

商標出願(商願 2020-136377)の取り下げ意向に関する公開質問状
株式会社グーテンベルクオーケストラ 代表取締役社⻑ 菅付雅信殿
東急不動産株式会社 代表取締役社⻑ 岡⽥正志殿
株式会社東急エージェンシー 代表取締役社⻑ 澁⾕尚幸殿
さる令和3年 2 ⽉ 8 ⽇、⼀般財団法⼈⽇本エスペラント協会(以下、JEI)のホームページに株式会社グーテンベルクオーケストラ(以下、GO 社)の声明が掲載されました。同声明では JEI の要望を受けて「エスペラントカルチャーマガジン」誌(以下、ECM 誌)の名称を変更すること、また変更後の正式名称は商標登録申請後に発表すると記載されています。
⼀⽅「エスペラントカルチャーマガジン/ESPERANTO CULTURE MAGAZINE」の商標出願(商願 2020-136377)については令和2年 12 ⽉ 28 ⽇付の回答を引⽤し「この原則をECM の名称変更後も保持する旨、再回答する」との記載がありましたが、具体的にどのようにするかについて表記されておりません。
そこで、以下の質問にご回答をお願いいたします。
① 商標出願(商願 2020-136377)について、取り下げる意向はありますか。
② 取り下げをしないとすれば、その理由をお知らせください。
私たちは商標登録がエスペラント⽂化運動に及ぼす影響を分析しました(「商標登録のリスク査定」)。GO 社の商標に関する⾒解は、令和2年12⽉28⽇の JEI 宛の書簡にて拝⾒しております。しかし提⽰された内容だけでは明らかにならない疑問点があり、またエスペラント⽂化運動へ与える影響を回避することができない、というのが私たちの考えです。
これまで複数のエスペランティスト組織や個⼈が、GO 社に質問状を出したり、抗議⽂や意⾒書を送ったりしております。しかし令和3年2⽉8⽇時点まで⼀切のお返事がなかったり、「意⾒は JEI に集約して欲しい」とのみご返答をいただいたりなど、質問や意⾒そのものに対して誰ひとりとして回答をいただいておりません。JEI は⽇本国内で最⼤のエスペランティスト組織ではありますが、国内外のエスペランティストを代表するものではなく、まして意⾒を集約する義務や責任は⼀切ありません。
「国際的なコミュニケーションと⽂化交流を促進する」という ECM 誌の理念に照らし合わせ、どうか必ずしも⽿⼼地が良いばかりではない多様な声にも向き合っていただき、コミュニケーションを拒絶せずに、地道な対話を開始していただけないでしょうか。
それは必ずしも経済効率的ではないかもしれません。しかし異質な他者間の相互理解、すなわち GO 社が esperanto というメタファーで思い描いた地球市⺠⽂化を醸成するのはそのような姿勢に他ならない、と私たちは信じています。
令和3年2⽉9⽇
エスペラント図書館ならびにエスペランティスト有志⼀同