
久しぶりの投稿となります。
キャンパス保全会のもとに、ビッグニュースが飛び込んできました。ICU法人理事会が2013年10月に策定を決定し、翌年から本格始動したICUのキャンパス大改造計画「キャンパス・グランド・デザイン」の大幅な軌道修正です。
このデザインの「目玉」は、近代日本の建築史に大きな足跡を残したヴォーリズの設計によるD館東棟、ヴォーリズが自らリノベーションを手がけたICUの大学本館、さらにヴォーリズの元で直接学んだ建築家、稲冨昭氏が設計した理学館をすべて取り壊し、隈研吾氏監修の新校舎を建設する、というものでした。しかし、ICU法人理事会は、2019年7月、いずれも修繕のうえ活用し、そのうえでやはり新校舎を別に建設していくことを決定しました。
詳細は、ICUの卒業生で、ICUの現財務担当常務理事である新井亮一氏の文責により、2019年7月17日付で発表、同月24日現在ICU公式ホームページに掲載されている「ICUの施設整備の現状と展望」に書かれています。URLを以下に掲載します。
https://www.icu.ac.jp/about/activities/cgd/
とりわけ「ICUの特色である少人数教育は基金からの運用収入に大きく依存しているが、この取り崩しを可能な限り抑制する」ために、「施設整備関連の支出は可能な限り抑制する。 財政上、大きな負担となりがちな建物の新設はなるべく避け、補修による長期使用を奨励する」とあります。
さらに「ICUは、第1期生から現役の第67期生まで、同じ校舎で学ぶ大学である。この事実は、献学の理念、伝統の世代を超えた共有を可能にし、本学学生及び同窓生の重要なアイデンティティの礎になっている。従って、歴史的、文化的価値が高い施設は、可能な限り修繕を行い、保存と有効活用を図る」ともあります。
ICUのキャンパスの来し方行く末に関心を示されるすべての方に一読を強くお勧めします。