がっこいしょ 隊Japan
Jun 4, 2018
   みなさま、こんにちは!  5月2日に、がっこいしょ隊メンバー4人で防衛省を訪問し、鯉のぼり署名アート1旒を提出しに行きました。対応してくださった防衛省防衛政策局防衛政策課の松尾友彦企画調整官ともう一名の方に、全国の高校生が精力的に調印に向けて活動していること、全国の1万人以上の国民が学校保護宣言への調印を願っていることを伝えました。  防衛省の方は、私たちとの意見交換のために45分間のお時間を取って頂き、高校生の意見に耳を傾けてくださいました。その点には感謝をしているものの、私たちには納得のいかない議論に終始してしまいました。  当日の撮影を、防衛省が許可してくださり、TBSさんと朝日新聞さんが取材に入られ、私たちもビデオをまわしていたため、その様子をChange.orgで応援してくださっている皆さんにも共有させて頂きます。  討論を交わす中で、私たちが感じたのは大きく2点です。 ☆学校保護宣言の調印に向けて、国内法のどこと具体的に相反するのか、防衛省内での見解が固まっておらず、真剣に検討していないように感じました。 >私たちが、「なぜ日本は学校保護宣言に調印していないのか」と質問した際には、「国際文書に賛成するとなると、国としてはそれがどういう影響があるのか考えていくことも一つの責任になると思う」という返答をいただきました。また、「一度国がそれを支持したり、同意したものについては、これは絶対やるという感覚。これを破るということはですね、政府はうそをついたことになる。という批判に耐えなければならないんですよ。」と学校の軍事利用禁止の約束は最初から守れない、という態度だと感じました。 ☆「有事の際に、自衛隊の活動のために学校を使うかもしれない」という趣旨の話を聞き、私たちは学生として恐怖を覚えました。 >非常事態が発生するまで、自衛隊がどういった行動を取るかはあらかじめ分かっているものではなく、緊急事態が起こった時には学校を利用する可能性も残しておきたいという趣旨のことを言われました。 有事の際の生徒の対応について、私たちがリサーチした結果、他国からミサイルが飛んできた際には、私たち生徒は文科省の避難マニュアルに従って校舎に避難するようになっています。そんな中、仮に、迎撃ミサイルの発射台がグラウンドに置かれでもしたら、学校は敵軍からの攻撃対象となってしまう可能性が高まり、避難している生徒を含め、周辺の国民を危険にさらすことになります。それは絶対にあってはならないことであると思いました。  この他にも、防衛省側の話を聞いて、納得のいかないことが多々ありました。また、回答を聞いているうちに、何を質問したのか分からなくなってしまうことが多々あり、更に内容にきりこんだ議論ができなかったため、その点を反省し、質問力ももっと磨こうとメンバーで話し合いました。  近日中に外務省に伺って、河野太郎外務大臣にもう1旒の鯉のぼりを手渡す予定です。国会の外務委員会という公の場で、河野太郎外務大臣が直接鯉のぼりを受け取ると断言してくださったため、直接お会いできることとなりました。(大臣がお忙しいようで面会の約束はまだ取れていません)調印に近づく有意義な訪問になるよう、準備してまいります。  記事の最後に、防衛省での話し合いを一部、文字お越ししましたので、皆様も是非ご一読ください。 〜防衛省との話し合い(一部の質疑を掲載します)〜 冒頭、挨拶、がっこいっしょ隊の活動説明、全国の人々の想いなどをプレゼン。 生徒: なぜ日本政府は、学校保護宣言に調印できていないのですか。 松尾さん: ジュネーブ協定のようなものもありますけども、そういうような国際法を順守するということが、我々は十分、その通りに活動するとなっていますので、教育の現場でですね、子供たちや学生の皆さんが犠牲になるような形の活動は当然考えていないことをまず申し上げておきたいところであります。またですね、今イラクですとか、についても皆さんリサーチをされているという風におっしゃっておられました。 実は、皆様の小さい子ですかね、を、今から十数年前に自衛隊の部隊がイラクで復興支援活動をしたときに我々も現地に派遣されまして、その時には我が国の自衛隊の部隊は学校を含む現地の人たちのための公の施設の補修を行っていました。