

目黒区民センター屋外プールも廃止の方向です。そこでいつもの美術館以外の事にも言及します。
今回の大規模な再開発計画で目黒区美術館だけは現状のまま残してもらうのはおそらくは難しい訳だから他の施設や建物を使う人達の意見も寄せられるように問題提起を書いてみたらどうでしょうかというお問い合わせを受けました。
私は美術や美術館の事が専門であって、都市計画については親族に吉野正治という著名な学者がいたというだけで専門ではありません。また生前の彼から多くを学ぶことが出来たわけではないので彼の書いた入門書を勉強しました。
6月9日の区議会の会議では屋外のプールもすべて廃止の方向との事でした。この決定は夏場が過ぎて冬場が来たら大プールは放置され、野鳥がたまに来るだけで意味がないのではないか?という効率化と無駄論を受けてのものかと思います。
しかし美術館も区民センター設計者の方も都市計画の専門家ですからそのような事は当然考えに入れていたと思います。それでも東京の真ん中の目黒区でいわば都市の真ん中にあれだけの空が開けている事、野外プールが多くの木々に囲まれていることの価値に未来を託したのだと思います。先人たちが考えた事に思いを巡らし共感する事にも現代では意味があるのだと思います。豊かさとは無駄と紙一重のものです。
あの野外プールを毎年楽しみにしている旨の投稿はSNSで今も多く見られます。子供が思いっきり遊んではしゃいでも周りの木々が多くあるために騒音にならないそうです。
そのような区民の意見も大切にするべきかと思います。例えば冬場はNYロックフェラーセンターのようにスケートリンクにできないのか?防火用水としての利用は出来ないか?なども考える方が良いように思います。
いきなり跡地にタワーマンションを持ってくる方が発想が貧困かもしれません。もちろん木々もなくなり温暖化も進み空へ視界も開けなくなるでしょう。