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■臓器提供を考えるときに知っておきたい基礎知識②■
以前のお知らせの『臓器提供について考えるときに知っておいてほしいこと』の「データで見る臓器提供意思表示」で意思表示の現状についてお伝えしましたが、前回に続き『臓器提供について考える時に知っておきたい知識/脳死・心停止死後の臓器提供について』についてをお伝えします。
意思表示を考えられる際の参考になればと思います。
◆「臓器提供とは」まとめ
臓器提供の決断が必要になるのは、突然の事故や病気で最善の救命治療をしても「救命が不可能である」と診断され【脳死】とされる状態、
または【心停止前の終末期】の自分の体の選択肢の1つです。
- 脳死下で提供可能な臓器:心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸、眼球
- 心停止死後に提供可能な臓器:腎臓、膵臓、眼球
◇臓器提供をするには
- 本人が臓器提供をする意思表示をしていて、ご家族の承諾がある場合
- 本人の臓器提供の意思が不明な場合で提供拒否の意思表示がない場合には、ご家族の承諾がある場合
が大前提です。さらに
- 事故や病気で運ばれた病院が、ガイドライン上で定められた臓器提供施設で必要な体制が整備されていること
- 脳死とされうる状態、もしくは終末期と診断されている状態であること
- がんや全身性の感染症で亡くなられた方は提供できない(死亡原因)
- 提供臓器に感染症やがんなどがなく状態良好なこと(臓器の状態)
などの条件があります。
また、日本での臓器提供にはお金のやり取りがありません。これは臓器売買になってしまう為です。
※臓器売買は日本では法律によって禁止されています。
◆意志表示カード所持者の治療
「臓器提供をする」との意志表示に関わらず、救命治療は当人の命を救うことを第一に考えて行われます。臓器提供を優先されることはありません。
※以前のお知らせで救急科専門医の薬師寺先生が医療現場で行われている事を書いて下さっています。
<参考>脳死判定はどのように行われるのか?人の死と脳死と臓器移植について
まだ読まれていない方は、是非読んでいただけたらと思います。
◆臓器提供の流れ
◇脳死による臓器提供の流れ
①最善の最善の救命治療を行ったにもかかわらず、回復の可能性がなく、救命が不可能であると診断される
②ご家族へ病状説明「臓器提供という選択肢」もあることを提示
③ご家族が話を聞いてみたいという場合に日本臓器移植ネットワークの移植コーディネーターが派遣され、臓器提供について説明
※臓器提供をするかどうかは移植コーディネーターに詳しく説明を受けたうえで決めることができます。決して臓器提供を勧められたりお願いされることはありません。
※説明を聞いたからと言って必ず提供しないといけないわけではありません。
④家族で話し合い、家族の総意として意思決定。承諾書作成。
※臓器摘出手術の入室前までであればいつでも取りやめることが可能です。
※提供しないと判断しても不利益な扱いを受けることはありません。
⑤脳死判定。家族の承諾を踏まえて、法律に基づいた厳格な脳死判定を2回行います。2回目の終了時刻が死亡時刻となります。
※希望される場合、脳死判定に立ち会うことも可能です。
⑥移植を受ける患者の選択(JOTに登録している移植希望者の中から医学的に最も適した人がコンピューターを用いて公平に選ばれます。)
⑦臓器の摘出手術
※摘出手術は、3~5時間かかります。
※摘出された臓器は、移植希望者が待つ移植施設に迅速に運ばれて移植されます。
⑧お体のお戻し
摘出手術の後、傷跡をきれいに縫い合わせるなどお身体を整えられ、ご家族の元に戻ります。通夜や葬儀などを過ごしていただけます。
◇心停止死よる臓器提供の流れ
上記の「脳死による臓器提供の流れ」から「法律に基づく脳死判定を受ける」など脳死に関する事項がありません。
◇臓器提供の流れがわかる動画
現在Youtubeにアップされている動画に、臓器提供の流れについてわかりやすく説明されている動画がありますのでご紹介させていただきます。
※注意※
ご家族や大切な方を亡くされた経験のある方はご自身の経験を思い出される可能性があります。視聴されるかどうかご自身の心身の状況で判断いただけたらと思います。
【テレビ信州】シリーズ企画「命のリレー」
①臓器提供 家族の承諾(2022年10月17日放送「news every.」より)
②脳死判定の基準 現場の医師は(2022年10月18日放送「news every.」より)
③移植希望者の選定基準とは(2022年10月19日放送「news every.」より)
④時間との闘い臓器摘出(2022年10月20日放送「news every.」より)
⑤臓器の搬送と移植手術(2022年10月21日放送「news every.」より)
◆臓器提供意思表示について
◇意思表示の制限
臓器提供意思表示は15才から可能です。これは 民法961条で定められている遺言能力年齢に基づいたものです。
意思表示に年齢の上限はない為、どなたでも記入できます。拒否の意思表示は15歳未満を含めてすべての年齢で尊重されます。
また、意思の変更は何度でも書き換えられます。