長らく戦争で学校を含めて民間施設に大きなダメージが残っていましたから、当時2004,2005年自衛隊の部隊が一生懸命仕事をしたり、そのように今や自衛隊の部隊も世界の子供たちのために活動しているということも併せて理解していただくと嬉しいなと思います。一方で、今回は学校保護宣言ということでHRWのみなさんが取りまとめられた 文書について、政府がどのようにするかの点につきましては、検討していかなければいけないということは確かですが、国際的な文章に対する態度を表明するべきに当たっては、我々の義務もよく考えなければいけないし、また自衛隊の活動は我が国を守るために最善を尽くすということがございますので、その中で、ここに書いたような規制事項というのがどのような関係があるということもしっかりと勉強していかなければいけないと考えております。そういうことで、学校保護宣言どのように対応していくかについては防衛省、外交上のこともあるでしょうから外務省など、相談しながら考えていくものだと思っておりますがいずれにいたしましても、今回皆さんからもらった要請書につきましては防衛省内でも関係の部署とともに防衛大臣に伝達したいと考えています。 生徒: 訊きたいことがあるんですけど、検討しなければならないところが自分の中で引っかかっているので、わかる範囲でもいいので、具体的にどこが引っ掛かっているかについて聞きたいです。 松尾さん: 今回は学校保護宣言にガイドラインがついてますね。ガイドラインには様々なことが書いてあり、その中に、自衛隊が、あってはならないことですけども、我が国が戦争に巻き込まれて、この国を守るために行うべき行動があるとして、じゃあここに書いてあること、これはやっちゃいけませんよということと、自衛隊の活動内容とどういう関係にあるのかをよく分析しないといけないと思うんです。あらゆる局面で学校施設を使わないと、書いてあったりですね。あるいは、学校、それからその中にいらっしゃる生徒の警備を軍事組織がするべきでないことも書いてあったと思います。ただ、自衛隊の部隊は国民を守るための組織でありますから、何かそういった有事の際に、あってはなりませんがあった際に、やはり一方で学生さんや子供たちを保護するとは我々の任務であるとは間違いないんです。そういうことを考えるとここに書いてあること我々がやらなければならないこととどれだけ矛盾しないのかをよく考えていかないといけないと思うんです。冒頭にもお話ししましたけど我々は決してここに書いてあることの趣旨を理解しているわけではないし、もちろん教育、世界の学生さん、子供たちの安全を保護するというのは大事なこととは理解してます。ただ、このような国際的文章を考えていくときにはいろいろ考えるポイントがあるんです。皆さんの色々活動の中で、なんでこれを考えていけないのだろうと思うかもしれないですけども、やはり国際的文章に賛成します、となってくると国としては、それはどういう影響がるかをきちんと考えていくことも一つの責任であると思います。 生徒: もう一点いいですか?すごく理解していて例えば近くで紛争があって、例えばミサイルが飛んできた時にそれを防衛するための場所を確保するということだったりすると思うんですけれども、私たちが勉強した範囲はその学校保護宣言のガイドラインには退避している学校の必要最低限の利用であれば認めていると思うんですね。で、そこの面を踏まえますと、やはり矛盾はそこまでないんじゃないかなという風に考えていて、そこはどうお考えですか? 松尾さん: 自衛隊がどういうときにどういう行動をしなければいけないかは実はあらかじめわかっているモノではないんですね。実際になにかが起きた時に、非常事態が起きた時にその状況に応じて活動をしなければいけません。あらかじめ例えばこの土地を使わせてもらいます、といったように事前に決めておくというのは実は非常に難しいんです。何か起きたらその時にどうしても自衛隊の活動のために使わせてくださいというのがあるのですね。その時にガイドラインの中にはですねたとえばこの原則は閉校中の施設にも適用するとあるものですから、そういうときに、じゃあ我々はどうすればいいのということはきちんと考えていかないと、我が国を守るための自衛隊の活動がどこまでできるのかという問題に直面してしまうのかもしれないという考え方なんです。