Petition updateいのちのバトンがつなげられる日本の移植医療システム整備と普及を!【移植医療普及のための署名】グリーンリボンキャンペーン/臓器提供意思表示の方式について 他
及川 幸子Japan
Oct 4, 2023

皆様からの賛同と拡散、change.orgへのご支援のおかげで10月4日現在 13,182名からの賛同をいただいております。
このオンライン署名活動を応援していただき、本当にありがとうございます。

引き続きよろしくお願い致します。

 

前回のお知らせでふれましたが、今回は『グリーンリボンキャンペーン』と『意思表示の方式と移植当事者のみなさんのご意見』をお伝えします。

 


■10月は『臓器移植普及推進月間』、10月16日は『グリーンリボンデー』です。

前回のお知らせでもお伝えしましたが、1997年10月16日に臓器移植法が施行されたことに由来し、『グリーンリボンデー』は日本臓器移植ネットワーク(JOT)によって、『臓器移植普及推進月間』(10月1日~31日)は、厚生労働省によって定められています。

臓器移植が正しい理解に基づき、更に進むようにと10月には、臓器移植医療に関する知識の普及と啓発を目的としてライトアップやイベントなどが全国で開催されます。

グリーンリボンキャンペーンについてはこちらをご覧ください。
10月は臓器移植普及推進月間 グリーンリボンキャンペーンがスタート 一人ひとりに問いかけ、“ジブンゴト化”を促す(公益社団法人 日本臓器移植ネットワーク|PR TIMES)

 

◇第24回臓器移植推進国民大会

臓器移植推進国民大会が広島県で開催されます。オンライン配信もあります。
ドナーファミリーや移植経験者、医療者の話も聞くことができるようです。

詳しくはこちらをご覧ください。

第24回臓器移植推進国民大会を開催します(広島県ホームページ)

 

◇グリーンリボンサポーター募集

グリーンリボンキャンペーン公式SNSページから発信されるグリーンリボンキャンペーンの情報を「“いいね”をする、家族や友達に広める」というアクションで支援をする「グリーンリボンサポーター」を募集しているそうです。各SNSのキャンペーンアカウントを是非チェックしてみてください。

<グリーンリボンキャンペーン各SNSアカウント>

 

 


■『臓器提供意思表示の方式』について

前回お伝えしたアンケートの結果でとくに多かったご意見が『意思表示は義務化してほしい』というものと『意思表示をオプトアウト方式にしてほしい』というものでした。

この意思表示の方式については、各国で違いがあり、世界で採用されている<臓器提供の意思表示方法>には2つの種類があります。

 

  1. オプトイン/OPT-IN(OPTING IN) 
    臓器提供したい場合にその意思表示をする方式
    臓器移植を「Gift of Life」であると考える慈善型の制度です。
    →アメリカ、イギリス、ドイツ、韓国、日本で採用
  2. オプトアウト/OPT-OUT(OPTING OUT)
    臓器提供したくない場合にその意思表示をする方式
    臓器を共有する「Organ Share」という考えに基づく制度です。
    →フランスやスペインなどヨーロッパにおいて主に採用

 

なお、どちらの制度の場合も実際には家族の反対があれば臓器提供は行われません。

<参考>日本臓器移植ネットワーク(JOT)世界の臓器提供数(100万人当たりのドナー数)


また、こちらの記事のマンガではオプトアウトの制度が採用されているオランダの意思表示の仕組みについてマンガで書かれています。

臓器移植法があるオランダでは成人は原則「ドナー(提供者)」として登録される(Yahoo!ニュース)

 

 