臓器提供適応基準では各臓器によって望ましい年齢を示されていますが、この年齢を越えた方でも医学的に提供が可能な場合があります。
移植患者(レシピエント)に臓器を移植する前に、必ず医学的に提供可能な臓器かを検査し判断されます。
その為、服薬状況・年齢・持病の有無などに関わらず意思表示が可能です。
※臓器提供は0歳から可能です。
※カード類の意志表示の変更は取消線などで消して、新しい意思に書き換えることで何度も変更可能です。
JOTのホームページに意思登録をされている場合は、JOTのホームページから内容の確認や変更、削除が可能です。
◇意思表示欄の記入方法
臓器提供意思表示では、「臓器を提供する」という意思だけでなく、「臓器を提供しない」という意思も表示できるようになっています。
①意思を選択します
- 脳死後及び心臓が停止した死後のどちらでも臓器提供を希望される方→1.に○をつけてください。
- 脳死後の臓器提供はしたくないが、心停止した死後は臓器提供を希望される方→2.に○をつけてください。
- 臓器を提供したくない方→3.に○をつけてください。
※2.3に〇をつけられた場合、法律に基づく脳死判定を受けることはありません。
②提供したくない臓器を選択します
1.か2.に○をつけた方で、心臓・肺・肝臓・腎臓・膵臓・小腸・眼球の中から【提供したくない臓器】があれば、その臓器に×をつけてください。
③特記欄の記入
意思表示には特記欄の()があります。そこに記入できるのは
- 皮膚、心臓弁、血管、骨などの組織を提供してもいい方は、「すべて」あるいは「皮膚」「心臓弁」「血管」「骨」などと記入できます。
※皮膚移植は広範囲にやけどを負った方などの救命のために移植され、美容目的などに使われることはありません。<参考>日本スキンバンクネットワークHP - 配偶者や子ども・父母が移植希望登録をしており、医学的な条件を満たしている場合に臓器を優先的に提供する意思を表示することができます。
※自殺した方からの優先提供は不可など、他にも厳しい条件があります
◇臓器提供意思表示の方法
臓器提供の意思表示には以下の方法があります。
- 健康保険証・・・裏面に記入欄あり
- 運転免許証・・・裏面に記入欄あり
- マイナンバーカード・・・表面右下に記入欄あり
- 意思表示カード・・・都道府県や市区町村役場窓口、一部の病院などに設置されている場合があります。
- インターネットによる意思登録・・・日本臓器移植ネットワーク(JOT)の意思登録サイトから登録できます。
健康保険証や運転免許証などを持っていない、意思表示カードがない場合でも大丈夫です。「提供しない」意思の登録も可能です。
また、アンケートなどでご質問いただいたうち、既出でないものについて回答させていただきます。
Q:意思表示カードは持っていますが警察や消防の人はきちんと確認してくれるのでしょうか?
A:意思表示カードの所持確認はご家族がされることになり、警察や消防の方が確認することはないそうです。
Q:渡航履歴による制限(例えば90年代にイギリス渡航歴があるとダメとか)はありますか?
A:あります。細かい規定がありますので、詳しくは下記の資料をご覧ください。
日本臓器移植ネットワーク(JOT) 臓器提供者(ドナー)適応基準
今回の『臓器提供を考えるときに知っておきたい基礎知識②』は以上です。
是非、たくさんの方に知っていただきたく、こちらのお知らせのシェアなどまわりの方にもお伝えいただけたらと思います。
よろしくお願いします。
■意思表示カード付きリーフレットや移植啓発ポスターの設置へご協力のお願い■
臓器提供する・しないに関わらず移植医療の普及を支援する方法のご紹介です。
『臓器提供意思表示カード付きリーフレット』や『移植啓発ポスター』などの普及グッズを会社や店舗、学校、病院、イベント会場などに設置していただくことも移植医療の支援になります。
設置可能な場所がありましたらご協力をいただけますと大変ありがたいです。
リーフレットなどの資材は日本臓器移植ネットワークから無料で取り寄せることが可能です。
どのように届くか、こちらのページでご覧いただけます。
資材のお取り寄せはこちらのJOTホームページから可能です。
他の支援方法も書かれています。
※資材の取り寄せは時間がかかる場合があります。
ご協力よろしくお願いします。
■拡散のお願い■
こちらの署名活動はFacebookやTwitter、メールやLINEでもシェアすることができます(LINEはスマホ画面のみ)。
日本の移植医療について知っていただく、賛同を集めるためにもこの活動をたくさんの方にご紹介いただけるととても助かります。
◇このキャンペーンを簡単に拡散できる方法
- 署名賛同後に届く受信メール下部、お知らせページにある各SNSへのシェアボタンでの拡散
- https://www.change.org/Isyokuiryou のURLをメールなどでご紹介いただいての拡散
- チラシデータを使用しての拡散
2種類のデータをご用意しています。チラシPDFデータを下記よりダウンロードしてご使用いただけます。(A4サイズに半分ずつ、2つ同じものが並べてあります)
画像左:シンプルタイプ chirashi_a.pdf
画像右:イラスト入りタイプ chirashi_b.pdf
引き続きみなさんのご協力をよろしくお願い致します。