呉東 正彦神奈川県横須賀市, Japan
Jul 31, 2025

                              2025年7月31日

 

逗子米兵傷害事件損害賠償訴訟、署名終了のご報告と御礼

                    被害者4名弁護団 弁護士 呉東正彦

                             電話046-827-2713

 

 令和4年7月9日夜、逗子海岸で発生した米兵による4名の被害者に対する連続傷害事件についての、被告クリーガー・ダニエル氏に対する損害賠償請求訴訟について、横浜地方裁判所は、被告に対し、被害者4名に合計1646万7953円の支払いを命ずる判決を言い渡し、双方が控訴せず、5月15日に確定しました。

 

 本件被害の重大性、悪質性に鑑みて、被告の飲酒酩酊等のため故意も責任能力がないとの主張を排斥し、請求金額の約76%の損害を認めたことは大きな成果であり、皆様からいただいた迅速公正な救済判決を求める裁判所宛署名4786筆の提出も、大きな力となったと評価できます。

 

 そこでこの署名も、大きな成果を挙げたということで、一旦終了させていただきます。ご支援下さった皆様に、心から御礼申し上げます。

 

 しかしながら、被告クリーガー・ダニエル氏は、昨年10月の刑事事件有罪、執行猶予判決確定後、米海軍により転勤となって、米国に帰国してしまい、そのため被告への支払請求や、被告への強制執行等が困難となってしまいました。

 これを受けて、4名の被害者及び弁護団は、防衛省南関東防衛局に対して、

(1)日米地位協定18条6項による米軍による見舞金支払手続を速やかに実施するよう(2)米軍による見舞金が判決確定損害額に満たない場合には、差額をSACO合意による見舞金として、日本政府が速やかに支払うよう、手続を取り、強く求めています。

 

 折から、沖縄でも、米兵による犯罪が連続して発生しています。また、横須賀では、米海軍横須賀基地の軍人の自動車運転による死亡、重傷事故が、2024年9月から3件も発生して、これについても、刑事裁判や、民事裁判が行われ、予定されています。

 米兵が加害者の裁判は日米地位協定の壁や、米兵が本国に帰国してしまうと泣き寝入りとなってしまうケースも多いのですが、今回の判決は、同様の米兵犯罪被害者に対しても大きな勇気を与えるものです。

 被害者4名は二度とこのような危険な事件を発生させないためにも、上記手続きによる損害の迅速かつ完全な救済を求めていきます。

 皆様には重ねて御礼申し上げ、引き続き経過をご報告いたしますので、是非、ご注目、ご支援をお願いいたします。

 

 なお、この米兵への賠償請求手続の最新の動きについては、原子力空母・市民の会のホームページ https://cvn.jpn.org もご参照下さい。

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