

「多種多様」がどうしてダメなの?!外国人学校に幼保無償化を適用してください!賛同者の皆様
キャンペーン実行委員会世話人の河です。
本日10月1日、外国人学校を除外したまま、幼保無償化制度がスタートしてしまいました。
一方、今日までに自治体のホームページの公示で確認できた限りでは、群馬県太田市、静岡県浜松市、滋賀県東近江市にある計4校の各種学校認可のブラジル人学校が、認可外保育施設として無償化対象施設になっています。
静岡新聞の報道(下記)などによると、各種学校幼稚部から認可外保育施設に「切り替え」、各種学校とは別に認可外保育施設を設置する形で無償化の対象になったということです。
認可外保育施設の場合、幼稚園と異なり、「保育の必要性」が認められた世帯しか無償化の対象になれません。それでも「保育の必要性」が認められた世帯だけでも無償化の対象にするために、せっかく取得してきた各種学校幼稚部という地位を捨てて、認可外保育施設になる決断をさせられたということになります。
去る27日に、私は日本外国特派員協会(FCCJ)における、幼保無償化を求める朝鮮幼稚園保護者連絡会の記者会見に参加し、少しだけ発言の機会を得たのですが、特に外国メディアの方々に問題の所在を伝えることの難しさをつくづく感じました。
なぜなら、各種学校として「認可」されている学校が、無償化の対象になるには、各種学校の地位を捨てて「認可外」の保育施設になるよう求められているという現状は、どう考えても意味不明だからです。
英語の逐次通訳を聞きながら、このもどかしさはさらに強まりました。 「認可外」の英訳はunlicensedですが、無償化の対象になりたければ、各種学校というlicensedな存在から、認可外保育施設というunlicensedな存在になるしかないと言われて、理解できる人がいるでしょうか。
それでも、政府がとにかく外国人学校を除外しようとする中、認可外保育施設として無償化の対象となる決断をした外国人学校が出て、地方自治体の理解のもとにその先例が生まれたこと自体は嬉しい知らせです。
しかし、その背後には上記のような理不尽な側面があること、従って他の自治体、他の外国人学校でも同じようにして後に続けばよいという単純な話ではなく、各種学校の幼児教育を除外したという根本問題が残ったままであることを忘れてはならないと思います。
去る29日、在日ブラジル人学校協議会が、各種学校の外国人学校にも無償化の適用を求める宣言を採択しました。朝鮮学校関係者も11月2日に大きな集会を予定しています。マスメディアもようやく注目し始めました。
政府への賛同者名簿の提出は既にしましたが、少しでも外国人学校関係者の力になるために、差別を容認しないという社会の意志を示すために、引き続きこのキャンペーンへの賛同を募ります。
第3次集約締切は10月30日としますので、どうぞ賛同の拡大にご協力をお願いします。
◆関連記事
前回の進捗報告以後に出た記事です。
〈幼保無償化〉「気持ちが1%も届いていない」/膨らむ行政への不信(朝鮮新報、2019年10月1日)
→朝鮮新報の特集サイトに他の記事もあります。
消費増税で幼保無償化開始へ、外国人幼稚園“対象外”で不満(TBS NEWS、2019年9月30日)
幼保無償化 あすスタート 外国人施設は対象外 保護者ら「不公平」(東京新聞、2019年9月30日)
幼保無償化、浜松で訴え ブラジル学校協、宣言採択(静岡新聞、2019年9月30日)
迫る幼保無償化(4・完)「各種学校」除外に不公平感(静岡新聞、2019年9月29日)
”差別に苛まれる子、作る”―日本外国特派員協会で記者会見(日刊イオブログ、2019年9月28日)
「差別、政府が助長」 無償化除外で保護者ら 朝鮮幼稚園(神奈川新聞、2019年9月28日)
幼保無償化 適用訴え 朝鮮幼稚園教員ら会見(FNN.jp、2019年9月28日)
日本外国特派員協会主催 幼保無償化を求める朝鮮幼稚園保護者連絡会 記者会見 (IWJ、2019.9.27)【動画】