
佐上 邦久Ashiya, Japan
2 Apr 2021
福岡大学教授 山崎 好裕
かつてドイツのナチス党は、ユダヤ人を大量に殺害しただけでなく、T4計画の名の下に自国民障碍者をも計画的に安楽死させていた。理由は、彼らが生産的でないだけでなく、財政に大きな負担になっているということであった。
奄美大島「ノネコ」管理計画の前段となった審議会において、ルリカケスの研究者は「猫をクローズアップしても誰の得にもならない」と発言した。しかし、年長であったアマミノクロウサギの研究者が、それを遮り、マングースに続く徹底した駆除の対象にすべきだと強弁した。そう、猫は世界遺産獲得のための生贄とされたのである。
この5月、6月に中国において、世界遺産の認定会議が予定されている。猫の殺処分を大上段に掲げたままでの認定は、日本の恥であり、現地奄美大島のためにも決してならない。
むしろ、猫を一頭たりとも殺処分にせず、行政と我々が協力して世界遺産を勝ち取るべきである。そうあってこそ、奄美大島は世界に冠たる人類の遺産となるであろう。
これは、一人奄美大島だけに限定された問題ではない。全国の路上の猫たち、容赦なく殺される野生生物、さらには、全ての人々のいのちの尊厳を守る戦いである。
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