子ども用おむつのデザインをジェンダーレスに変えよう!


子ども用おむつのデザインをジェンダーレスに変えよう!
署名活動の主旨
1歳の子どもを育てている小瀬と申します。
子どもが生まれてもうすぐ1年という頃、ひとつ大きなサイズのおむつを購入しようとして驚いたことがありました。男の子用と女の子用で商品がわかれているのです。なるほど、男の子と女の子ではおしっこの出る位置が違うので、吸収ポリマーの位置が違うのでしょう。
しかし、男の子用はブルーの車、女の子用はピンクのリボンのイラストが目印になっていたのです。おむつに印刷されている柄も、男の子用は電車、車、恐竜・・・、女の子用はお花、リボン、ちょうちょ・・・明らかなジェンダーステレオタイプ(性別による決めつけ)を感じます。
これからの時代を生きるわが子を思い、ジェンダーバイアス(性別による偏見)によって可能性を狭められることがないようにと願いながら、ピンク系とブルー系両方の服を着せていた私にとっては衝撃的でしたが、吸収ポリマーの位置が違うのであれば仕方ありません。やむなく子どもの性別に合ったおむつを履かせますが、手に取るたびに気分は落ち込みます。
2020年現在、SDGsにジェンダー平等が掲げられ、誰もが性別に関わらず平等に機会を与えられる社会を作ろうとしています。また、LGBTなど多様な性のあり方も認められようとしています。その一方で次世代を担う子どもたちが毎日触れるおむつのデザインがジェンダーバイアスを助長させるようなものでよいのでしょうか。
メーカーに問い合わせたりホームページを細かく見たりしたところ、一部商品を除き、「男の子用」と「女の子用」で構造や機能は同じなのに、あえて異なるデザインで売り出していることがわかりました。
男女別おむつの主要メーカー・商品
- ユニ・チャーム / ムーニーマン *
- ユニ・チャーム / トレパンマン *
- ユニ・チャーム / オヤスミマン *
- ユニ・チャーム / ムーニー 水遊びパンツ *
- P&G / パンパースの肌へのいちばん おにいさん・おねえさん気分パンツ *
- 大王製紙(エリエール) / グ~ン パンツ **
- 大王製紙(エリエール) / グ~ン スイミングパンツ
*…ホームページやパッケージに男女で構造や機能が同じ旨の記載なし
**…「大王製紙(エリエール) / グ~ン パンツ」のみ、男女で吸収体の位置が異なる。「おしっこポイントにあわせて、男の子用は前側、女の子用は真ん中の吸収力を強化」(大王製紙ホームページより抜粋)
男女別おむつのデザイン例
【男の子用】
- はたらくくるま
- 電車、新幹線
- 飛行機
- 恐竜
- 野球、サッカー
- ライオン、くじら、かば、サメ
【女の子用】
- お花
- ハート、リボン
- フルーツ(いちご、さくらんぼ)
- ユニコーン
- お菓子
- うさぎ、りす、ねこ、ちょうちょ
【男女共用】
- 雲
- ふうせん
- サーカス
- アニマル(小鳥、ゾウ、キリン、イルカ)
- 日常風景 (ねんね、食事、着替え)
- アルファベット
男女別おむつによくみられる形容詞
【男の子用】
- かっこいい
- わんぱくな
【女の子用】
- かわいい
- キュートな
メーカーのホームページやパッケージには「男の子が気に入るかっこいいデザイン」「女の子が気に入るかわいいデザイン」といったキャッチフレーズが並び、性別によって好みが違うような印象を与えます。
男女別デザインの問題点
調べてみると、主要メーカーでは新生児~乳児期は男女共用デザインですが、幼児期(Lサイズ)からは男女別デザインで製造されていることがわかりました。また、男女で構造や機能が同じでもホームページやパッケージにはその記載がないか、とても小さく書かれていました。
幼児期は、自分や周囲の人たちに身体的な性差があることに気づき始める時期であり、同時に周囲の大人たちの何気ない社会的な性規範(ジェンダー)を内面化しはじめる時期です。このような時期に、性別による「決めつけ」によってデザインされたおむつを使うのは適切ではないと考えます。
保育所保育指針でも「子どもの性差や個人差にも留意しつつ、性別などによる固定的な意識を植え付けることがないようにすること」との記載があります。(補足1)
家庭や保育所で、電車や飛行機が好きな女の子がいてもいいしお花やリボンが好きな男の子がいてもいいと伝えても、おむつのデザインが性別によって異なるのでは説得力に欠けます。
子どもだけではありません。私たち大人自身もジェンダーに縛られて生きづらい思いをしたことがあると思います。子どもたちにこの思いを引き継がせるわけにはいきません。おむつを使う大人たちもそんな気づきを得られればより多くの人に生きやすい世界が広がるはずです。
すべての子どもたちとそのお世話をする人たちが好きなものを自由に選べる社会を作っていくために、まず、おむつのデザインから変えていきましょう!