いくつかの除外事項は確かに書いてあるのはわかるんですけれども、除外事項をさらにまた超えることはやってはいけないと書いてあるので、全体も見る必要があるのかなと思います。 もう1人の防衛省の方(名刺交換出来なかったためお名前を明記することが出来ませんでした): やはり繰り返しになりますけどもこういう国際的な文章にも支持なき同様というときには政府として自分たちがやることがこの文章と矛盾はないということを自信をもって、言えないといけないと思うんですね。今の段階でそこにたどり着いているかというと、そこまでではないということなのかな、と思います。 生徒: ありがとうございます。 では最後に、私たちも含めて、参加してくれた50校も含めて、世界中の子供達にとって学校は、成長する糧になっていて、尊敬する先生だとか、教科書が当たり前の環境があった、だから今の自分がある、今成長して、こうやって例えば軍事利用について学べて、自分の意見を発信してという、すごく成長できた環境が学校にあったのですね。で、それは、やっぱりどの子も例外なく同じように感じていて、その学校を守ってほしいという風に思っていると思うので、この思いをぜひ受け取ってほしいなという風に思います。 松尾さん: 繰り返しになるかもしれないですが、自衛隊は国民を守る、一番最近には世界の平和のためにも活動しようという団体になってきてますけども、やはり世界の平和、我が国の安全、国民の生命を守るためにですね、活動します。今おっしゃったことはですね、本当にその自衛隊の活動ともちろん矛盾することではなくて、まさにそのために自衛隊が働いていかないといけないというところだと思いますので、それは私たちが仕事をするうえで、皆さんの意見をきちんと頭に入れて頑張っていきたいと思います。 生徒: こないだ、先々週か先週ぐらいにイギリスも調印しまして、フランス、カナダも調印していると思うんですけど、その例えば、先進国の調印していく流れが国際社会で起きている中で、日本が調印していないっていうのは、日本の立場っていうのはどうなんですか。 松尾さん: なるほど。実はですね、こういろんな国が賛成をする、支持をするということももちろんあると思うんです。で、おそらくいろんな国の考え方があると思うんですよね。で、今その、防衛省やら外務省、こう私たち、担当している者がこう、集まって考えるときに、どうしても、日本政府の考え方というのは、本当にこれを守るためにはどうすればいいんだろう。守れなかったら、守れない、ということがあるにかどうかとか。そういうことを日本のこう方針というのは、本当に気にするんですよね。あの、私もヒューマンライツウォッチの方から伺っていますが、このね宣言は法的拘束力がないんですよと、国際法としての形にはならないので、たとえ守れなくても、国際法を守らなかったということにはならないんですよ、という説明をいただいたことがあるんですが。で、多分それがあるからいろんな国が、じゃあ支持しますという風になるかもしれないです。ただ、まあこれは、なんというのかなあ、どちらが良い悪いというのは私たちわからないんですけども、わが国政府の立場としてはそういう宣言であっても、たとえそれが国際法上の法的な拘束力がないといわれるものであっても、一度国がそれを支持したり、同意したものについては、これは絶対やるという感覚。これを破るということはですね、政府はうそをついたことになる。という批判に耐えなければならないんですよ。そこはそこで私たちはこの一つの誠実さみたいなのを重視すると。やっぱ国際社会にたいして我が国政府はですね、誠実たれという考え方もあるので。だから一概にこの国とこっちの国とかが我々の国と、で考え方が一つになるのは容易くないんじゃないかなと、そういうとこに違いがでてくることもあるのかな、と思うんです。あの、まあ先日、国会の場でもこの話が議論になりました。で外務大臣とそれから、防衛省は副大臣で、あの国会議員の方からの質問にお答えしてるんですが。あの趣旨はですね、我々理解してるんですよ、学校保護宣言を目指すもの、これは我が国としても理解していますという。確かそういう答弁を河野外務大臣がなさったと思います。