
検証するひと @uQslmYh1FxWgb0s さん インタビュー(前編)
署名を立ち上げるにあたり、フィフィさんの動画の具体的な問題点を以前より指摘してくれていた検証するひとさんから、情報の提供をいただきました。活動を始められた経緯や、検証をするにあたり気づいたことについてお聞きしました。
検証するひとさんは、ツイッター上でフィフィさんの動画の問題点を細かく指摘した情報を出されていますね。フィフィさんのチャンネルはもともと知っていたんですか?
フィフィさんの動画は、実は最近まで見たことがなく、問題がある内容のコンテンツを出されているという認識も持っていませんでした。フィフィさんが7/29にあげた動画『【衝撃的過ぎる】韓国メディアが「K-POP、工作活動の手口」を暴露!!ランキングも再生回数も不正と暴露される!』について、twitter上で嘘の情報が広まっているという指摘をされているのを見て、初めてフィフィさんのチャンネルの問題を知りました。
私たちもTwitterでのARMYからの指摘を見て初めて、フィフィさんのチャンネルの問題を認識しました。根拠のないデマや事実を歪曲した発言が多くある動画の検証をやろうと思ったのはなぜですか?
指摘するのもばからしく思えてしまうような内容でしたが、チャンネル登録者の多さや、寄せられているコメントの内容を見て、ばからしいと言って放置してはいけないのではないかと思い、細かく動画を検証する作業を始めました。
検証の作業は大変でしたか?どんなことが大変だったかもお聞かせください。
作業は、動画の内容を全て書き起こし、検証するに適当なポイントで分割し、それぞれについて根拠となったであろうものを探し、説明を書いていく作業があり、時間はかなりかかりました。ただ、このアカウントは複数名で運営しており、手分けをして作業できています。動画メディアなのである程度は仕方ないと言えるかもしれないのですが、フィフィさんは言及している記事などを特定せずにお話をされるので、元にされている記事を探すところに時間がかかることはありました。また、海外で起こったことについて触れられていることも多いので、英語圏以外のことがらについて調べるのは苦労がありました。スペイン語や韓国語など、私たちがカバーできていない言語については、できる限りの検証を行っているという状況です。
ソースも探しながらの検証、本当に大変だったと思います。検証をしていて印象に残ったことはありましたか?
特に興味深く感じたことが一つありました。7/29の動画についての検証スプレッドシート#12について調べている時にフィフィさんがある一般人のブログを参照して動画を作っていらっしゃることが伺える表現がありました。
この部分では、フィフィさんは英ガーディアン紙において、K-popファンによりtwitterのトレンドが乗っ取られ、BTSは超常現象であると報じられたと言及されていました。具体的な記事についてはおそらくこれではないかというものが見つけられたのですが、当該記事の中にどうしても「超常現象」という表現が見つからず、調べていたときに元記事のphenomenonを超常現象と誤って訳している一般人の方のブログを見つけました。その際、7/20の動画の中でフィフィさんが言及している米津玄師さんのLemonという楽曲のYouTube再生数についても、このブログと同じ数字を提示されていることに気づきました。このブログのアップ日が2020年6月30日なので再生回数がその時点のものとなっているのですが、フィフィさんの動画はブログアップ日から1年以上あとにもかかわらず、このブログと同じ再生回数を提示していることから、フィフィさんがこのブログを参照していることは、ほぼ間違いないのではないかと感じています。
このブログは、英語でK-popのファンを示すK-pop stansをKPOPスタンスと記載するような(日本語で記載する際にはスタンと書くのが一般的です)ブログで特段K-popについて知見があるとは思えないものですが、このようなブログがフィフィさんのような有名人に参照されることによって、誤った情報がまるで真実であるかのように広まることになっていることに、大きな問題を感じました。
1年以上前のブログをソースにして動画を作っているとしたら、本当に問題ですよね。フィフィさんから何か反応はありましたか?
私たちのアカウントでは、8/7に一番初めの検証を行い、フィフィさんに誤った情報を流布する動画の訂正を求めてきました。その前にもフィフィさんに対して同様の求めを行っていた方がいらして、フィフィさんが動画のサムネイルを変更していることを確認していますので、問題点の指摘が発生していることを認識されているのは確実と思われます。
そして、8/9にこのアカウントがフィフィさんのtwitterアカウントからブロックされました。他にもフィフィさんの問題点を指摘したアカウントがブロックされているという報告を継続的に見ていますので、現在に至るまで、誤った情報である指摘があることを認識しながら、謝罪も動画削除もしない姿勢をとられていることは、不誠実であると感じています。
後編では、署名活動との連携について、今後について、考えていることをお聞きします。