

「ノーメイクで面接に臨んだところ、『君はなぜ、化粧しないの?』と面接官に聞かれました。」
「『女性が人前に出る時にノーメイクというのは、いかに失礼で恥ずかしいことなのかを認識していないの?』と言われ、不合格に。」
………就活本がすべきは、こういうときの通報窓口を紹介することでは?
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2023年10月22日、
マイナビ出版発行、岡茂信著
「内定獲得のメソッド 就職活動がまるごと分かる本 いつ? どこで? なにをする? '25」(2023年5月31日発行)
について、出版社と著者の双方に対して、抗議文を郵送しました。
「内定出る人 出ない人」なる項目の中の
「女子学生はメイク術も磨こう」という文章では、冒頭のように、
面接官になぜ化粧をしていないのかと問われた挙句、女性が化粧をしていないのはいかに失礼なことが自覚していないのか、という甚だしい性差別発言を浴びせられた
学生のエピソードが、「実話」として紹介されています。
そういった性差別の被害に遭ってしまったときの通報窓口を紹介する文章が続くかと思いきや、
「だから、女子学生は化粧をしましょう」
と、性差別を補強するような指南が続きます。
日本の就活産業において大きな影響力を持つ企業であるマイナビが、
このような性差別の事例を手放しに掲載し、それを否定するのでもなく、補強して、書籍として拡散することは、決して許されません。
株式会社マイナビには、2021年6月に、私たちの署名を提出し、
「頂いた署名やご意見つきましては、今後のサービス運営および改善に活かしてまいります。」
という回答を受け取ったのですが、
いまだにサービス運営および改善に活かされている様子が見られないどころか、このような甚だしい性差別を恥ずかしげもなく堂々と展開していることに驚きと呆れを禁じ得ません。
また、文書では、この件の他にも、
・自己PRとして、学生が睡眠時間を削って物事に取り組んだことが、何の注意書きもなく例として掲載されている
・プライベートで人と約束をしていても、急な残業を優先させるべきである(残業しなかったがために会社が倒産したらどうするつもりか、云々)との指南がある
・アルバイトで上司から受けたパワハラとも言うべき事例を無批判に掲載している
・圧迫面接を肯定していると受け取られかねない記述がある
件などについても抗議をしました。
2023年11月22日までになんらかの返事がほしいこと、
無回答であっても、本抗議文を受け取ったかどうかだけでも最低限連絡がほしいこと
を伝えてあります。
抗議文はこちらで
https://note.com/shukatsusexism/n/nbf59862bad59
解説はこちらで
https://youtu.be/Pgxukz1WW70?feature=shared
公開しています。
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サムネイル画像でもその指南が紹介されている、池田千恵美様の所属先の株式会社ソーシャルデザイニング研究所にも問い合わせをしたところ、
「本人に確認したところ、10年ほど前の著者との会話内容が当時のやり取りのままで掲載されているそうです。」
との回答がありました。
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サムネイル画像出典:
内定獲得のメソッド 就職活動がまるごと分かる本 いつ? どこで? なにをする?
著者 岡茂信
発行所 株式会社マイナビ出版
2023年5月31日発行
p.135