皆様からの賛同と拡散、change.orgへのご支援のおかげで12月3日現在 20,012名からの賛同をいただいております。
なんと・・・2万人を超えることができました!!
目標だった16000人分も突破でき、2万を超えてもの賛同を頂けたことにさらに驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。
心を寄せて下さった皆様、本当にありがとうございます。
現在、目標としている提出方法を叶えるべく模索している為、提出準備にお時間を頂いております。また進捗がありましたらこちらのお知らせにてご報告させていただきます。
このオンライン署名活動を応援していただき、ありがとうございます。
引き続きよろしくお願い致します。
今回のお知らせでは『腎移植と当事者の移植への思い』についてご紹介します。
■腎移植とは
「腎臓」は血液を濾過して老廃物や余分な塩分を尿として体の外へ排出したり、体に必要なものを体内に留める働きをする臓器です。
腎臓に生じた炎症によって引き起こされる腎炎や糖尿病などによって慢性腎臓病から末期腎不全になると、治療しなければ尿毒症となり死に至ります。
末期腎不全に陥った場合の治療には3療法があります。
- 血液透析・・・血液透析療法は、機械に血液を通し、老廃物や不要な水分を除去し、血液をきれいし体内に戻します。
- 腹膜透析・・・腹膜透析療法は、お腹の中に透析液を入れ、自分の腹膜を利用して老廃物や不要な水分を除去し、透析液を体外に排出。これを繰り返すことで血液をきれいにします。
- 腎移植
透析:普通の透析で代わりをする量は腎臓の本来の働きの1/10程度にしかならず、必ずしも十分とはいえません。
腎移植:腎代替療法として現時点では理想的な治療法と言われており、透析療法による時間的な拘束が少なく日常生活のQOLが高くなります。ただし、移植後は高血圧や糖尿病などの生活習慣病や悪性腫瘍の発生には注意が必要です。
◇腎移植の対象となる病気の例
糖尿病性腎症/慢性糸球体腎炎/IgA腎症/腎硬化症/先天性腎低形成/馬蹄腎/嚢胞腎/妊娠中毒症など
※病状によっては腎移植の適応とならない場合があります。
腎移植には【献腎移植(脳死/心停止)】のほか、健康なドナーから腎臓の一部の提供を受ける【生体腎移植】があります。
腎移植が肝移植あるいは心移植と大きく異なる点は、脳死下での提供以外に心停止下での提供を受けても移植が可能なことで、以前は献腎移植のほとんどが心停止下腎移植でした。
- 生体腎移植
提供される腎臓は1つ。日本では献腎移植が非常に少ないために生体腎移植の占める割合が多いのが現状です。
移植成績もたいへん良好です。しかし、ドナーの腎機能は半分近くになります。ほとんどの方はその後の健康に問題ありませんが、中には蛋白尿の出現や血圧上昇などが起こることもあります。
また、ドナー手術にもリスクや合併症が起こることがあるためドナーになる方の十分な理解と同意が必要です。他にも医学面・環境面など適応基準が定められています。 - 献腎移植
1人のドナーから2つの腎臓が提供され、2人の末期腎不全患者が移植を受けられます。
生体移植についてはまた改めてお伝えします。
<参考>
家族と考える慢性腎臓病サイト~腎援隊(じんえんたい) よくわかる透析の基礎知識
日本移植学会 ファクトブック2022
日本移植学会 臓器移植Q&A 腎臓
■透析をしながらの移植待機生活について
生体腎移植経験者で現在は再移植が必要なため献腎移植を待機中のMさんに透析や移植待機への思いをお聞きしました。
Q:透析はどのようなスケジュールでされるのですか?
A:大抵の場合、週に3日(月、水、金か火、木、土)1日4時間です。病院によっては、5時間や6時間のところもあります。時間が許せば、長い時間透析をする方が良いようですが、病院の都合で時間を伸ばせない所もあります。
私の場合、フルタイムの仕事が終わってから夜間透析をしています。
Q:体調不良などで通えないなど、透析を休むとどうなるのでしょうか?
A:飛ばした(透析を休んだ)ことはないのでわからないですが、一日空きよりは、二日空きの方が体が重くなります。透析を中止すると数日間~2週間程度で死ぬようです。
辛い時は、このまま死んでもいいか…と思ったりしますが、透析せずに死ぬってことは、とても苦しいらしいです。
私の通う病院では、インフルやコロナに罹った時は、個室で透析をしています。
Q:透析しながらの待機生活の大変なところはどんなところですか?
A:透析は穿刺(透析用の針刺し)が、痛かったり、透析中血圧が安定しなかったり、透析後や翌朝体がだるかったり、頭が痛かったりといろいろです。しっかり止血が出来なくて、出血したりします。透析には楽しみがありません。
また、体はしんどいけど生活のためには働かざるを得ないことも大変です。精神面でも、「一生、週3回が続くのか…」とか「健康な人のように働けない…」とかナーバスになることもあります。
さらに腎臓移植の場合、待機者が多いので「たぶん回って来ないだろう」という諦め気分を持ちながらも、いつ電話がくるだろうかとドキドキ毎日を過ごしています。
Q:移植の前と後の体調や生活の違いを教えて下さい。
A:移植前にも一年透析をしていました。その透析に入る前(保存期)はクタクタだったので、透析をすることで少し元気になりました。
移植をすると、食べ物や飲み物の制限がゆるくなります。透析時は水分を控えていたのですが、移植したら大量に飲まないといけなくなりました。
月に一回の検査日には、移植腎臓の腎機能検査結果に検査に一喜一憂、ドキドキしながら検査を受けていました。結構ストレスでした。
移植後は忘れず免疫抑制剤を飲むことになりますが、透析が不要になり体も元気になりました。
Q:再移植が必要になっても前回移植を受けられて良かったですか?
A:前回の移植から約14年半で再移植が必要になりました。その14年半の間に仕事上では、担任をもつ事ができました。生活上では母と旅行に行ったり、県外に行ったりできました。いろいろな物が食べられる事もよかったです♪お酒も飲みました!
普通の元気な人と変わらない生活ができました。
Mさんありがとうございました。
ちなみに、2021年末の透析患者数は349,700人で年々増加しており、現在、国民358.9人に1人が透析患者となっているそうです。
透析患者のうち13,738人(2021年12月31日時点)が献腎移植を希望して日本臓器移植ネットワークに登録を行っていました。
■献腎移植希望登録者に関するデータ ◇2023年10月31日時点の日本臓器移植ネットワーク(JOT)へ献腎移植希望登録者数
14,181名
◇1996年4月~2023年10月末のJOT献腎移植希望登録者 50,244人のうち
- 献腎移植を受けられた人:4,580人
- 生体移植済:3,279人
- 待機中死亡:5,109人
- 登録取り消し(理由不明):23,083人
◇2021年の腎移植実施症例数 1,773例のうち
- 生体腎移植 1,648件 (92.9%)
- 献腎移植/心停止 19件 (1.1%)
- 献腎/脳死下 106件 (6.0%)
日本では献腎移植の件数が少ない為、他国と比べると生体移植の割合が非常に高くなっています。
<参考>日本臓器移植ネットワーク 移植希望登録者数 腎臓
臓器移植希望登録者の現況 移植希望登録者数
日本移植学会 ファクトブック2022
腎臓病や透析、移植についてはこちらの記事や動画も参考によろしければご覧ください。
今回のお知らせは以上です。
引き続き宜しくお願い致します。