解決策の提案
つぎのようなデザイン、発売方法を考えました。
- テーマごとのパッケージ
( 「フラワー」「のりもの」「アニマル」などデザインテーマごとにパッケージを分け、対象の性別を限定しない。いずれのデザインも商品構造は同じで子どもの性別にかかわらず好みのデザインを選べることを明記する) - ミックスパッケージ
(従来、男の子向け・女の子向けとされていたデザインを同数ずつミックスし1つのパッケージで発売する。キャッチフレーズ「好きなデザインが見つかる!」など) - 性別をイメージしないデザイン
(アニマル、日常風景、アルファベットなどのいわゆる男女共用デザインに変更する)
結びに
男女別おむつを発売しているメーカー各社はぜひ、すべての子どもたちとそのお世話をする人たちが性別にかかわらず選べるおむつの製造をお願いします!
本キャンペーンにご賛同いただける方は、ぜひご署名をお願いします!
集まった署名とコメントをもって、各メーカーにお願いに行く予定です。
ジェンダーに関する問題を次の世代に引き継がせたくない私達の思いを、ぜひメーカーに伝えましょう!
思いを共にするみなさまのご賛同をどうぞよろしくお願いいたします。
キャンペーン代表 小瀬 芽衣
FAQ(よくいただく質問と回答)
Q1.子どもの好きなデザインで楽しくおむつ替えができるのは良いことなのでは?
A1.「男の子はこんなデザインが好き」、「女の子はこんなデザインが好き」と性別によって決めつけられていることが問題と考えます。性別にかかわらず一人ひとりの子どもが好きなものを選べる環境が大切だと考えています。
Q2.電車が好きな男の子や、お花が好きな女の子を否定しているの?
A2.いいえ。子どもの興味があること、好きなものは一人ひとり違います。性別によって強制されたり、固定化されることなく、その子らしさが尊重される社会が広がることを望んでいます。
Q3.男女共用デザインの商品を使用すればいいのでは?
A3.洋服や小物など、市場に選択肢が多いものはジェンダーニュートラルなデザインのものを選ぶことができます。しかし、国内において高性能なおむつを製造しているメーカーは少ないので、購入できるおむつの選択肢が非常に限られています。日本で多くのシェアを占める商品のデザインが変わることは、大人たち、子どもたちのジェンダー意識への影響において非常に大きな意義があると考えるため、本キャンペーンを開始しました。
また、特定の商品でなければおむつかぶれなどの肌トラブルを起こしてしまう子もいます。すべての子どもたちが性別による決めつけから解放されるべきと考えます。
Q4.署名キャンペーンではなく直接メーカーに伝えたら?
A4.メーカーのお客様センターにメールにて要望を伝えたところ、「関係部署に報告し、今後の製品づくりの参考にする」旨の回答を得ました。しかし、いち消費者のメールではデザイン変更には至らないのではないか(または、相当の時間がかかるのではないか)との思いから、本キャンペーンを開始しました。
子ども用品にはいまだに多くのジェンダーステレオタイプが根強くありますが、一番身近で毎日肌に触れるおむつから社会を変えていきたいという思いも込めて、本キャンペーンで賛同者を募っています。
ぜひ、ハッシュタグをつけてあなたの声も聞かせてください!
