
前編につづき、後編では「検証をするひと」さんに、どのようなことを考えてこの活動をされているかを伺いました。
検証するひとさんに私たちからコンタクトさせていただきましたが、連絡がきた時はどう思われましたか?
とても嬉しかったです。私たちは、こつこつと動画の中身を検証していくことで、フィフィさんが訂正をしてくれるのではないかと考えていたのですが、全くそのようなことが起こらないので、どうすればこの動画をなくすことができるのか、わからなくなってしまっていた状態でした。二つも動画を分析して、その後声明も出したのですが、全く反応はいただけていない状態なので。
そのようなときに、署名を立ち上げるという話があって、そこに情報を提供して欲しいとお話がきた時は、こつこつやっていることが役立ててもらえることがあるのだなと大変嬉しく思いました。私たちは、あまりtwitterでバズらせるようなことには才能がなくて、他のグループの人が違うアプローチを考えてくれていることにも心強さを感じました。
私たちも検証するひとさんを知ってとても心強く感じました!すぐに信頼していただけたのですか?
もともとご連絡をくださったtwitterアカウントがARMYのアカウントでいらしたので、ツイートの内容を拝見して、割と簡単に信用してしまいました。笑(ARMYとは、BTSのファンのことです)
よかったー。笑 先日の国連のスピーチのあとのインタビューでもRMがレイシズムとヘイトスピーチについてSDGsの中の重要な要素であると語っていましたよね。
レイシズムとヘイトスピーチについてツイートし、その重要さに関心を寄せてもらえるようにと考えたと話していました。そのような人たちを推しているARMYの中には、同じ問題意識を持っている人もたくさんいて、声をかけてくれた署名チームもそうですし、最近では、フィフィさんがK-popに関する動画を上げていない日数を数えてくれるアカウントを作ってくれたかたもいらっしゃいました。全く手応えが感じられない中で、フィフィさんが新しい動画を上げそうなことがあっても動画が上げないこと自体が、すでに私たちの成功だという視点はすごく勇気が出ましたし、今後もいろいろなタイプの人がこの問題にかかわってくれることで、相互的に良い影響を与え合うことができるのではないかと期待しています。
検証するひとさんのアカウントでは、差別問題については言及をされていませんでしたね。問題点は認識されていたのかなとお話しを聞いていて感じたのですが、意図的にそうされたのですか?
本当であれば、人種差別の扇動であるということを指摘したいのですが、twitterという短い文章しかあげられないプラットフォームであること、人種差別の扇動という言葉が、日本では理解が広まっておらず、わかっていただけないのではないかという気持ちから、フィフィさんの誤った情報の流布に絞って指摘することにしたという経緯があります。その点不完全燃焼でしたので、今回その点を明確に指摘した署名に少しだけでもかかわらせていただくことができて、胸につかえていたものがとれたような気持ちになっています。
今後、レイシズムや差別煽動に関わっていこうと思われていますか?
私たちのアカウントということでいうと、複数の人がいるのでどうなるか話し合ってみないとわかりませんが、個人としては、今後も人種差別やヘイトスピーチへの反対には関わっていきたいと思っています。フィフィさんの件についても、途中であきらめてしまっては、せっかく始めた意味がありませんので、動画が削除されるまで何かを続けたいと思っています。
「検証するひと」さんの活動をみて、私たちも何かしようと思って署名を立ち上げました。いろいろなところで、いろいろな人がそれぞれに得意なことをして、協力しあって、差別やヘイトスピーチに反対していけるといいなと思います。
引き続き、ご協力をお願いいたします。