インディーズ音楽を守ろう!プラットフォームの削除リスクに立ち向かう署名活動

署名活動の主旨

【概要】

私たちKAOMOZIは、インディーズで音楽を発信するネットレーベルです。しかし、最近、公式サイトが突如削除されるという問題が発生しました。Google Sitesへの第三者からの通報が原因で、十分な調査がないままサイトが削除されたのです。

このような事態は、KAOMOZIだけの問題ではありません。
Google Sitesをはじめとした多くのプラットフォームでは、通報を受けると深く調査せずにコンテンツを削除する傾向があります。そのため、誤った通報や意図的な通報によって、本来無関係なコンテンツまで削除されるケースが起こりうるのです。これは、特にインディーズミュージシャンや小規模クリエイターにとって深刻なリスクとなっています。


【問題の背景】

Googleをはじめ、Bandcamp、YouTube、SoundCloudなどのプラットフォームは、通報を受けると(深い調査を行うことはせずに)そのままコンテンツの削除を行う傾向にあるようです。実際、今回削除されたGoogle Sitesでは、仮に通報者の主張をそのまま信じたとしても全く無関係であるサイトを、無審査で丸ごと削除しています。


当然、我々としてもこうした通報への異議申し立てを行いたいのですが、いずれのプラットフォームも、我々の個人情報を”通報者側”に公開しないと、異議申し立てを行うことができない仕組みとなっています。我々のような事務所を持たない小規模活動者にとって、個人情報を公開するということはリスキーであり、異議申し立てを行うことは困難な状況です。

なぜなら、この仕組みを利用すれば、気に入らない活動者に対するストーカー目的で、本名や住所などを入手することが可能になってしまうからです。


TuneCore社のように、我々からの相談で被害の深刻さを受け止め、個別の対応をいただけた事例もございます。しかしながら、多くのプラットフォームにおいては、残念ながら同種の対応をいただける状況にはありません。


これは構造への問題提起であり、個人攻撃では全くありません。

単なる個人間のトラブルであればKAOMOZIとして声明を出すことはしないのですが、本件はプラットフォームの通報システムにかかる問題であり、全てのインディーズ・ミュージシャンに同様の被害リスクがあります。この攻撃方法が有効だと広まれば、他のアーティストやクリエイターにも同じような被害が広がるかもしれません。

適切な調査を経たうえでの削除システムを求め、また、安全に異議を申し立てられる仕組みを導入してほしいと願っています。


私たちの活動だけでなく、すべてのインディーズ活動者の安全を守るために、皆さんの声が必要です。この署名を通じて、プラットフォーム運営側に構造の改善を求め、インディーズ音楽文化のさらなる安全に寄与したいと考えております。


どうか、ご賛同とご署名をよろしくお願いいたします。

あなたの声が、音楽文化を支える力になります。

 

【関係者コメント】


皆さんを心配させたくなくて、報告が遅くなってしまったことをお詫びします。しかし、この状況に屈するつもりは一切ありません。

私は自分のレーベルを「見捨てられる音楽をなくしたい」という目的で立ち上げました。

いちリスナーとして作者の経歴や背景、コネクション、好き嫌いなど、音楽それそのものの価値と関係のないところで聴かれない音楽があることに歯がゆさを感じていて、コンテンツが溢れる時代だからこそ、惑わされずに、真に音楽そのものの価値を発信し続けることこそがリスナーやアーティストへのリスペクトであり、愛情だと感じています。基本フリーリリースであるのも、金銭的に余裕がない中高生時代の自分のようなリスナーにとって、新たな出会いのインフラであることを強く意識しているからです。実際KAOMOZIに集まってくるのは、そうしたコンセプトに共感し、制作された作品群です。


エゴイズムによって、誰かが音楽を楽しむ環境を奪おうとする行為は、凄く悲しいことだと思います。私は「見捨てられる音楽を意図的に作る行為」に対して、徹底的に抵抗するべきだと感じています。

実際ネットレーベルを標的にした攻撃は少なくなく、過去にはOMOIDE LABELをはじめとするフリーリリースのレーベル群が、無料DLクレジットを連続アクセスによって消費され、「無料リリース」というコンセプトを毀損させられたことがありました。2024年にはKAOMOZIにも飛び火し、一度被害に遭いました。

どこの世界にも理不尽はつきものです。しかし、同じ轍を踏まないこと、構造的欠陥があるのならば修正できるよう連帯し、辛い思いをする仲間を減らせるように工夫することが、わたしがいちネットレーベルのオーナーとしてできる喫緊の課題だと感じました。仲間に飛び火してしまえば悲しいし、ずるい方法で押さえつけていい創作活動なんてありません。


