍による見舞金支払い手続
・さらには、上記判決が確定した場合の、確定損害額と米軍の見舞金額の差額の、SACO合意による日本政府による支払いを求めて、引続き活動を続けていきます。
 
 折から、沖縄でも米兵による犯罪が連続して発生しています。
 米兵が加害者の裁判は日米地位協定の壁や、米兵が本国に帰国してしまうと泣き寝入りとなってしまうケースも多いのですが、被害者4名は二度とこのような危険な事件を発生させないためにも、被告に速やかな完全な損害賠償を求めるとともに、上記手続きによる損害の迅速かつ完全な損害の救済を求めていきます。そのために第2次署名が必要となった場合には、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
 皆様に重ねて御礼申し上げ、引き続き経過をご報告いたしますので、是非ご支援をお願いいたします。
 
 なお、この米兵への賠償請求の最新の動きについては、原子力空母・市民の会のホームページ https://cvn.jpn.org  もご参照下さい。

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