Petition update地方でのがん治療医と血液内科医の不足を解消するため具体策を求める【若い世代のがん患者さんに対する支援の充実を目指して】:AYA研学術集会に参加してきました!!
一戸 辰夫Hiroshima, Japan
Jun 14, 2026

いつも本活動をご支援いただいている皆様へ

おはようございます。サッカーWカップ、先ほど終わった対オランダ戦、日本チームの団結力による見事な引き分けの興奮もさめやらない方も多いかもしれませんが、皆様、充実した週末をお過ごしになられたことと思います。

私は、国立がん研究センター中央病院で開催された「AYAがんの医療と支援を考える研究会(通称「AYA研」)の第8回学術集会(公式HP: https://procomu.jp/ayaken-cong8/greeting.html )に参加してきました。ご存じの方も多いと思いますが、「AYA」とは英語のAdolescent(思春期)とYoung Adult(若年成人)を組み合わせた言葉で、主に15~39歳の年齢層を指します。もっとも、がんに罹患しにくい世代と考えられていますが、実際には、1年間に日本国内では約20,000人(小児がんの10倍)の「AYA世代がん」患者さんが発生しています。この世代は、進学・就労・恋愛・結婚・出産など多くの重要なライフイベントが続く時期であるにもかかわらず、重い病気にかかった時の公的な支援制度が乏しく、国の「がん対策基本計画」の中でも、2018年度からは「AYA世代がんに対する、情報提供・支援体制・診療体制の整備」が大きな目標として掲げられるようになりました。それを受けて、現在、各都道府県で「AYA世代がん」の診療体制を充実させていくことが求められていますが、本署名活動の出発点である「がん治療医の高齢化と地域偏在」により、大都市圏と地方では、提供可能な支援にも大きな較差が存在しているのが現状です。

「AYA研」は、このような「AYA世代がん」に対する医療と支援の改善を目指して活動する国内でほぼ唯一の学術団体です。加えて、特筆すべきことは患者さん・患者経験者やそのご家族・支援者の方々も正式な会員としてAYA研の活動に参加できることです。私自身は、より良い医療制度を作るためには、当事者である患者さん・ご家族の実体験に学び、その声を市民の方々と力を合わせて行政に伝えていくことが何より大切と考えておりますので、「AYA研」の理念に共鳴し、現在は監事としてお手伝いをさせていただいています。

今回の学術集会でも、多くの当事者の方々が壇上に立ち、自らの経験を開示され、現在のがん医療に足りないものが何かを深く考えさせられる数々の素晴らしい発表が行われています。7月下旬まで一部のセッションをオンデマンド配信しており、非会員の方でも参加登録が可能ですので(7月16日まで登録可能です)、ご興味のある方はぜひご視聴いただけますと幸甚です[参加登録URL: https://procomu.jp/ayaken-cong8/registration.html ]。

一戸辰夫(血液内科医:「若手がん治療医・血液内科医を支援する会」発起人)[連絡先:tatsuo.ichinohe@icloud.com   皆様からの建設的ご批判・ご意見をお待ちしています]

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