動物保護法に対して厳しく整備をしているスイスで動物実験の禁止に関する4度目の国民投票が行われた。
2022年2月13日国民投票~(賛成20.9% 反対79,1% 否決 投票率44.2%)
結果以前として、事実と向き合い考えることを続ける姿勢が大切である。
スイスの家畜に対するガイドラインには、牛1頭当たり最低2平方メートルの距離が確保できる家畜小屋を設定、家畜数は小牛最大300頭、豚1500頭、雌鶏1万8千羽と上限が定められている。 食肉処理場への輸送時間にも規制があり、車中8時間、路上6時間が上限となっている。
ドイツでは、卵を産まず、食肉としても効率性が劣るとされている雄の雛の殺処分が2022年から禁止とされている。この法案により、雄であっても飼育継続、もしくは孵化前に性別を判断し殺処分となる為、孵化後殺処分から受ける苦痛の軽減が考えられている。
日本は年間で1億羽以上の雄の雛が殺処分されている。 雄と判別された雛は廃棄物処理扱いされ、ガスで殺処分、生きたまま粉砕機にかけられる、ゴミなどと混同され呼吸不全死させられ飼料と原料となったりしている現実がある。
生産性や効率性、利益や利権依存に人間の価値観が傾き過ぎると、自然の生態系は崩れ、人間の健康的な生活にも被害が及ぶ。本来であれば人間に害が及んでから考えたのでは鉱物、植物、動物に被害を既に与えてしまっている為、気づくことが遅いことを省みて、地球で生活をし始めたのは人間の方が後だということを受け入れ、自然に活かされ、生かされている立場であることを自覚する必要があるように思う。
植物や動物に対しての遺伝子組換えダメージが顕著になりつつあり、イメージも低迷していることから海外の企業はゲノム編集に政策をシフト、ゲノム編集は安全で、持続可能という演出をしているが、未解決科学分野のゲノムに関して安易に安全などと語れる根拠は理論的に実証はされてはいない。
コロナワクチンでは、スパイク蛋白のあらゆる健康被害報告、免疫異常、遺伝子への影響という懸念も払拭できていない段階だ。
ゲノム編集においても、想定外の標的タンパク質出現の追跡など、課題は山積みであり、そもそも遺伝子を正常な状態に編集し終える技術がゲノム編集ではなく、ターゲットを破壊し、その事から起きるとされる反応には未対応な技術であることを理解しておかなければならない。
人間でもそうだが、植物や、動物にもそれぞれの生態系に適合するための遺伝子プログラムが存在する。 ミオスタチンという物質は筋肉細胞の増加や成長を抑制する働きがあるので、このミオスタチンをゲノム編集によって欠損させれば、筋肉の成長に制御がかからず筋肉が成長し続け肉厚の飼育が可能となる。
遺伝子の一部を欠損させれば、当然体の他の機能にも影響が出る。筋肉増強させられた動物が難産となり、帝王切開の苦しみに追い詰められたり、舌肥大や、体重増加による歩行困難、骨折、細胞が増えることによって心臓に負担がかかり、呼吸困難におちいる事もある。 ウイルス感染予防対策のゲノム編集を行った動物の早死産や、産後の成長障害の例も存在し、子孫繁栄にも影響があることから、生命力そのものが弱まるともされている。 ゲノム編集とは持続可能政策では無く、事実上逆の政策であり、生命、品種を絶滅へと向かわせる政策と捉える事が的確である。
当然、動物にも心が宿るため、不自然に体内を調整されてしまえば、ストレスとなり、精神面にも影響がでる。 穏やかに過ごしていた動物が、落ち着きが無い様子となったり、興奮状態が続いたりとの報告もある。
このような現実から動物愛護の観点からしても許されるべきことでは到底無い。
動物愛護以前のことからしても、人間がそこまで植物や動物の生命軌跡に手をいれるべきでは無く、そこまでの権利を人間が持ち合わせていないという価値観を実感しなければ、自然破壊や、生物、食糧危機を改善することはできない。
水や土、太陽や火を敬う心を育めば、植物や動物とどのように共存共栄すべきかが謙虚な気持ちとして湧き上がってくるように思える。種や苗、水などの自然、植物や動物の生態系などの尊厳を海の向こう側の企業権利としてはならない。
先祖代々継承されてきた人が生き抜く根源である「種」には、水の存在が欠かせない。
その「水」をも、民営化として売り渡し、既に外資系が参入してきている。
このまま水が奪われてゆけば、全ての生命維持ができなくなる。
水は「命」そのものである。
小さな島国ならではの心の温まる生き方を取り戻すべきと考える。
加藤清吾