これは私やKAOMOZIだけの問題ではなく、インディーズの音楽文化そのものの問題です。

この状況を、どうか見過ごさないでください。あなたの力を貸してください。


───駒澤零(KAOMOZI主宰)


【応援コメント】

 

音楽の世界において、ネットレーベルや小規模インディーレーベルは、全体から見れば小さな存在かもしれません。しかし、アマチュア音楽家が夢の第一歩を踏み出すための重要な場です。すべての音楽家は、最初の一歩を踏み出すことから始まります。あなたが愛聴する音楽も、そのアーティストがかつて踏み出した一歩から生まれました。

近年、こうしたレーベルは攻撃や困難に直面しています。音楽シーンや文化は、一度失われると取り戻すのが非常に難しいものです。あなたのサポートがあれば、未来の才能が第一歩を踏み出し、サブスクリプションサービスで輝く音楽家になる可能性が広がります。

ぜひ、ご協力をお願いいたします。


───YZOX (OMOIDE LABEL)

 

KAOMOZIさんの作品や活動には、私自身もレーベルを複数立ち上げる以前から、ずっと刺激を受け続けてきました。音楽に対する真摯な眼差しと、芯のある姿勢に、幾度となく背中を押されています。

以前、OMOIDE LABELをはじめとする複数のレーベルや個人作家が攻撃を受けた件も含め、今回のように、私怨などの動機によって創作や記録の現場が不条理なかたちで失われてしまう出来事に、言葉にしがたい喪失を感じざるを得ません。

だからこそ、私のような至らない者ではありますが、少しでもお力になれればと願っております。KAOMOZIが、これからも風通しのよい場所として在り続けてくれることを、心よりお祈り申し上げます。


───猫街まろん/門脇綱生(Sad Disco / Siren for Charlotte)


インターネットの面白さは現実の一般性の倫理から逸れた、ある種無軌道な進行性、現実のルールに満ちた場より自由度が高い空間性、情報交流のアクティヴさ、それら活発な運動は、「インターネットとアナーキー」という言葉で表す事が出来るでしょう。

アナーキー、空間性、芸術、人文学。それらが編まれた美しさは、芸術や人文学が真理、真実に触れ表すことの助けとして、芸術と人文学の射程を大きく広げてきました。この運動は綺麗なひとと綺麗なひとが出会う遭遇と言葉、声の編み物としてのインターネットと並んで美しいところです。アナーキーの原理的なものとして一般性の覆いを取り払うインターネットは、真理に届き、真実を語りうる存在として普及しました。ですが一方でアナーキーは一般法、ある地点での他者の視線、相対化の不在を指す部分があります。でも論理がある程度編まれると、偽証は他の要件と相対化されないまま、空論として有効性を持ってしまい、綺麗なものを毀損しようとします。

これがKAOMOZIのサイト、主宰である駒澤さんが被った問題ではないでしょうか。

インターネットとアナーキー、覆いが無い事による真理、真実への接触、他者による相対化不在の空間がある事によるフェイクの進行、真実、真理/偽証、悪意という二律背反。これらを原理的に抱えているのが現在のインターネットでしょう。これはインターネットの美徳と病理のまだ未解決な領域であり、今後例えば法整備やシステムの再デザインに解決が委ねられる問題です。

僕には芸術についての強い倫理観があり、KAOMOZIの人達もそうでしょう。主宰と話したり、ネオンネウロンのサポートとして関わる中でもそれは実感しています。しかし、自己犠牲などある種の倫理を持ち続けることは時に生存に先行してしまう事があり、社会病のように伝播しながらひとを殺すものにもなりえます。

真摯な倫理、芸術についての倫理、それが毀損されているのに、現状は傷と疲弊した心理を生み、そこで傷付いているのは芸術と人間、生と尊厳、美の営為です。本件は単に「サイト、媒体が消えた」という事実以上に深刻に受け止めるべきだと思います。物理的に毀損されたのは媒体ですが、傷付けられているのは芸術と人間です。

システムで防げないのならそれを改善するしかなく、そのためには他者の存在と優しさ、記名と発語が必要です。僕個人も感謝があり、優れた作品をリリースしているKAOMOZIと駒澤さんの周囲で起きた問題の改善、二度とこのような問題が起きないためにも、署名にご協力頂けると幸いです。

──黒田依直/aro(音楽ライター、批評/詩人、歌人/Siren for Charlotte主宰、Lade Pool Records、OMOIDE LABEL運営協力)

 

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KAOMOZI 署名チーム署名発信者2022年8月発足の音楽レーベル。「きょうも死なないためのポップミュージック」をテーマに、ジャンルレスな音楽を「ポップ」という切り口からフックアップしている。 リスナーの年齢、出自、経済状況などあらゆる障害を問わずに音楽を楽しんでもらうことを目的にしているため、音源は基本的にすべてフリーリリースでDL可能。

