9 Dec 2020


 10月9日(水)立川市議会~厚生産業委員会にて継続審議中となっていた種苗法改正案の陳情に対する審議が行われた。臨時国会では、質疑に対する明確な回答がないまま成立を迎え、そこで初めて事の重大さに気づいた方々もいると感じる。多国籍種苗会社の思惑から始まった事への実感も高まり、海外流失を防ぐどころか、積極的な海外企業依存政策、登録品種の過小虚偽も判明、自家増殖をされている方の実態すら把握していない事が解り、本来であればゼロから審議をやり直すべき現状にもかかわらず成立を迎えた。この事で今後慎重な審議重ねない理由が何一つ無いことから各地域での審議に注目が集まった。市民としては、どれだけ市議会という意義が市民の為に機能しているかという点に関して、期待もふくめて注目が集まった。

しかし、その期待は、わずかな時間で崩れ去った。与党は不安な声が少ないと主張、しかしその後、市民への説明義務を果たしていなかった事が判明。説明していなければ、市民の多くは気づかないので、当然不安の声は上がらない。与党側は、前回同様に地元署名者数にやたらと拘るが、選挙を意識しての自己保身視点では無いと願いたい。
市民が肌身危険を感じてから議会で考えるようでは、時既に遅い。委員会側は「国のやっている事なので、市民が不安なら、直接国へ掛け合うように」との事。であれば、市議会の存在は何の為なのであろうか、委員会は市民の方を向いていないともとれる堂々たる発言に驚異すら感じる。上からの権力攻勢は理解できる、しかし、せめてもの市民には健康を害する影響の旨を説明すべきである。陳情者の質疑も認めない、市民の声を集約した質疑内容書の提出も委員会への配布すら認めず返却。今回の改正案の目的はゲノム編集占領でもある。市民の健康に直接の影響が懸念されている事から市民の健康を考えれば自然農、有機農法は全体的に保護する必要があり、特に影響を受けやすい子どもたちの学校給食の有機化は当然のことだが、野党側が学校給食というキーワードに触れると進行役から水が差される。この地域は、学校給食に対して突っ込まれると健康面に関して何か都合の悪いことでもあるのだろうか、カロリーだけを考え、効率性、利便性、生産性だけを重んじた安全面を配慮しない質の低い給食を大量生産しようとしているか、とも考えてしまう程である。肝心なところで「答えられる範囲で」という与党寄りに合いの手が入るが、答えるべき事すら答えていない事実を理解しているのかすら疑問を感じる。

 継続審議期間の約3ヶ月間、市民の深刻な問題への議論が皆無であった事が、ネット中継から垣間見ることが出来た。
この結果に多くの署名者の期待を背負った陳述者は何を思い会場を後にしたのか、直接合って取材を試みたい。陳述者の心の灯火が消えない事を祈るばかりだ。

                   下谷内 亮太

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