

皆様からの賛同と拡散、change.orgへのご支援のおかげで10月26日現在 21,753名からの賛同をいただいております。
当署名の提出分の賛同募集は終了しましたが、臓器移植について知っていただきたいことや活動報告をお伝えしています。
一人でも多くの方にお知らせを読んでいだだき、日本の臓器移植について知っていただけたらと思っておりますので、引き続きこのページ下部にあるSNSボタンからお知らせの拡散へご協力をいただけますと幸いです。
【臓器移植普及推進月間】もあと2日、知識の再確認や理解を深めていただけたらということで、今回のお知らせでは「日本の臓器移植」について改めてお伝えします。
■臓器移植とは
- 病気や事故によって臓器が機能しなくなり【そのままでは生命が危ぶまれたり、生活に大きく支障がある場合】に他の人の健康な臓器を移植して、機能を回復させる医療です。レシピエント(臓器を受ける人)の機能しなくなった臓器を摘出して、ドナー(臓器を提供する人)の臓器を移植します。
- 【臓器を移植することでしか有効な治療法がない】ときに対象となりますので重症化予防などのために移植手術をすることはできません。
つまり移植が必要な方は余命宣告を受けていたり、QOL(クオリティ オブ ライフ/生活の質・生命の質)が著しく悪い状態の方がほとんどです。
■臓器移植の種類と移植できる臓器
臓器移植には3つの種類があり、移植できる臓器は種類によって異なります。
<脳死下臓器移植>脳死になった方から提供頂いた臓器を移植すること
移植可能な臓器:心臓・肺・肝臓・腎臓・膵臓・小腸・眼球
<心停止後臓器移植>心臓停止死後の方から提供いただいた臓器を移植すること
移植可能な臓器:腎臓・膵臓・眼球
<生体臓器移植>健康な家族からの提供によって臓器を移植すること
移植可能な臓器:肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸などは部分移植が可能(腎臓は2つあるうち1つ)
■脳死・心停止死後の臓器提供
残念ながら救命が叶わない状態の脳死後、または心停止した死後に移植手術が必要な患者へ健康な臓器を提供することを言います。
<脳死とは>脳幹を含む脳全体の機能が失われた状態の「回復することがない状態」で、人工呼吸器によって心臓は動いていますが、多くは数日以内に心臓が止まってしまいます。
「脳死とされうる状態(脳死確定前)になった時」にご家族が臓器提供をすることを決断された場合のみ、ご家族の承諾を踏まえて法律に基づいた厳格な脳死判定を2回行います。そこではじめて脳死が確定し死亡となります。脳幹の機能が残っていて回復の可能性のある「植物状態」とは異なります。
■臓器提供の条件
- 本人が臓器提供をする意思表示をしていて、ご家族の承諾がある場合
- 本人の臓器提供の意思が不明な場合で提供拒否の意思表示がない場合には、ご家族の承諾がある場合
が大前提です。さらに
- 事故や病気で運ばれた病院が、ガイドライン上で定められた臓器提供施設で必要な体制が整備されていること
- 脳死とされうる状態、もしくは終末期と診断されている状態であること
- がんや全身性の感染症で亡くなられた方は提供できない(死亡原因)
- 提供臓器に感染症やがんなどがなく状態良好なこと(臓器の状態)
などの条件があります。
※「臓器提供をする」との意思表示に関わらず、救命治療は当人の命を救うことを第一に考えて行われます。臓器提供を優先されることはありません。
■生体ドナーからの移植
生体ドナーからの臓器提供は健康な人間に手術を行うという倫理的問題がある為、海外では脳死下臓器提供を推進する方策がとられていますが、日本では亡くなった方からの臓器提供が少ない為、海外に比べて生体臓器移植の割合が非常に高くなっています。生体移植の場合、臓器を提供してもよいという家族(ドナー)の存在が必要不可欠です。また、医学的に適合すること、生活状況などの様々な条件をクリアする必要があります。
さらに、リスクはドナーの身体的な問題だけに限らず、移植手術後の人間関係などにも影響がでる可能性もあります。
■臓器の移植に関する法律の基本的理念
第二条 死亡した者が生存中に有していた自己の臓器の移植術に使用されるための提供に関する意思は、尊重されなければならない。
2 移植術に使用されるための臓器の提供は、任意にされたものでなければならない。
3 臓器の移植は、移植術に使用されるための臓器が人道的精神に基づいて提供されるものであることにかんがみ、移植術を必要とする者に対して適切に行われなければならない。
4 移植術を必要とする者に係る移植術を受ける機会は、公平に与えられるよう配慮されなければならない。
実際に各臓器の移植を受けられるかは適応基準が各学会において決められています。
