
私ども、「奄美の自然を守る会」は2018年8月28日、瀬戸内町に向けて、大型クルーズ船寄港地誘致についての公開質問状を提出しました。
内容は下記になります。
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瀬戸内町長 鎌田 愛人殿
公開質問状
奄美の自然を守る会は、瀬戸内町の進める「大型クルーズ船の誘致」計画に関して、以下の4項目を公開の場で質問する。
瀬戸内町には、明確な回答を作成のうえ 2018 年9月 30 日までに公表されることを求めるものである。
<質問項目>
1. 我が国による「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界遺産一覧表への記載 の推薦について政府は、国際自然保護連合(IUCN)による延期の勧告を踏まえ、平成三十 年六月一日に取り下げることを閣議了解した。
政府としては、延期勧告の理由を踏まえて推薦書を修正し、可能な限り早期の登録を目指している。
瀬戸内町としても、政府同様の見解のもとに、世界遺産等登録を目指しているとみなしてよいか。
2. IUCN による延期勧告の評価では、奄美大島における大型クルーズ船の誘致に関して、
「the State Party provided information on the current status of a proposal for a large cruise ship base on Amami-Oshima, confirming that no specific site has been selected and no development plans are intended in the foreseen future.
(締約国(訳注:日本)は、奄美大 島に大型クルーズ船基地を作る計画の現況を報告し、どこの特定の場所も選定されていないし、予測できる未来においていかなる開発計画も企画されていないと言明した。)」
という記述がある。
政府見解もこれを受けて
「(政府は)奄美大島におけるクルーズ船の寄港地の開発に関する具体的な計画は承知しておらず」という見解である。
しかし、現在のところ瀬戸内町は、誘致は国策であるとして、西古見への大型クルーズの誘致計画を撤回していないが、今後も引き続きこのような立場を維持するものとみなしてよいか。
3. IUCNによる延期勧告の評価において、
「Recommends that the State Party pursue the activation of the tourism
development plan and visitor management plan for key tourism development zones and attraction areas, according to their interest to visitors and carrying capacities, including the installation of adequate visitor control mechanisms, tourism management facilities, interpretation systems, and monitoring arrangements.
(締約国(訳 注:日本)は、重要な観光開発区域とアトラクション地区に対して、期待する観光客とその収容能力に応じた、観光開発計画と観光客管理計画を実行に移すことを勧告する。それには、 観光客を適切にコントロールするメカニズム、観光管理施設、案内施設、監視のための方策を組み込むことが含まれる。)」
の記載がなされ、推薦国に対して大型クルーズ船の観光客を含めたすべての観光利用を管理することを強く要請しているものであると考えられるが、瀬戸内町はこの要請に対して、具体的にどのように応えようと考えているのか。
4. IUCN による延期勧告の評価において、上記 2.3.で指摘した記述があることから、大型クルーズ船の誘致を行うと、世界遺産の登録の要件を満たさなくなると考えられるが、このことに関する瀬戸内町としての見解を聞かせていただきたい。
以上
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・瀬戸内町は「このプロジェクトは国策である」
・鹿児島県は「自治体の判断」
・日本政府は「自治体の判断」
と言っております。
世界自然遺産登録と大型クルーズ船の関連性については、
・IUCNは
「奄美大島に大型クルーズ船寄港地誘致の計画があるとは日本政府から聞いていない」
・日本政府は
「IUCNの勧告は把握している。具体的な大型クルーズ船寄港地誘致計画はない」
・瀬戸内町は
「国からあがってきた国策である」、IUCNの勧告については公式なコメントをしていない
という状態です。
◆現状、町長は「大型クルーズ船寄港地誘致を白紙撤回はしない」と言っている状態です。引き続き、ご協力をよろしくお願い致します。◆
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奄美の自然を守る会
代表:田原 敏也
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