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署名活動の主旨

【概要】

私たちKAOMOZIは、インディーズで音楽を発信するネットレーベルです。しかし、最近、公式サイトが突如削除されるという問題が発生しました。Google Sitesへの第三者からの通報が原因で、十分な調査がないままサイトが削除されたのです。

このような事態は、KAOMOZIだけの問題ではありません。
Google Sitesをはじめとした多くのプラットフォームでは、通報を受けると深く調査せずにコンテンツを削除する傾向があります。そのため、誤った通報や意図的な通報によって、本来無関係なコンテンツまで削除されるケースが起こりうるのです。これは、特にインディーズミュージシャンや小規模クリエイターにとって深刻なリスクとなっています。


【問題の背景】

Googleをはじめ、Bandcamp、YouTube、SoundCloudなどのプラットフォームは、通報を受けると(深い調査を行うことはせずに)そのままコンテンツの削除を行う傾向にあるようです。実際、今回削除されたGoogle Sitesでは、仮に通報者の主張をそのまま信じたとしても全く無関係であるサイトを、無審査で丸ごと削除しています。


当然、我々としてもこうした通報への異議申し立てを行いたいのですが、いずれのプラットフォームも、我々の個人情報を”通報者側”に公開しないと、異議申し立てを行うことができない仕組みとなっています。我々のような事務所を持たない小規模活動者にとって、個人情報を公開するということはリスキーであり、異議申し立てを行うことは困難な状況です。

なぜなら、この仕組みを利用すれば、気に入らない活動者に対するストーカー目的で、本名や住所などを入手することが可能になってしまうからです。


TuneCore社のように、我々からの相談で被害の深刻さを受け止め、個別の対応をいただけた事例もございます。しかしながら、多くのプラットフォームにおいては、残念ながら同種の対応をいただける状況にはありません。


これは構造への問題提起であり、個人攻撃では全くありません。

単なる個人間のトラブルであればKAOMOZIとして声明を出すことはしないのですが、本件はプラットフォームの通報システムにかかる問題であり、全てのインディーズ・ミュージシャンに同様の被害リスクがあります。この攻撃方法が有効だと広まれば、他のアーティストやクリエイターにも同じような被害が広がるかもしれません。

適切な調査を経たうえでの削除システムを求め、また、安全に異議を申し立てられる仕組みを導入してほしいと願っています。


私たちの活動だけでなく、すべてのインディーズ活動者の安全を守るために、皆さんの声が必要です。この署名を通じて、プラットフォーム運営側に構造の改善を求め、インディーズ音楽文化のさらなる安全に寄与したいと考えております。


どうか、ご賛同とご署名をよろしくお願いいたします。

あなたの声が、音楽文化を支える力になります。

 

【関係者コメント】


皆さんを心配させたくなくて、報告が遅くなってしまったことをお詫びします。しかし、この状況に屈するつもりは一切ありません。

私は自分のレーベルを「見捨てられる音楽をなくしたい」という目的で立ち上げました。

いちリスナーとして作者の経歴や背景、コネクション、好き嫌いなど、音楽それそのものの価値と関係のないところで聴かれない音楽があることに歯がゆさを感じていて、コンテンツが溢れる時代だからこそ、惑わされずに、真に音楽そのものの価値を発信し続けることこそがリスナーやアーティストへのリスペクトであり、愛情だと感じています。基本フリーリリースであるのも、金銭的に余裕がない中高生時代の自分のようなリスナーにとって、新たな出会いのインフラであることを強く意識しているからです。実際KAOMOZIに集まってくるのは、そうしたコンセプトに共感し、制作された作品群です。


エゴイズムによって、誰かが音楽を楽しむ環境を奪おうとする行為は、凄く悲しいことだと思います。私は「見捨てられる音楽を意図的に作る行為」に対して、徹底的に抵抗するべきだと感じています。

実際ネットレーベルを標的にした攻撃は少なくなく、過去にはOMOIDE LABELをはじめとするフリーリリースのレーベル群が、無料DLクレジットを連続アクセスによって消費され、「無料リリース」というコンセプトを毀損させられたことがありました。2024年にはKAOMOZIにも飛び火し、一度被害に遭いました。

どこの世界にも理不尽はつきものです。しかし、同じ轍を踏まないこと、構造的欠陥があるのならば修正できるよう連帯し、辛い思いをする仲間を減らせるように工夫することが、わたしがいちネットレーベルのオーナーとしてできる喫緊の課題だと感じました。仲間に飛び火してしまえば悲しいし、ずるい方法で押さえつけていい創作活動なんてありません。


これは私やKAOMOZIだけの問題ではなく、インディーズの音楽文化そのものの問題です。

この状況を、どうか見過ごさないでください。あなたの力を貸してください。


───駒澤零(KAOMOZI主宰)


