⁡ Moving Beyond Hate日本
2020/10/17

こんにちは。Moving Beyond Hateです。
日本大学のキャンパスヘイト問題についてのアップデートです。講義中にレイシズム発言をした日大講師の菊池肇哉氏による謝罪、また所属学部(文理学部)とのその後のやり取りについてご報告します。


 
まず、菊池氏の謝罪について。
10月1日(木)に菊池氏から受講生に向けての謝罪がメールであったようです。内容は、一連の「差別用語の使用」や「過度に一般化された否定的な信念・感情の表明」、また「発言により差別を助長」したことを認め、「不快な思いをされた方」に謝罪する、というものです。

このように差別した教員に謝罪・反省をさせたことは、MBHそして日本社会にとって成果といえます。ただ、本来ならば、こうした謝罪は大学が加害教員にきちんと責任を取らせるなかで行われるべきです。また、菊池氏は本当に反省しているなら、今後どのように差別に反対していくかを示すべきです。
 
 
次に、文理学部の対応について。私たちMBHは以下のことを学部長にメールで質問しました。

  1.  先日(9月23日)の面談で菊池肇哉氏を後期の講義で「監督」していく、と約束した。それについて現在どうなっているのか?きちんと公表し、講義内容(録音)をMBHにも共有してほしい。
  2. 差別の再発防止のためにも、日大は具体的にどのように反差別の姿勢を示しているのか(示す予定なのか)
  3. 緊急の差別調査は行う予定か。

 

日大の返答。
 

  1. 菊池氏に毎週、講義ドラフトを提出させ、それをチェックしている。第1回目については、受講生への謝罪がある予定だったため、その内容について指導した。これまでのところ、差別発言はない。また、音源提供については、教員・学部に著作権があるため、断る。
  2. 再発防止については、学部で差別禁止ルールを作り、次年度の学部要覧・講師の手引きなどに加えるつもり。
  3. 調査は、前学期末の授業評価アンケートを確認し、後期からは差別問題についての項目を入れるつもり。むしろ問題は、被害学生や第三者の立場にある学生の「沈黙」。被害学生も差別問題やその解決策についてどうしたらよいかわからず、学内の相談窓口にも来ていない。そのため窓口の周知が重要。

 

このような日大からの返答を見て、私たちがまず思ったことは、どこまで大学の差別に反対する責任を回避するつもりだろう、ということです。反差別よりも、加害教員や自分たち学部の「著作権」を優先させていること。被害学生の差別問題にかんする知識不足や相談窓口に来ていないことに問題の本質を求めようとすること。こうした反差別回避の態度を取り続ける大学こそが、学生の声を封じているのでないか、と思ってしまいます。
 
しかし、今回のキャンペーンをつうじて日大に教員による差別があったことを認めさせ、また加害教員に謝罪させたことには、とても大きな意味があります。みなさんからの暖かいご支援のおかげです。ありがとうございます。
 
 
今回のアップデートは以上です。
私たちMBHは、引き続き日大にSafe Campusづくりのためにも、きちんと差別に反対するよう訴えていきます。具体的には、差別禁止ルールづくりのプロセスにMBHや日大生を入れるよう求めていきます。今後とも応援よろしくお願いいたします。

 

*文理学部学部長との面談について、note記事でまとめています。こちらもぜひチェックしてみてください!

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