
皆様からの賛同と拡散、change.orgへのご支援のおかげで4月9日現在 21,706名からの賛同をいただいております。
当署名の提出分の賛同募集は終了しましたが、臓器移植について知っていただきたいことや活動のご報告をお伝えしています。
一人でも多くの方にお知らせを読んでいだだき、日本の臓器移植について知っていただけたらと思っておりますので、引き続きお知らせ配信の拡散へご協力をいただけますと幸いです。
今回のお知らせは予定しておりました『厚労省との意見交換のご報告』から内容を変更させていただき、『人生会議』についてと『新しい臓器移植の普及啓発活動』をご紹介します。
■人生会議について知っていますか?■
みなさんは最近話題の『人生会議(アドバンス・ケア・プランニング/ACP)』を知っていますか?
そしてご家族と人生会議をしたことがありますか?
まずは、人生会議がどういうものなのかがイメージしやすいこちらを是非ご覧ください。
- しまねの人生会議 マンガで分かるしまねの人生会議(島根県 健康福祉部 高齢者福祉課サイト)
https://shimaneacp.com/files/common/comicA.pdf
マンガにも出て来るとおり『臓器提供』も終末期の選択肢のひとつで、家族で話し合っておきたいことです。
【人生会議とは】
もしものときのために『あなたが望む医療やケアについて』前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組のことです。
命の危険が迫った状態(=終末期)になると、約70%の人が医療やケアなどを自分で決めたり、希望を伝えたりすることが困難になるそうです。
人が亡くなる・終末期をむかえる確率は100%です。いつか訪れるその時に備え、将来の医療・ケアについて、本人を主体に本人の意思決定を支援するプロセスのことを「人生会議(ACP)」と言います。
いくら想定していても実際に医療を受ける段階では、当初の想定と実際の病状は異なる可能性もあります。
それでも、人生会議を行うことが必要とされる背景には
- 終末期の傷病者が看取りなどの意思を固めていても、慌てた家族等から要請があった場合、救命を主眼とするため、現行の体制では傷病者の意思に沿うことができない。
- 本人が望まない延命治療(治療しても回復する見込みがない場合の延命治療)が社会問題に
- 本人が望む治療やケアを受けられる可能性が高まる
などがあります。
◇「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスにおけるガイドライン」では、このようになっています。(一部抜粋)
人生の最終段階における医療・ケアの方針決定は次によるものとする。
- 本人の意思の確認ができる場合
① 方針の決定は、本人の状態に応じた専門的な医学的検討を経て、医師等の医療従事者から適切な情報の提供と説明がなされることが必要である。
そのうえで、本人と医療・ケアチームとの合意形成に向けた十分な話し合いを踏まえた本人による意思決定を基本とし、多専門職種から構成される医療・ケアチームとして方針の決定を行う。
② 時間の経過、心身の状態の変化、医学的評価の変更等に応じて本人の意思が変化しうるものであることから、医療・ケアチームにより、適切な情報の提供と説明がなされ、本人が自らの意思をその都度示し、伝えることができるような支援が行われることが必要である。この際、本人が自らの意思を伝えられない状態になる可能性があることから、家族等も含めて話し合いが繰り返し行われることも必要である。
③ このプロセスにおいて話し合った内容は、その都度、文書にまとめておくものとする。 - 本人の意思の確認ができない場合
本人の意思確認ができない場合には、次のような手順により、医療・ケアチームの中で慎重な判断を行う必要がある。
① 家族等が本人の意思を推定できる場合には、その推定意思を尊重し、本人にとっての最善の方針をとることを基本とする。
② 家族等が本人の意思を推定できない場合には、本人にとって何が最善であるかについて、本人に代わる者として家族等と十分に話し合い、本人にとっての最善の方針をとることを基本とする。時間の経過、心身の状態の変化、医学的評価の変更等に応じて、このプロセスを繰り返し行う。
③ 家族等がいない場合及び家族等が判断を医療・ケアチームに委ねる場合には、本人にとっての最善の方針をとることを基本とする。
④ このプロセスにおいて話し合った内容は、その都度、文書にまとめておくものとする。 - 複数の専門家からなる話し合いの場の設置
