
皆さん、お世話になっております。
去る6月23日(火)に東映アニメーションの株主総会が開催されました。
プリキュアショーなどのキャラクターショーの「撮影禁止」問題は株主の方々の間でも関心が高かったようで、会場では複数の株主の方々から経営陣に対しての質問がありました。
ここからは我々が入手した情報に基づいて記載します。
まず株主の方々からの質問はおおむね以下のようなものがありました。
- 他社コンテンツのキャラクターショーでは観客に撮影させてネットにUPさせることを推奨しているところが多いが、なぜ貴社(東アニ)のコンテンツは異常なまでに撮影やUPを禁止・制限するのか?業界全体から見れば流れに反しているのではないか?
- 「イベント興行につき顧客接点の拡大」とあるが、企画力は高いが運用は懸念があり、撮影禁止にしても曖昧な表現をしているため、具体性に欠けて不満に感じる。
- キャラクターショー撮影禁止について、顧客からの不満がある中で(貴社の)IP(知的財産)を最大化できるのか?
これに対する東映アニメーション側の回答はおおむね以下のようなものでした。
(なお、回答されたのは主に常務の方だということです。)
- 撮影禁止は撮影する人には申し訳ないが多くのお客様が安全に満足に見られるようにルール設定している。全てのお客様に喜んで頂きたい想いがある中で権利関係も含めてストレスになっているのは申し訳ない。
- 他のお客様にストレスをかかる事は避けたい。事故防止が最優先。一部のイベントではハイタッチや握手会で満足度を高めたい。
東映アニメーションの回答に対する発起人の反論
1.について
そもそもショーなそのイベントの楽しみ方は人それぞれであり、当然「撮影する」ことも楽しみ方の一つである。
当然のことながらそれを行うのも観客の属性は関係がない。
その「楽しみ方」の一つの方法を正当な理由が無く禁止し、さらには説明を求めてもまともに回答しないか、あいまいな言葉でしか説明を行っていない。これで「全てのお客様が喜ぶ」とは到底言い難い。
「権利の問題」についても他社のイベントで成功している例があるのだから参考にするべきではないのか?
そもそもショーを撮影してネットにUPする人の殆どは営利を求めておらず、イベントの魅力をその会場に来られない人たちやこれからそのイベントを見たいという人たちに対する参考資料として知らせるという意味合いで行っているのに過ぎない。
その行為に対しては感謝されることが殆どで、咎める人は一部の「頭の固い人」くらいしかいない。
2.について
おそらくごく一部の観客による「迷惑行為」のことを指していると思われるが、そういった行為をする人物に対しては特定したうえで迷惑行為を繰り返す人物を「出入り禁止」にするなどの措置を採ったり、(一部の遊園地で行っているように)前方エリアを「親子専用エリア」にするなどの措置を採れば大方防げるはずのものである。
「ハイタッチや握手会で満足度を高めたい」などと言う発想やショー終了直後の「撮影タイム」こそが「子供騙し」と言わせていただきたい。
その理屈では主に撮影することで満足する人たちは(属性を問わず)「排除の対象」ということになる。
これを見るにやはり東映アニメーション側の回答は正面からの理由に答えていない「逃げの回答」だと言わざるを得ません。
署名発起人としてはこの「逃げ」の対応には厳しく糾弾の声を上げていきたいと思います。
この回答内容には少なくない株主の方々からも批判の声が上がっています。
株主総会ではプリキュアシリーズの今後については「世代交代を図ったうえで長く存続したい」との意向がありましたが、イベントの運営内容が顧客から批判されるような状態を続けていては遠からず「顧客離れ」を引き起こす結果になると考えますが、いかがでしょうか?
発起人からは「撮影禁止」の問題について質問をしてくださった株主の方々にこの場を借りまして改めてお礼を申し上げる次第です。
ありがとうございました。