ただやはりこういう約束事というかですね、そういったことをこう国が意思表示、約束事に対して国が意思表示をするということの重さ、というのも実はまたあるので。まああのほかの国がねそういう重さを感じてないというつもりはまったくありません。いろんな国の考え方があります。どちらかというと、日本の国はそういったところをとても重視しているだろうなと思いますよね。これまでも、私たちは様々な軍縮条約を結びました。対人地雷禁止条約とか、クラスター爆弾禁止条約とか。で本当にもうみんなで一生懸命考えて、いやもうそういうものを我々は使わなくても国は守れます。そういうものを使うことで、起きる被害と、使われないことで生じるリスクを考えても、もうこういうものは使わなくて良いです。本当にね、あの非常に長い時間をかけて議論をした末に、軍縮のものに賛成していくっていう、まあそういう歴史というかですね、経緯がありました。こうした学校保護宣言も、中に書いてあることを我々も一生懸命理解をして、本当にこれが守れるのかどうか、それをしっかり見極めていかないと。まあよその国がどうかっていうのは、実は我々も、それはもうその国その国の事情とか考えによるので、一概に言えないんですけども。そういう意味では、あのまあ誠実に考えれば考えるほど、あの慎重に検討しなきゃいけないっていうことかもしれないんですよね。 生徒: なるほど。 松尾さん: みなさんの活動は本当にあのねあのえー国際問題に興味をお持ちなんで、素晴らしいかなーと思いますから、あの学校の方でもそういう授業があるのかなとも思いますけど、とても素晴らしいことだと思いますよ。私が高校生の時はあんまりそういう方に考えが及びませんでしたが。 まあさっきちょっとご紹介しましたけど、イラクはね、今から10年、5年ぐらい前かなー、戦争があったんですね。いろんな町が荒廃して、で自衛隊の部隊が、まあ戦争が終わった後に、復興支援に行ったんですね。で、イラクのですね、南部の町に入って、で、学校もね、非常に荒れていて、それはまあ、必ずしも戦争でやられたというよりも元々ちょっとこうインフラが弱いとかだったので、あのーそういうこともあって経済的なこともあって多分ボロかったんだと思うんですけども、本当ねーなんか壁とか大きな穴が開いていたりとか、病院の修繕の時なんかこんなところで治療をするんですかとか。であの時は、自衛隊の部隊がまあ自らも工事もするし、現地のイラクの人たちに指導しながら、こういうことやりましょう、こういう設計をしましょうみたいなことをこうやって。学校でのね復興工事、担当したんです。私も現場を見に行きましたけど、あの多分ここからね、こういう学校をきちんとすることで学校が良くなっていくんだろうと、当時の私たちも、こう実感しましたね。だから、自衛隊の部隊は今や、そういうような世界の人たちのためのあのー活動もしています。もちろん今回のような、学校保護宣言をどうしていくのかっていうのが大事っていうのもあると思いますけど、まあぜひ皆さんもせっかくあの国際問題を勉強しているようなので、日本が今度どうしていくのかっていうのもテーマにしてやっていくのもいいんじゃないですかね。 生徒: 日本の国際協力って、PKOも含めて、すごく積極的な国だなっていうふうに認識しているんですけど、そうですね、でなんか学校保護宣言も、国際協力を積極的に行うっていうような文言も入っていて、そこの面では合致するんじゃないかなって思います。 松尾さん: そうですね。あのそういう面で、理念は同じだと思います。あのそこに書いてあること、何を守ろうとしているか、あの教育だとか、生徒や子供達の安全。あのこれはね、間違いなく、自衛隊、というか防衛省でも外務省でも同じことを考えています。あの、そこはね本当によく理解できるところだと思います。まあ、世界中ではね、学校の施設を軍事利用するような国があるとは私も聞いたことがあります。なかなかそういうことをやめさせるといったことももちろん大事だと思うんですね。まああの、そういう世界の問題をどう捉えるかっていうのも、高校生のみなさんが考えるのは本当に素晴らしいことだと思いますね。 がっこいしょメンバー全員: ありがとうございます。
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