上記(1)及び(2)の場合において、方針の決定に際し、・医療・ケアチームの中で心身の状態等により医療・ケアの内容の決定が困難な場合
・本人と医療・ケアチームとの話し合いの中で、妥当で適切な医療・ケアの内容についての合意が得られない場合
・家族等の中で意見がまとまらない場合や、医療・ケアチームとの話し合いの中で、妥当で適切な医療・ケアの内容についての合意が得られない場合等については、複数の専門家からなる話し合いの場を別途設置し、医療・ケアチーム以外の者を加えて、方針等についての検討及び助言を行うことが必要である。
資料:厚生労働省 人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000197721.pdf
どうしても日本では死について『縁起でもないこと』と避けられがちでした。
しかし、本人の尊厳を守ることや家族の負担を減らすだけでなく、医療資源や医療費の問題などにもつながる為、しっかり人生会議を普及させていこうという流れになってきています。
まずは知ることから、そして少しずつでも話し合ってみてくださいね。
〇人生会議の参考になるサイト
ポップに簡単にわかりやすくまとめられたサイトです↓
- しまねの人生会議(島根県 健康福祉部 高齢者福祉課サイト) https://shimaneacp.com/
より詳しく具体的に見たい方はこちらをどうぞ↓
- ゼロからはじめる人生会議「もしものとき」について話し合おう 厚生労働省 https://www.med.kobe-u.ac.jp/jinsei/
■新しい臓器移植の普及啓発活動のご紹介■
これまで臓器移植の普及啓発活動は主に臓器移植当事者や関係者(日本臓器移植ネットワーク、移植者や家族、医療者など)がメインで行ってきました。
しかし、新たにメディアとして臓器移植を取材してこられた方が新しい臓器移植の普及啓発活動をされるとのことで、ご紹介させていただきます。
イベント名:『死をもっとポップに、終活を再定義する 「デスフェス2025」』 https://deathfes.jp/
開催期間:4月12日(土)〜17日(木)の6日間
会場:渋谷ヒカリエ8Fイベントホール
入場料:無料
このイベントの中で、臓器移植を知って意思表示について考えてもらうブースが出展されるそうです。
プロジェクトを立ち上げられた方からいただいた企画詳細についてお伝えします。
デスフェスは、4/14を「良い死の日」と位置づけ、誰もがいつかは迎える死について、タブー視せずに向き合うことで、生と死のwell-beingを考えるイベントです。
昨年初めて開催され、大きな話題になりました。今年はスケールアップして実施されます。
メディアで働く人間として、長年移植医療の取材・放送を続けてきましたが、「移植医療」というテーマ単体を健康な方にいきなり投げかけても、なかなか考えてもらえないと感じていました。そんな中、「死」というテーマを多様な視点で(しかも明るく)捉える本イベントの一角に「移植医療」を置いてみたらどうなるのか、試してみることにしました。
今回のために「ZOK1-11」(1人から最大11人を救える医療)というプロジェクトを立ち上げ、参加します。
この期間中、普及啓発グッズの展示・配布のほかに、
・トークセッション https://deathfes.jp/program/785/
・臓器移植にまつわるさまざまな疑問点を話せる 臓器移植「なんでも質問コーナー」 https://deathfes.jp/program/1233/
・美味しいビールや美味しいおつまみを食べながら話せる スナック横丁 https://deathfes.jp/program/783/
など、様々な企画を用意されているそうです。
臓器移植を受けた当事者の姿を見たり、直接話を聞いたりもできるとのことです。
移植の普及啓発を当事者や関係者じゃない方がされるという事に、発起人及川も注目しております。
「家族に終末期の意思について聞きたいけど、話しにくい」という方など、入場無料のイベントなので、是非ご参加ください。
■臓器提供の現場を取材された記事のご紹介■
脳死下の臓器提供ルポ…「ドナーの意思を最大限尊重するのが医師の使命」時間との闘いの摘出手術、クーラーボックスなで見送る家族 読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20250221-OYT1T50094/
今回のお知らせは以上です。
引き続き拡散など、ご協力をよろしくお願い致します。