■『臓器提供意思表示方式』についていただいたご意見

当事者のみなさんからいただいた「臓器提供意思表示の方式アンケート」のご意見を紹介します。

※回答内容は個人の方のご意見です。


◇オプトイン方式を希望される方のご意見
  • 「Gift of Life」「誰かのために私ができること」の考え方が浸透し、提供してもいいという人たちの善意で助け合える社会になればと私は思います。でも、現実では移植医療はどこか遠い世界の話で。意思表示どころかどうしたいかを考えることもしていない人が大多数だと思われることがとても残念です。自分の体、自分の人生のことなので、どうしたいかを考えることはとても大切だと思います。みんながもっと自分のこととして考えるように国にも頑張って対策をしてほしいです。
  • 提供してくれる方の思いを尊重できたり、臓器提供してもらうことが当たり前にならないようオプトインのままがいいと考えます。
  • ボランティアの経験などを通して感じるが、日本人にも助け合いの気持ちを持っている人が実はけっこういると感じています。ただ、意思表示や移植医療についての知識がないため、必要性を感じていなかったり、わざわざ調べてまで書き込んでいないのでは?知る機会、考える機会を作ることで日本でもオプトイン方式のままでももっと助け合えるようになるのではと思います。
◇オプトアウト方式を希望される方の意見
  • 意思表示は絶対NOの人だけでいいかも。移植医療をしっかり整備することが必要。
  • 意思表示の仕組みを変えた方が良いと思います。移植をしたくない人・臓器提供したくない人は意思表示をする。意思表示が無い人は移植に賛同したとみなす。
  • シンプルにオプトアウトに日本もするべきだと思います。これならあまり混乱も少ないように感じますし。
  • 意思表示がなければ提供になるオプトアウトの方がいやなら嫌でそこまで悩まなくていいかも。
  • 日本では意思表示への意識が低く、オプトアウトの方が提供したくなかったら必ず意思表示するのでいいと思う。
  • マスクをつける、外す。マイナンバーカードもそうだが、日本人はこのように政府が決めてくれなければ、意思表示件数はなかなか伸びないと思う。反対に政府が決めると、素直に従う国民。オプトアウトにすれば、NOの人は必ず意思表示をしてくれるはず。
  • 医療現場の最前線の救急医が臓器提供を提示することは医師として敗北感しかないとお聞きしたから。

◇その他
  • オプトアウト方式が望みですが、まず現行の「臓器提供する場合にのみ脳死を死とする」から「脳死を死とする」の法改正をすることが必要になってくると思います。また色々な分野で「国の決めることに信頼が出来ないから反対」と言う方々を説得していかなければならない困難を乗り越えていかなければなりません。まず、臓器提供意思表示の浸透が必要だと思います。
  • 完全に脳死が人の死と定義されていない日本で、いきなりオプトアウトとすることは、現実的ではないと思うし、多大な反対、批判になると思う。
    まずは脳死判定を行える拠点を増やすこと、臓器提供の意思表示を漏れなく汲み取れる医療体制、各病院が移植医療に前向きになれる制度などを整備する必要があると感じています。そして、移植医療が世間に認知され普及してきた先に、オプトアウトへ移行の是非を検討できる段階になるのではないでしょうか。
  • どちらも正しいですし、強制的ではないけれど難しいですね。 日本の民族性や文化とか思想とか様々あって普及が進まないのかなと考えちゃいます。「私はもしもの時に提供できる、しても良い」と意思表示を家族にしていますが『gift of life』⇽家族のことだと例え意思表示があってもこの思いにたどり着かないまま、決断できない方もいるだろうなと思います。

 

◇私たちの署名の中で求めている『意思表示方式の議論』について

私たちの署名の文中でもこの臓器提供意思表示方式についてふれていますが、そちらについての私たちの思いについても書かせていただきます。


署名ページより ―――――――――――――――――――――――――――

●臓器提供意思表示方法(オプトイン→オプトアウト)の議論を求めます
※変更を求めるものではなく議論を求めています

内閣府実施の2021年の世論調査によると「臓器提供の意思表示をしている」と答えた人の割合は10.2%と極めて少ない現状です。
本人の意思表示がない場合、家族が臓器提供を決断することになりますが悲しみの中で悩まれたり、後でご本人の意思がわかり後悔されるケースもあります。
臓器提供を希望する場合に意思表示を書く『オプトイン方式』が現在は日本の意思表示方法となっていますが、提供をしたくない場合に意思表示を書く『オプトアウト』方式にするかを議論されるだけで自分事として考えて、意思表示をする方が増える可能性があります。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

この署名で求めているのは補足の通り、『方式の変更』ではなく『議論』です。

この意思表示方式については、私たち当事者間でも意見が様々です。そんな中、私たちがこの『議論』を望むのは、「意思表示の方式の議論」がはじまると報道やワイドショー、新聞記事などで「意思表示の考え方」や「移植についての知識」を取り上げてもらえると考えたからです。
これまで知る・考える機会がなかった臓器提供意思表示や移植医療のことをみなさんが知る機会となり、自分事として興味をもって考えてくださる方が増えることを期待して議論を求めています


ちなみに発起人の及川はオプトイン方式のままで移植への理解と普及が進むことを願っています。
みなさんはどのように考えられたでしょうか。是非、コメント欄でもご意見をお聞かせください。


以上、『意思表示方式について』でした。

 

 

 

