
2月25日(土)旧D館オーディトリアムにて、キャンパスグランドデザインオープンフォーラムが、開催されました。
オープンフォーラムの前半では、日比谷学長、基金担当の新井理事から、今回のキャンパスグランドデザインおよびICUの財政状況についての説明があり、2部では、北城理事長、日比谷学長、新井理事がご登壇され、参加者からの質疑応答が行われました。
100名を超えるOBOGが参加し、活発に質問がなされました。
参加者の卒業年度は、創立間もない頃に在学をしていた方から、数年前に卒業した方まで非常に幅広く、ICUの今後のキャンパス環境について、多くのOBOGが関心を持っている様子が伺えました。
全体的な印象として、ICUの教育をどうしていくのかについて、熟慮した上での計画なのか、疑問が残る説明でした。
多くのICU関係者が注視している、戦争遺跡として歴史的な価値のある本館の新設についても、「歴史的な価値についても考慮し、様々な意見を聞いた上で、新設にかかるコストと保存にかかるコストを比較し、時間をかけて決定する」との説明が北城理事長よりありましたが、HPに掲載されている、キャンパスグランドデザインのイメージ図には、新設する予定であるかのような内容が既に記載され、公式に発表されています。
しかし、その図については、オープンフォーラムの際には、一切表示もされず、説明はありませんでした。
また、質疑応答の際に、「バカ山は残るのか」という質問があった際にも、もともとバカ山周辺の広場を削る案だったページは、特にそのことについての説明もなく修正されていましたが、「HPに掲載されている」との回答のみでした。
そもそもICUの教育環境に関して理解している方々が計画した案なのかという、根本的な疑問が残りました。
日比谷学長からは、学生数のここ数年のグラフを示した上で、学生数の増加のため、本館の収容人数が足りていない、との説明がありました。新設する本館には大教室を増加させるような説明もありました。
しかし、学生数は、急に増加したわけではなく、2000年代から徐々に増加しましたが、ここ数年では横ばいです。
その一方で、質疑応答の際には、「少人数教育はICUの教育の重要な特徴であり、学生数の規模を大きくしていく予定ではない」とも仰っており、矛盾したやりとりが散見されました。
全体的には、教育内容を充実するための建設というよりも、建物の建設ありきで計画が進んでおり、建設の必要性の根拠については、後から理由づけをしているかのような印象が、終始拭えませんでした。
今後も、こうしたオープンフォーラムは、引き続き、行われるとのことでした。様々な意見を聞いて決定していくとのことでしたので、OBOGから、継続的に意見を届けていく必要があると、改めて感じた次第です。
ICUの教育環境が危機に瀕しているといっても過言ではありません。
このオープンフォーラムを開催するにあたって、開催および、告知等に尽力して下さった関係者の皆様、ICUの教職員の皆様、そして当日参加して下さったOBOGの皆様に、改めて感謝申し上げます。
そして、本キャンペーンを引き続き拡散していただき、多くの関係者への問題共有をお願いいたします。