※本人に「提供したくない」という意思がある場合には提供されないよう「強制や誘導があってはならない」と定められています。
※日本での臓器提供にはお金のやり取りがありません。これは臓器売買になってしまう為です。臓器売買は日本では法律によって禁止されています。
■臓器提供意思表示
- 臓器提供は0歳から可能で、臓器提供意思表示は15才から可能です。
- 意思表示は何度でも変更可能です。
- 臓器を移植する前に、必ず医学的に提供可能な臓器かを検査し判断されますので、服薬状況・年齢・持病の有無などに関わらず意思表示が可能です。
■臓器提供後の体はどうなるのか
傷の大きさは摘出臓器にもよりますが、喉元からおへその下まで一本入ります。通常の手術傷と同様に傷口はきれいに縫い合わせ、清潔なガーゼで覆われるため、外から見てもわかりません。また、骨格などの組織が残っているため、お腹がへこむなど見た目に大きな変化はありません。体内に詰め物などもされません。
3~5時間の摘出手術後はお身体をきれいに整えられ、すぐにご家族の元に戻り一緒に退院することができます。
■移植手術後
- 日本の臓器移植の医療技術と移植後のケアは移植の多い国と比べても、非常に高い水準にあります。
移植後5年の生存率
【心臓、膵臓、腎臓 90%超え】【肝臓 80%】【肺、小腸 70%超え】 - 移植臓器や患者さんの状態によっても異なりますが、移植手術後は多くの患者さんの生活の質(QOL; Quality of Life)が向上し、社会復帰やスポーツをされる方などもいらっしゃいます。
ただし、元の体調まで回復というわけにはいかないことが多いです。
また、医療に絶対はない為、亡くなられる方や拒絶反応・合併症などをおこし障害が残る場合もあります。体調がすぐれなかったり、別の病気を発症したり、経年とともに移植した臓器の状態が悪くなり再移植が必要になる方などもいらっしゃいますが、多くの方は免疫抑制剤(拒絶反応を抑える薬)の
服用を続ける必要はありますが透析や補助人工心臓、余命数ヵ月の闘病生活から解放され通学や仕事、スポーツもできるようになったりと社会復帰することが可能です。
※移植手術後の経過や体の状態には個人差があります。
■日本の臓器移植の現状
日本で臓器移植を希望して待機している方は現在【およそ16,000人】。それに対して脳死・心停止死後の臓器提供によって移植を受けられる方は【年間約600人】です。
(日本臓器移植ネットワークホームページより待機登録者数/眼球を除くhttps://www.jotnw.or.jp/explanation/07/03/)
なお、この数字は日本臓器移植ネットワーク(JOT)に待機者として登録されている方の数で(心臓・肺・肝臓・膵臓・腎臓・小腸)、この数字には移植が必要な状態でも「待機しても間に合わないかもしれない」と待機登録をしていない方、移植手術を受けることを希望されない方、待機登録が間に合わず亡くなられた方は含まれていません。
つまりこれだけの方が移植が必要な状態になっているということです。
日本の臓器移植は、「臓器の移植に関する法律(臓器移植法)」等の法律に則って公平・公正に行われます。
自分の死後に臓器を【提供する権利】【提供しない権利】
また、移植が必要な状態になった時に移植を【受ける権利】【受けない権利】
この4つのどの考え方も自由に選択できて、尊重されるようになっています。
どの決断をされたご本人もご家族も 皆さん大変悩まれたうえで選択をされています。
どうするべきというのはありません。どうしたいかが大切です。
ご自身やご家族が後悔されないために知って話し合って、自分たちに合った選択をする、それがとても大切です。
■10月は臓器移植普及推進月間
臓器移植医療への理解が広がることを願って、10月16日のグリーンリボンデーを中心に全国各地で普及啓発イベントが開催されたり、著名なランドマークや建物が移植医療のシンボルカラーのグリーンにライトアップされます。
「臓器移植に関する情報」や「グリーンライトアップ」また関連する投稿、イベント情報などを見かけましたら、是非SNSなどで
#グリーンリボンキャンペーン のタグを付けて投稿したり、拡散に参加して盛り上げていただけますと幸いです。
〇グリーンリボンキャンペーン公式サイト
https://www.green-ribbon.jp/greenlightup/
〇グリーンリボンキャンペーン公式SNS
臓器移植に関する情報、イベント情報等が発信されています。フォローをして【いいね】をする、【リポスト・拡散】をするのもグリーンリボンキャンペーンへの支援のひとつです。
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今回のお知らせは以上です。
引き続き拡散など、ご協力をよろしくお願い致します。