
〇財源はお金を「もっと集める」べきか「もっとつくる」べきか その1
素人感丸出しのオンライン署名に興味関心を持たれ、さらには賛同された方々へ感謝申し上げます。
オンライン署名をはじめて約1か月経ちましたが状況を考察すると閲覧数はおかげさまで4万6千を超えましたが賛同してくださった方の数は150くらいと微妙です。コメントも批判も含めてもっとしてくださると励みになりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
なんで賛同してくださる方が少ないのかと考えるに、大学の無償化のからくりが増税し、実質、中・高所得者の負担増でやろうというもので、なかなか賛同しづらいのでは、と思ったりします。
しかし大学の学費を無償化する意義は単なる負担軽減にとどまらず、高等教育を受けることをベーシックサービスとすることだと思います。
ベーシックサービスとは慶応大学の井出教授の提唱された概念で出産・育児、教育、介護、福祉など人が生きていくうえで必要なモノやサービスを所得が少ないからといって制限されずに受けるられことです(ざっくり私の理解では)。
ベーシックサービスを誰もが受けられるようにするという目的自体にはだれも反対する方はいないと思います。ただ政府がベーシックサービスを提供するために財源を確保しなければならないとなるといろいろと反対意見が出てきます。
今までよりお金が必要な政策をする際、財源論は大きく分けて政府がお金をもっと集めるべきかそれともお金をもっとつくるべきかに分けられると思います。(なにかの予算を減らして予算を付け替えることは相当難しいのでこの際考えません)
お金をもっと集めるべきとは増税することですが増税は基本嫌がられます。まだ政府は庶民からカネをむしり取るのか、と。しかし「庶民」と称する人たちにも経済格差があり中流以上の「庶民」は消費税増税で生活が成り立たなくなるとはならないと思います。選挙における庶民代表である投票率の高い高齢者はすべての人が経済弱者ではなく貯蓄率はほかの世代に比べかなり高い水準です。
そんな自称「庶民」の方を説得する方法としては増税しなければ生活は楽にはなるかもしれないけど人生は苦しくなるよと。少子化対策や福祉政策に必要な財源をケチると10年後20年後貴方のおむつを替える人がいなくなりますよ。貯金が2000万程度では有料老人ホームに入れませんよ。今も家族が入居している親の負担に耐えかねて有料からステータスの落ちる特養に落ち延びてくる人はたくさんいます。特養もとんでもないくらいの順番待ちで都市部ではなかなか入れません。あなたが将来介護を必要とするときに介護難民になって適切なケアを受けられず糞尿まみれ垢まみれになっても構わないのですか?今ですら介護職の成り手がいないのは「庶民の生活」優先で対策を怠ってきた少子化や社会保障の財源を消費税で賄わなかったせいです。日本の介護の質は悪いといわれますが残念ながらサービスの質は使われる予算に比例します。消費税増税による積極財政で少子化と高齢者介護の質を何とかしないとだめなのです。
山が動いた、とはかつて消費税導入を反対し社会党を選挙で勝利に導いた党首土井たか子の言葉です。しかしわたしには少子化対策・高齢社会の社会保障対策に必要な税源の壁になってしまったように思えます。政治家たちには消費税増税を語ると選挙にマイナスになるという教訓になり、「消費税増税反対」は安直な庶民の味方感を出すポピュリストの呪文となりました。
政府はどうしても台所が厳しくなると選挙のない合間に消費税の税率をちょこっと上げてその場しのぎをしています。抜本的な少子化対策・社会保障の充実には大幅な消費税の増税が必要不可欠ではないでしょうか。