Jul 31, 2020

「(迷惑かけて)ごめんね」

「大丈夫だよ。入管が出してくれないのがひどいんだよ」

「(泣き出して)出られると思ってたから…」

これはパトさんと #FREEUSHIKU メンバーが、仮放免申請の不許可通知のあった翌日7月29日にした電話でのやりとりです。パトさんが収容されてから、もう1年以上経ちました。パトさんの仮放免申請が却下されるのは、これが3度目です。

署名文の文末でも紹介しているように、入管施設に収容されているトランス女性であるパトさんの置かれている窮状については、多くのメディアで報道されました。その影響もあり、パトさんについて知る方や、本署名や嘆願書への参加も含めた様々なサポートをしてくださる方が増えつつあります。

5月1日に法務省が出した『入管施設における新型コロナウイルス感染症対策マニュアル 第一版 入管施設感染症タスクフォース』には、「仮放免を積極的に活用すること。」(p.22)とあります(7月16日に出た第二版ではp.38)。

こうしたことから、パトさんの仮放免への期待は高まっていました。私たちも今回の仮放免不許可をパトさんとともに悲しんでいます。また、このことがパトさんを更に追い詰めるのではないか怖れています。

パトさんは長い間離れ離れだった家族のそばにいるため、またトランスジェンダーとして安全と感じられる日本で生きたいという願いのために、非正規滞在状態で暮らしていました。そして日本で生きてきて、生きていきたいと願っているという理由で、期限の定めのない長期収容に苦しみ、しかもトランスジェンダーの人権と尊厳を守っているとは言い難い状態の収容に苦しんでいます。

現在の入管施設の運用は、在留資格に問題のある外国人を、入管施設に無期限に閉じ込めて、日本で生きていくのを諦めさせようというものです。その人が日本で生きてきた年月や、日本で生きていきたい理由は完全に無視されます。これは人間に対する扱いとはとても言えないものです。

本署名の期限は7月末とアナウンスしていましたが、今回のパトさんの仮放免不許可に伴い、期限の延長をいたします。新たな署名の期限が決まりましたら、改めてお知らせいたします。

仮放免不許可の通知があった日の電話で、パトさんは「がんばります」と言っていました。

私たち #FREEUSHIKU も、パトさんとともにがんばります。人間を人間として扱う社会を実現するために、それぞれにできることへ引き続き取り組みます。

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