天文台の自然は、もはや都内では珍しい存在の雑木林。竹林が多く小鳥の声も聞こえ、空気がよいことは、都心から帰ってくるたびに感ずることでした。
ところが今、天文台は現代の国家政策の暴挙が重なり合って、大変な事態となっています。天文台も被害者ではありますが、市民、特にこの地域の小学生が、そのとばっちりを受けることになっています。今止めなければ、まさに民主主義の崩壊です。
三鷹市・天文台周辺地域だけの問題ではありません。長くなりますが、この間の事情を説明します。
①天文台が財政難のため敷地の一部を利用して研究費を確保したいと三鷹市に相談したのは、国が今行っている大学や研究機関を法人化して、経費を削減と同時に、国が狙う方向で研究をさせようとする悪い国家政策によるもの。
②三鷹市が、天文台から相談を受けたことをこれ幸いと、近くにある市立小学校を高台にある天文台の敷地内に移そうとしています。ここに国が進める小中統合型義務教育学校を作れば、国からの大幅な財政支援を受けられるからです。財政難の自治体にとっては、子どもたちの通学が大幅に長く、かつ負担の大きいものになるなどという市民の反対はものともせず。ですから三鷹市はなるべく市民の反対運動を起こさせないため、この政策を市議会の「まちづくり委員会」で検討させ、市民には学校移転計画の公開説明会を直前まで「天文台周辺まちづくり説明会」と称していました。学校移転であれば、子どもに不利にならないかが問題にされるはず。しかし、子どもの受ける不便さ、教育の充実がはかられるか、今問題となっている「いじめや、不登校の問題」をいかに防げるか等々の、子ども中心の論議は市議会では一切なしです。広報にも載らず、まさか学校移転の話だとは知らず、説明会には行かなかったという人もいた。
③教育委員会制度の理念が忘れ去られていること。教育委員会は住民の意見を尊重することを理念として、首長が任命した教育委員を承認する役目を市議会に委ねています。権力の暴走が無いようにと設定されたものです。しかし三鷹市では市議会が首長のイエスマンになっているので、その役割を果たすことは全く期待ができません。
この3つの理由で、今三鷹市は市行政と教育委員会のなれ合いと、これを問題にする市民の声を無視することで、計画を進めています。
天文台の自然を壊すことは、すべて市の幸せの始まりとばかりに、天文台破壊、小学校の移転は極力市民に詳細を知らせないで、後戻りできないところまで進んでから公表すればよいとしているかのようです。
市内で一番新しい小学校を、天文台という降ってわいた金ずるをうまく利用する手段として、移転させようとしているのですから、悪政暴挙としか言いようがありません。
私たちは天文台の自然を守ろうとして集まっている者の会ですが、ともかく小中学校移転がなされてしまったら、自然破壊は目に見えています。
当分は小学校移転反対にを目指して地元の方々と一緒に運動します。
Change.orgにも「天文台の自然を守る会」で出しています。
皆さんどうか協力をお願いします。Change. orgに反対の署名もお願いします。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
奥山 恭子

