Petition update【署名継続中!】国際NGOスタッフ・渡辺直子さんがモザンビークに入国できるようにしてください!【4,000筆をこえました!】再び外務省に提出&南アフリカの渡辺さんから「民衆法廷」の報告です。
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター(JVC)Japan
Aug 29, 2017
本日、とうとう署名が4,000筆を越えました。実は署名には、2006年ゴールドマン環境賞受賞のTarcísio Feitosa da Silva氏、2009年同賞受賞のMaria Gunnoe氏なども名を連ねています。日本のみならず、世界中から賛同が集まっています。そして本日夕方、25日に続き、外務省に2回目の署名提出を行いました。5,000筆をこえ次第、3回目の提出を行う予定でいるのと、この件に関する公開イベントを、現在企画中です。 さて、南アフリカの渡辺さんから、報告が届いています。VISAがおりるかどうか不明な中、渡辺さんは8月中旬、南アフリカに滞在していました。以下、報告です。 ********** 8月中旬、マラウィ、タンザニア、マダガスカル、南アフリカ、モザンビークなど・・南部アフリカの人たちが南アフリカのジョハネスバーグに結集しました。「STOP THE PLUNDER. AFRICA IS NOT FOR SELLING – THE SOUTHERN AFRICA CAMPAIGN TO DISMANTOLE CORPORATE POWER(略奪を止めろ。アフリカは売り物ではない‐企業の力を解体するための南部アフリカキャンペーン)」の一環として開催された「民衆法廷」に参加するためです。写真は、その時に撮影したフラッグで、「略奪を止めろ。アフリカは売り物ではない」と書かれています。 鉱山やダム開発による環境汚染と公害問題、多国籍企業のF1タネを押し付ける援助と自分たちで採種したタネをめぐる問題、タックスヘイブンの問題・・・日々の暮らしや主権をめぐる様々な問題に対し、現地に暮らす人、そしてそれを支える同国のNGOメンバーが協力しながら訴訟を起こし、法廷で、いかに人権が侵害されているのか、国内・国際法に照らし何が違法なのかを陪審員に訴えます。 これらのケースはいずれも国内のガバナンスが悪く、それゆえに司法も機能せず、どうしようもない状態になってから、問題に対する国際社会の目を集めて事態を変えたい、連帯によって社会正義と公正な社会の実現を、「誰か助けて」との祈るような思いで持ち込まれています。それゆえに、どの事例も、プロサバンナにおける人権侵害やモザンビークの人たちが抱える土地収奪の問題と通じるものがあり、被害の酷さに驚愕しました。そして、自分が普段活動する南アフリカのケースもいくつか報告され、まだまだこの国の現状をわかっていない自分も痛感し、少々落ち込みもしました・・。 しかし一方で、途方に暮れそうな大きな問題と権力に対し、力強く、かつ非常に冷静に、ファクトやデータを用いて訴える参加者の様子を見て、「こんなにすごい人たちがこんなにいるのか・・・」と民衆のパワーと自分がその連帯の輪のなかにいることを実感し、非常に勇気づけられました。 また、参加をしたことで自分たちの運動の意義も知ることになりました。訴訟が起こされるケースはそのテーマからも加害側は先進国の企業であることがほとんどです。ある国のオーストリアの企業のケースを扱っている際、陪審員の一人がこういいました。「モザンビークのプロサバンナの事例は、被害を受けている人びとと加害側の国の市民による連帯・協働の好事例だと思う。あなた方は、オーストリアの市民社会とのこのような連携はないのか」。 気がつけば、どのケースも自国の被害者とそれを支える市民社会が国家権力による逮捕や脅し、拷問にあいながら、必死に、命をかけて闘っています。このやりとりから、援助国としてあるいは進出する企業が存在する加害国側の市民として、変えるべき自分たちの社会、そして果たすべき責任・役割の大きさを痛感しました。同時に、モザンビーク、ブラジルと自分たちとの連帯による一連の抵抗運動は、(国家)権力の側からしたら、非常にやっかいな存在なのだと気がつきました。それだけに、やはりモザンビークに入国して、活動を続けることは、自分の使命でもあります。 今回、自分はあくまでも聴衆の一人であり、「南部アフリカの現状を少しでも知ってもらえれば」と誘ってともに参加したJVC南アフリカのスタッフたちと、ひっそりと座っているつもりでした。しかし、プロサバンナの活動とビザのことを知った運営側の人たちが、ビザ発給への連帯を求めるメッセージを伝える場を2分ほど用意してくださいました。その結果、TICADに関する提言活動等を行う「市民ネットワークfor TICAD」がTICAD開催に際して出した声明(JVCも賛同)、「TICAD VIフォローアップ閣僚会議参加希望者へのビザ不発給措置について強く再考を求めます」に20弱の団体が賛同署名をしてくれました。署名をしてくださった皆さま、本当にありがとうございます。 皆、他人事ではなく、当事者として怒ってくれました。法廷が終わったあとの夕食時のレストランでも「この場でまだ集めよう!」と言って署名を募ってくれた方もいました。アフリカの連帯のパワーとともに、温かさも感じた場面でした。 様々な方とつながることができて、今後の活動にとっても非常に貴重な機会を得ました。こうした方々の思いに報いるためにも、なんとか頑張って「ビザ発給拒否」問題が解決されるよう働きかけを続けたいと思います。
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