
皆様からの賛同と拡散、change.orgへのご支援のおかげで3月29日現在 21,708名からの賛同をいただいております。
この活動を応援していただきありがとうございます。
当署名の提出分の賛同募集は終了しましたが、臓器移植について知っていただきたいことや活動のご報告をお伝えしています。
一人でも多くの方にお知らせを読んでいだだき、日本の臓器移植について知っていただけたらと思っておりますので、引き続きお知らせ配信の拡散へご協力をいただけますと幸いです。
(過去のお知らせも読んでいただき、シェアをしていただけますとありがたいです。)
時間が経ってしまい申し訳ございませんが、今回のお知らせでも昨年9月17日に行った『厚労省 健康局 難病対策課 移植医療対策推進室(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei_127745.html
臓器移植担当の方々との意見交換の内容の続きをご報告させていただきます。
以前のご報告はこちら↓
〇厚生労働省への署名提出のご報告と要望内容について
https://chng.it/4JCjydhRsy
〇厚労省訪問時の移植医療対策推進室の方との意見交換について①
https://chng.it/Nskc5bWT7s
〇厚労省訪問時の移植医療対策推進室の方との意見交換について②
https://chng.it/xP2yf6bBJJ
■意見交換の内容
要望書の内容と質問状を事前に先方へお送りし、その内容について意見交換をさせていただきました。診療報酬の仕組みについても聞かせていただいておりますので、是非読んでいただけたらと思います。
【質】= 質問状内容
【要】= 要望書内容
【厚】= 厚労省の方からの回答などをまとめたもの
【発】= 発起人からの意見など
【質】質問項目 1.
要望書で求めている内容についての質問です。要望内容の中で現在進められているものがあれば進捗状況などを、また、
今後検討していただけそうなものやご意見をお聞かせいただきたいと存じます。
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3. 臓器提供、移植医療に関わる移植コーディネーター育成や医療者、施設への支援強化をお願いします。
- 【要】移植コーディネーターの支援と認知を広げる取り組みをし、人員不足を解消して下さい
- 【要】移植コーディネーターの人員不足解消後、公的資格化をして下さい
【厚】JOTコーディネーター今年度(2024年度)人件費に関わる部分の補助金を増額している、都道府県コーディネーター地方交付税で令和6年度で増額し、人員体制強化に努めている。引き続き支援と対策強化を行っていく - 【要】 移植医療に関わる医療者や病院、施設へ国から支援をしてください
- 【要】移植医療の地域差を無くして下さい
【厚】臓器提供の連携体制構築事業を行っている。今までは臓器提供施設側のみの連携の支援であったが、今年度からは移植施設側の連携の支援も行っている。(移植を行う医師がドナーから臓器摘出、搬送をしていたが負担が大きかった為、その負担を軽くするための連携支援) - 【要】移植医療に関わるプロセスに診療報酬を出して下さい
診療報酬とは―
私たち患者が公的医療保険制度を利用して医療機関を受診した場合に、医療行為等の対価として計算される報酬を『診療報酬』と呼びます。
日本国民は公的医療保険制度があることで、比較的軽い負担で医療サービスを受けられています。
主に『診療報酬』から医療機関で使用する医薬品や医療資材、施設維持費、経費、人件費などが賄われています。
↓ 診療報酬の仕組みについて、診療報酬を担当される部署『保険局医療課』の方からご説明いただきました。
◇診療報酬の仕組み◇ - 診療行為の1つ1つに厚生労働大臣が定めた点数(診療報酬)が決められている。
- 診療行為ごとに決められた点数を基に「1点=10円」として計算され、医療機関の収入になる。
- 『患者負担分(医療保険制度により患者が1~3割の一部負担)』以外は、『皆さんが払われた健康保険料』と『国庫負担(税金)』となる。
そのため、診療報酬の評価を高くするという事は国民の皆様の負担に影響することを留意しながら、調整をしている。 - 診療報酬改定は2年に一度行われる。
医療行為に対してどのように評価をつけるかというのは、大変テクニカルな内容であるため関係部会などから提案を頂いたうえで決めている。
令和2、4、6年にも臓器移植・臓器提供に関する診療報酬見直しも行われています。参考:令和6年度診療報酬改定 25P Ⅱ-4 https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001221678.pdf