■意思表示の年齢制限について

署名のコメントに意思表示の年齢制限についてのご質問がありましたので解説させていただきます。

  • 臓器提供の年齢制限があるように聞きます。確かに若い臓器が良いでしょう。高齢者の部類に入る自分の臓器提供はどうなのか。しない方が良いのか。
  • 以前、臓器提供の意思表示をしようとしたら、一定の年齢以上(老人)は不可(臓器提供はできない)と言われたことがあります。臓器提供が可能な年齢制限(高齢)についても解説していただければ助かります。

 

臓器提供適応基準では以下の通り各臓器により推奨年齢というものはあります。
心臓:50歳以下、肺:70歳以下、腎臓:70歳以下、膵臓:60歳以下、小腸:60歳以下

しかし、この年齢を越えた方でも、医学的に提供が可能である場合があり、移植患者(レシピエント)に臓器を移植する前に、必ず医学的に提供可能な臓器かを検査し判断されます
その為、服薬状況・年齢・持病の有無などに関わらず意思表示が可能です。あくまでもご自身の意思を表示していいとのことです。

 

日本臓器移植ネットワークのデータによりますと、日本ではこれまでに70歳代の方からも11件の提供があったようです。(それ以上の年齢についてはデータ不明)

 

<参考>
日本臓器移植ネットワークの脳死下臓器提供者の内訳 

日本臓器移植ネットワーク Q:臓器提供に年齢の上限はありますか。

 

ちなみにアメリカではこれまでに95歳の方がドナーになられたケースもあったそうです。
米国内最高齢の臓器ドナーに、95歳で死去の男性/CNN 

 

 

  ■家族に相談しづらい、意思が決まらない

なかなか家族と話すきっかけがない、内容が重い為に相談し辛いという方も多いかと思います。
例えば、ご家族といらっしゃる時にテレビや新聞記事、インターネットで移植に関するものを見たことをきっかけに、またはこの署名ページを話題に話してみるのはいかがでしょうか?


「臓器提供について話したいのだけど・・・」というかたちだと話しにくいと思いますが、「今日これを見たんだけど、移植とか臓器提供て〇〇らしいよ。どう思う?」のようなかたちからはじめると話しやすいかもしれません。

10月はグリーンリボンキャンペーンでのライトアップやイベントなどもありますので、そういったものもきっかけにされてみるのもいかがでしょうか。

 

また、意思が決まらない場合には無理に意思表示をする必要はありません。しかし、ご家族に「どうして迷っているのか」を伝えておくことでご自身の考え方がわかり、ご家族が万が一の時に決断をするヒントになるかもしれません

 

 


■意思表示の方法について
  • 今の保険証にはこの臓器移植(原文まま)の意思表示があるが、マイナンバーカードには無いので、そこをちゃんとしてほしい。
  • 車の免許証に臓器提供記載されているが、今月で返納する為今後どうすればいいか分からない。
  • 保険証には示してありますが、常に携帯しているわけではないのが、やや不安です。


臓器提供の意思表示には以下の方法があります。

  • 健康保険証・・・裏面に記入欄あり
  • 運転免許証・・・裏面に記入欄あり
  • マイナンバーカード・・・表面右下に記入欄あり(かなり小さな文字のため、見落とされている方が多いようです)
  • 意思表示カード・・・都道府県や市区町村役場窓口、一部の病院などに設置されている場合があります。
  • インターネットによる意思登録・・・日本臓器移植ネットワーク(JOT)の意思登録サイト https://www2.jotnw.or.jp/flow から登録できます。
    健康保険証や運転免許証などを持っていない、意思表示カードがない場合でも大丈夫です。「提供しない」意思の登録も可能です。

 

カードを持ち歩く必要がない為、インターネットより意思登録をしておくと安心かもしれません。


ご自身に合うかたちでの意思表示をご検討ください。

 

■メディア掲載のお知らせ

発起人佐々木沙織さんのコメントが 一般社団法人全国心臓病の子どもを守る会 心臓をまもる 10月号 に掲載されました。

 

 

引き続き、私たちの活動について取材してくださるメディアの方がいらっしゃいましたらよろしくお願い致します。

 

※取材依頼・お問い合わせはこちら(メールソフトが起動しない場合は isyoku2023@gmail.com までメールにてお問い合わせください)

 

 

 

■拡散のお願い

こちらの署名募集も残すところあと1ヶ月となりました。是非、目標の賛同数16000人に届くよう、拡散のご協力をいただけたら嬉しいです。

FacebookやTwitter、メールやLINEでもシェアすることができます(LINEはスマホ画面のみ)。

日本の移植医療について知っていただく、賛同を集めるためにもこの活動をたくさんの方にご紹介いただけるととても助かります。

 

◇このキャンペーンを簡単に拡散できる方法

 


引き続きみなさんのご協力をよろしくお願い致します。

 

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