Petition update

当キャンペーンのこれまでとこれから

難波 亮丞
横浜市, Japan

Jan 7, 2017 — キャンペーンが勝手に終了していた件、今朝再開しました。あれからダッシュボードを確認したところ、下の方に一定期間署名等がないと自動的に終了する旨の記述があり、手動で再開することができました。お騒がせしてすみませんでした。

それはともかく、当キャンペーンをこれからどうするか、という話を。少し長くなりますがよろしければお付き合いください。

今まで敢えて触れてこなかったのですが、元々このキャンペーンは「財務省による消費増税を絶対阻止する会」(以下、阻止する会)による消費税引き上げ凍結請願キャンペーンのトラブルをきっかけとして始めたものです。

阻止する会のキャンペーンは開始から1ヶ月後には1万筆に迫る勢いでしたが、そのタイミングでバナー画像に保守系のイラストレーターはすみとしこ氏のイラストを掲載したことで、リベラル系の署名者からクレームが寄せられコメント欄が紛糾します。

はすみ氏はシリア難民は偽装難民だと根拠もなく主張し揶揄する風刺画を発表して国際的な非難を浴びたイラストレーターです。その風刺画が実在のシリア難民の子供の写真を無断でトレースしたものであったことも厳しく非難されました。

僕自身はそのトラブルをきっかけに阻止する会のキャンペーンを知ったのですが、消費税増税阻止という署名の趣旨には賛同できるものの、とてもこういう状況では署名する気になれませんでした。

そもそもシリア難民中傷風刺画の件では、僕自身はすみ氏を批判しており、特に実在の子供の名誉を傷つける形であのイラストを描いたことは問題だと思い、元になった写真を撮影したカメラマンに連絡をとったりもしていました。

それだけならまだギリギリ我慢できたかもしれませんが、はすみ氏はちょうどこの時、問題になった風刺画を表紙にしたイラスト集の出版を発表したばかりで、キャンペーンがはすみ氏のデビュー作の販促として機能している状況でした。

仮に署名するとしてもそのキャンペーンを他人に紹介することがはすみ氏のヘイトスピーチに加担することになってしまうのですから、とても署名する気にはなれません。既に署名してキャンペーンを紹介してきた人が裏切られた気持ちになるのも痛いほど理解できます。

そんなわけで消費税増税には反対だがヘイトスピーチには加担したくないという人にも安心して署名できる受け皿が必要だと思い、当キャンペーンを始めることにしました。

阻止する会のキャンペーンと同じ趣旨のキャンペーンを作るのはさすがに失礼だし署名が割れるのもよくないと思い、「消費税減税」を訴えることを思いつきました。これなら両方に署名しても構わないわけです。

実を言うとこの時点では消費税減税を真剣に考えていたわけではなかったのですが、アベノミクス停滞の元凶は消費税増税だとするエコノミストたちの論説を読み返しているうちに、増税中止だけでは景気回復の遅れは取り戻せないと気付き、消費税減税こそが景気対策の本命だと考えるようになりました。

キャンペーンのテーマはこれでいいとして、問題は誰が主催者になるかです。色々悩んだのですが、いいだしっぺである僕の個人名で主催することにしました。

何の活動実績もないその場で作ったような団体の名義で主催するのは欺瞞的だと思っていましたし、一方でリベラル系の市民団体にお願いするのも抵抗がありました。阻止する会のキャンペーンのトラブルを見て、主催者のイデオロギー的な中立性が大事だと思ったからです。

もちろん中立的なイデオロギーなどというものはなく、僕自身もリベラルとしての自覚があるわけですが、署名者をキャンペーンの目的を超えてイデオロギー的に利用しないという点については信頼される必要があります。

それならば、いかなる政党にも政治団体にも所属していない僕個人の立場からキャンペーンを主催するのが一番よいのでは?というわけです。今思えば甘い考えだったなと思わざるを得ませんが…

残念ながら署名はなかなか集まりませんでした。twitter では折りに触れて署名をお願いしたり、保守派が主催する twitter デモなるイベントに参加したり、オフラインでは官邸前の某デモや、某エコノミストの勉強会でビラを配ったりもしたのですが、ほとんど手応えがなく… もっと知り合いの有名人とかに厚かましく宣伝してよって頼んだらよかったんですかね…

昨年春に、主にリフレ派エコノミストの人たちから実際に消費税減税の提案が出た時(「「消費税減税」がメディアで話題に」https://t.co/lIJuKwrfAF で紹介しました)には追い風になるかと思ったのですが、それほどではありませんでした。

安倍政権が消費税増税延期を決めてからはメディアからも消費税減税の話題はフェードアウトしてしまいました。

実は先日、当時消費税減税を訴えていたエコノミストの一人とお話する機会がありました。そこで「なぜ最近は消費税減税を言わないのか?」とたずねてみたところ、今でも消費税減税は正しい政策だと思っているが、政治的な実現可能性があまりに薄いので諦めた、とのことでした。GDPは伸び悩みつつも雇用情勢は堅調で、今後の経済に対して楽観的な見通しを持っていたのも理由かもしれません。

ところで、昨年の5月には例の阻止する会が「安部総理、財務省に負けないで!今こそ消費税を8%から5%へ減税してください!!」というキャンペーンを開始しています。開始後すぐに当キャンペーンの賛同者数を追い越して現在1275筆の署名を集めています。5倍以上ですね…

twitter で阻止する会の方の消費税減税キャンペーンを紹介しているアカウントを見ると、やはり保守派の人たちが多いようです。どうしたリベラル!弾幕薄いよ、何やってんの!

と、そんなこんなで、僕自身も昨年後半は諦めムードでした。約束ですからどこかで締めて民進党と自民党と公明党に署名持って行かなきゃなりませんが、500筆にも満たない署名を持ち込んでも何と思われるやら。

特に民進党。蓮舫新執行部は幹事長に消費税増税の一番の責任者である野田佳彦氏を据えてますし。我々からすれば戦犯ですよ戦犯。そんなところにこぢんまりとした署名の束を持って行っても「大多数の国民は消費税増税を追認している!」って思われちゃうのでは?と思うと本当に気が重いです。

なんていうこと言うのは署名してくださった皆様に失礼なのかもしれませんが…

そんなわけで、できればもう少し、次の衆院選がいつになるかわからないけど、その前までには少しは胸を張っていられるくらいの署名を集めたいな、と思うのです。

どうかよろしくお願いします。


P.S. どうでもいい話ですけど「とびだせ どうぶつの森」に署名集めのイベントありますよね。先日それで署名一生懸命集めたんですが、ぎりぎりのところで期限切れになってしまって、かなり落ち込みました。あの署名用紙、期限切れになるとアイテム名が「かみくず」になるんですよ。かみくず。つらい。


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