◇診療報酬改定の流れ◇
- 国の予算編成で決められた診療報酬全体の「改定率」の中で
- 中央社会保険医療協議会によって具体的な診療報酬点数の設定等の審議が行われ
- 社会保障審議会医療保険部会及び医療部会で策定された「基本方針」に基づき実施される
厚労省が診療報酬を具体的にどうしていくかということではなく、医療の現状やエビデンスに基づいた要望をふまえた提案に対して対応をすることが、ご負担いただく国民の皆様の理解をいただくために大切。このように診療報酬改定は、中央社会保険医療協議会で最終的に具体的に提案があげられ、議論されたうえで見直しがされます。
私たちが移植の問題として耳にしていた『臓器提供意思確認の際の診療報酬』については、終末期ケア(臓器提供の意思確認含む)に対応するメディエーターに対して診療報酬改定がされました。
しかし、『臓器移植・臓器提供に向けて動いても移植が成立しなかった場合には報酬がつかず、赤字になってしまい病院の負担になってしまう』という問題については、
移植への動きのプロセスに対しての理解がまだ足りず、評価が付きにくいということでした。関係各所から要望があげられる必要があると感じました。
以上です。
↓ 診療報酬の仕組みについて簡単にまとめられています
- なるほど「診療報酬」 日本医師会 https://www.med.or.jp/people/what/sh/
↓ より詳しく書かれた記事です
- 今さら聞けない診療報酬制度のキホン 日経メディカル https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/clinic/nhc/maruwakari/202404/583597.html
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■医療費の問題について
最近、診療報酬を含め医療費の問題が度々話題になっていることをご存知でしょうか。
>2000年の国民医療費は30兆1418億円で、この20年強で約1.5倍に増えました。
>構成比率を見ると公費の割合が33.2%から38.0%に上昇しており、特に地方負担が2兆5646億円から5兆6998億円と約2.2倍に増えていました。
引用:国民医療費、今どれくらい?日経メディカル https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/clinic/nhc/maruwakari/202403/583590.html
今後、医療の優先順位付けや医療費削減のための制度改正などの動きが増えると思います。その中で、このお知らせを読んで下さる皆様にも興味をもって注視していただきたいのが『高額療養費の引き上げ問題について』です。
こちらの記事にまとめられています。
- 2025年8月の引き上げ見送りへ 高額療養費制度 石破首相が表明 これまでの経緯は? NHK首都圏ナビ
https://www.nhk.or.jp/shutoken/articles/101/017/83/
この医療制度は私たち移植当事者も大変ありがたく使わせていただいた医療制度です。
しかし、この制度は私たちのような移植医療にかかる患者だけでなく、急な病気や事故、出産、持病などで高額な医療が必要になった時、国民の誰もが『治療と生活』を守るためにあってよかったと思える制度です。
この素晴らしい制度が、今の状態で存続されるよう、注視をお願いします。
- 全国保険医団体連合会 【抗議声明】高額療養費制度「限度額引き上げ」を含む予算案の衆院採決に強く抗議する
https://hodanren.doc-net.or.jp/info/news/2025-03-04-2/ - 一般社団法人 日本難病・疾病団体協議会【緊急声明】高額療養費制度における負担上限額の引き上げについて
https://nanbyo.jp/2025/02/21/statement_kogakuryoyohi/
他にも様々な医療関連の団体から抗議文が出されています。
また、可能な方は以下の署名にもご賛同いただけたらと思います。
change.org オンライン署名 #高額療養費の限度額引き上げを撤回してください
https://chng.it/HSpPfjX8F5
同時に医療費が大きくなってしまっている事も事実です。
その為、医療の適正利用や無駄になる処方薬を減らす工夫など、一人一人が医療費の問題を自分事だと考え、行動していけたらいいですね。
今回のお知らせは以上です。
また次回、意見交換の内容報告の続きをお伝えする予定です。
引き続きどうぞよろしくお願い致します。