Petition update家庭単位じゃなく、子ども個人に目を向けてほしい!再度「こども庁」に名称変更を!【進捗】署名が3万人を突破。わたしたちがまだ訴え続ける理由
「こども庁」 の名称を求める会Japan
20 Feb 2022

18歳ライターの、「清水あきひと」と申します。(Twitter)

進捗文執筆を担当させていただいております。「こども政策」の当事者である若者として、この文章を書かせて頂きます。


署名キャンペーン開始から2ヶ月、ついに3万人を超える方にご賛同いただきました。署名してくださった皆さんや拡散・議論に参加してくださった皆さん、本当にありがとうございます。


様々な経緯と議論の結果として「こども庁」の名称で決まるかと思いきや、土壇場のところで「こども家庭庁」という名称に戻されてしまったことについては、ご存じの方も多いと思います。

この「こども家庭庁」という名称には、同庁が「こどもまんなか」を掲げる上で多くの問題点があります。

ぜひこちらの記事や「ネットワークの思い」をご参照ください。


わたしたちの活動に加え、皆さんのおかげで、大手メディアもこの点を多く取り上げるようになりました。賛同者3万人というのは、表面的な数以上にその影響力や成果を物語っているのだなあと感じます。


1月29日にはハフィントンポストが"「こども庁」の名称を求める会"への取材という形で、2月10日にはバズフィードが同会代表の風間暁さんへの取材という形で取り上げてくださいました。


「たかが名前、ではない」。虐待を受けて育った人たちが『こども家庭庁』の名称変更を訴え続ける理由 | ハフポスト


母の虐待は、ピアノの練習から始まった。「地獄」を経て親になった彼女が、いま願うこと|BuzzFeedNews


どちらも「児童虐待の当事者」が語る生の声の重みを踏まえ、新たに設置される庁に求められていることがまとまっています。特にバズフィードの記事では、風間さんご自身の経験が詳細に記されているとともに、こんな言葉を引用しています。


「結局こうなのかってすごくガックリしましたね。一度受け入れておいて、説明も何もなしに一部の人たちの動きで変わっちゃうんだなって。いろいろな人たちで丁寧に時間をかけて、議論を積み重ねてきた『こども庁』だったと思うんですよね。名前も、中身も……」

「それがこんな簡単に変えられちゃうんだって思ったときに、これって私が昔いた家庭の構造と何が違うんだろう、って思いました。母から存在すらも尊重されないまま、支配者である母の一声で状況が変わる。それと、一緒じゃない?って」

―母の虐待は、ピアノの練習から始まった。「地獄」を経て親になった彼女が、いま願うこと|BuzzFeedNews


そして2月13日には、俳優の高知東生さんが「こども家庭庁」の名称問題についてフライデーの記事で取り上げてくださいました。


複雑な家庭環境で育った幼少期の頃のお話や、自助グループとの出会いで薬物依存症の啓発活動などに取り組まれることになった経緯のお話を交えながら、次のように言われています。


”僕自身、子どもの頃から、自分を出せず、我慢するのが当たり前の生活をしてきたから、『こども家庭庁』という名称には恐怖心があります。 

『家庭』とつくだけで恐怖や不安を感じたり、本当の意味でSOSが届かなくなったりするんじゃないかという気持ちになるんですよ”

―「こども家庭庁をこども庁に」に高知東生が強い違和感を訴える理由 | FRIDAYデジタル


風間さんの言葉も高知さんの言葉も端的で、とても重いものです。自らの経験を踏まえたものであるということは、「こども庁」の名称にかける思いとして胸に響きます。その声の温度を真正面から感じ、受け止めるべきなのです。


日本においてはそもそも、「若者」や「こども」という存在自体がマイノリティ。その声が政治に届くことが多いとは言えない。被虐待経験者の声であればなおのことでしょう。

しかし、これからを生きる世代のために教育・子育て行政というのがあるのであれば、「こども政策当事者」の声を聞くのは当然ではないでしょうか。「家庭庁」という言葉からこぼれてしまう人がいること、その影響を今一度考えなければいけません。


わたしたちが諦めてはいけない、声を上げ続けなければならないのは、今まさにどこかで児童虐待の被害を受けている子や、苦しいことがあって家庭の人には誰も相談できない子、そしてかつてそういう状況を経験した人たちに、「助けを求めてもいいんだ」ということを気づいてほしいからです。国がその役目を負い、必要な支援の体制を司令塔として強化するために「こども庁」は作られるからです。


報道によれば、「こども家庭庁設置法案」に関する与党内の議論はほとんど終了したということです。しかし、それは「法案の決定」ではありません。舞台は国会に移り、党派を超えたより深い議論が今後なされます。


わたしたちも3万人の皆さんにお支えいただいて、さらにその輪を広げて名称変更を訴える活動を、諦めることなく継続していきます。さらにその勢いをつけていきます。


引き続きのご賛同、ご支援、ご注目を心よりお願い申し上げます。

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