【応援コメント】

 

音楽の世界において、ネットレーベルや小規模インディーレーベルは、全体から見れば小さな存在かもしれません。しかし、アマチュア音楽家が夢の第一歩を踏み出すための重要な場です。すべての音楽家は、最初の一歩を踏み出すことから始まります。あなたが愛聴する音楽も、そのアーティストがかつて踏み出した一歩から生まれました。

近年、こうしたレーベルは攻撃や困難に直面しています。音楽シーンや文化は、一度失われると取り戻すのが非常に難しいものです。あなたのサポートがあれば、未来の才能が第一歩を踏み出し、サブスクリプションサービスで輝く音楽家になる可能性が広がります。

ぜひ、ご協力をお願いいたします。


───YZOX (OMOIDE LABEL)

 

KAOMOZIさんの作品や活動には、私自身もレーベルを複数立ち上げる以前から、ずっと刺激を受け続けてきました。音楽に対する真摯な眼差しと、芯のある姿勢に、幾度となく背中を押されています。

以前、OMOIDE LABELをはじめとする複数のレーベルや個人作家が攻撃を受けた件も含め、今回のように、私怨などの動機によって創作や記録の現場が不条理なかたちで失われてしまう出来事に、言葉にしがたい喪失を感じざるを得ません。

だからこそ、私のような至らない者ではありますが、少しでもお力になれればと願っております。KAOMOZIが、これからも風通しのよい場所として在り続けてくれることを、心よりお祈り申し上げます。


───猫街まろん/門脇綱生(Sad Disco / Siren for Charlotte)


インターネットの面白さは現実の一般性の倫理から逸れた、ある種無軌道な進行性、現実のルールに満ちた場より自由度が高い空間性、情報交流のアクティヴさ、それら活発な運動は、「インターネットとアナーキー」という言葉で表す事が出来るでしょう。

アナーキー、空間性、芸術、人文学。それらが編まれた美しさは、芸術や人文学が真理、真実に触れ表すことの助けとして、芸術と人文学の射程を大きく広げてきました。この運動は綺麗なひとと綺麗なひとが出会う遭遇と言葉、声の編み物としてのインターネットと並んで美しいところです。アナーキーの原理的なものとして一般性の覆いを取り払うインターネットは、真理に届き、真実を語りうる存在として普及しました。ですが一方でアナーキーは一般法、ある地点での他者の視線、相対化の不在を指す部分があります。でも論理がある程度編まれると、偽証は他の要件と相対化されないまま、空論として有効性を持ってしまい、綺麗なものを毀損しようとします。

これがKAOMOZIのサイト、主宰である駒澤さんが被った問題ではないでしょうか。

インターネットとアナーキー、覆いが無い事による真理、真実への接触、他者による相対化不在の空間がある事によるフェイクの進行、真実、真理/偽証、悪意という二律背反。これらを原理的に抱えているのが現在のインターネットでしょう。これはインターネットの美徳と病理のまだ未解決な領域であり、今後例えば法整備やシステムの再デザインに解決が委ねられる問題です。

僕には芸術についての強い倫理観があり、KAOMOZIの人達もそうでしょう。主宰と話したり、ネオンネウロンのサポートとして関わる中でもそれは実感しています。しかし、自己犠牲などある種の倫理を持ち続けることは時に生存に先行してしまう事があり、社会病のように伝播しながらひとを殺すものにもなりえます。

真摯な倫理、芸術についての倫理、それが毀損されているのに、現状は傷と疲弊した心理を生み、そこで傷付いているのは芸術と人間、生と尊厳、美の営為です。本件は単に「サイト、媒体が消えた」という事実以上に深刻に受け止めるべきだと思います。物理的に毀損されたのは媒体ですが、傷付けられているのは芸術と人間です。

システムで防げないのならそれを改善するしかなく、そのためには他者の存在と優しさ、記名と発語が必要です。僕個人も感謝があり、優れた作品をリリースしているKAOMOZIと駒澤さんの周囲で起きた問題の改善、二度とこのような問題が起きないためにも、署名にご協力頂けると幸いです。

──黒田依直/aro(音楽ライター、批評/詩人、歌人/Siren for Charlotte主宰、Lade Pool Records、OMOIDE LABEL運営協力)

 

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KAOMOZI 署名チーム署名発信者2022年8月発足の音楽レーベル。「きょうも死なないためのポップミュージック」をテーマに、ジャンルレスな音楽を「ポップ」という切り口からフックアップしている。 リスナーの年齢、出自、経済状況などあらゆる障害を問わずに音楽を楽しんでもらうことを目的にしているため、音源は基本的にすべてフリーリリースでDL可能。

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2025年5月15日に作成されたオンライン署名