#ジェンダーレスおむつ
補足1-①:保育所保育指針
第2章 保育の内容
4 保育の実施に関して留意すべき事項
⑴ 保育全般に関わる配慮事項
カ 子どもの性差や個人差にも留意しつつ、性別などによる固定的な意識を植え付けることがないようにすること。
補足1-②:保育所保育指針解説 (厚生労働省ホームページより抜粋)
保育所において、「こうあるべき」といった固定的なイメージに基づいて子どもの性別などにより対応を変えるなどして、こうした意識を子どもに植え付けたりすることがないようにしなければならない。子どもの性差や個人差を踏まえて環境を整えるとともに、一人一人の子どもの行動を狭めたり、子どもが差別感を味わったりすることがないよう十分に配慮する。子どもが将来、性差や個人差などにより人を差別したり、偏見をもったりすることがないよう、人権に配慮した保育を心がけ、保育士等自らが自己の価値観や言動を省察していくことが必要である。男女共同参画社会の推進とともに、子どもも、職員も、保護者も、一人一人の可能性を伸ばし、自己実現を図っていくことが求められる。
参考文献
署名活動の主旨
1歳の子どもを育てている小瀬と申します。
子どもが生まれてもうすぐ1年という頃、ひとつ大きなサイズのおむつを購入しようとして驚いたことがありました。男の子用と女の子用で商品がわかれているのです。なるほど、男の子と女の子ではおしっこの出る位置が違うので、吸収ポリマーの位置が違うのでしょう。
しかし、男の子用はブルーの車、女の子用はピンクのリボンのイラストが目印になっていたのです。おむつに印刷されている柄も、男の子用は電車、車、恐竜・・・、女の子用はお花、リボン、ちょうちょ・・・明らかなジェンダーステレオタイプ(性別による決めつけ)を感じます。
これからの時代を生きるわが子を思い、ジェンダーバイアス(性別による偏見)によって可能性を狭められることがないようにと願いながら、ピンク系とブルー系両方の服を着せていた私にとっては衝撃的でしたが、吸収ポリマーの位置が違うのであれば仕方ありません。やむなく子どもの性別に合ったおむつを履かせますが、手に取るたびに気分は落ち込みます。
2020年現在、SDGsにジェンダー平等が掲げられ、誰もが性別に関わらず平等に機会を与えられる社会を作ろうとしています。また、LGBTなど多様な性のあり方も認められようとしています。その一方で次世代を担う子どもたちが毎日触れるおむつのデザインがジェンダーバイアスを助長させるようなものでよいのでしょうか。
メーカーに問い合わせたりホームページを細かく見たりしたところ、一部商品を除き、「男の子用」と「女の子用」で構造や機能は同じなのに、あえて異なるデザインで売り出していることがわかりました。
男女別おむつの主要メーカー・商品
- ユニ・チャーム / ムーニーマン *
- ユニ・チャーム / トレパンマン *
- ユニ・チャーム / オヤスミマン *
- ユニ・チャーム / ムーニー 水遊びパンツ *
- P&G / パンパースの肌へのいちばん おにいさん・おねえさん気分パンツ *
- 大王製紙(エリエール) / グ~ン パンツ **
- 大王製紙(エリエール) / グ~ン スイミングパンツ
*…ホームページやパッケージに男女で構造や機能が同じ旨の記載なし
**…「大王製紙(エリエール) / グ~ン パンツ」のみ、男女で吸収体の位置が異なる。「おしっこポイントにあわせて、男の子用は前側、女の子用は真ん中の吸収力を強化」(大王製紙ホームページより抜粋)
男女別おむつのデザイン例
【男の子用】
- はたらくくるま
- 電車、新幹線
- 飛行機
- 恐竜
- 野球、サッカー
- ライオン、くじら、かば、サメ
【女の子用】
- お花
- ハート、リボン
- フルーツ(いちご、さくらんぼ)
- ユニコーン
- お菓子
- うさぎ、りす、ねこ、ちょうちょ
【男女共用】
- 雲
- ふうせん
- サーカス
- アニマル(小鳥、ゾウ、キリン、イルカ)
- 日常風景 (ねんね、食事、着替え)
- アルファベット
男女別おむつによくみられる形容詞
【男の子用】
- かっこいい
- わんぱくな
【女の子用】
- かわいい
- キュートな
メーカーのホームページやパッケージには「男の子が気に入るかっこいいデザイン」「女の子が気に入るかわいいデザイン」といったキャッチフレーズが並び、性別によって好みが違うような印象を与えます。
男女別デザインの問題点
調べてみると、主要メーカーでは新生児~乳児期は男女共用デザインですが、幼児期(Lサイズ)からは男女別デザインで製造されていることがわかりました。また、男女で構造や機能が同じでもホームページやパッケージにはその記載がないか、とても小さく書かれていました。
幼児期は、自分や周囲の人たちに身体的な性差があることに気づき始める時期であり、同時に周囲の大人たちの何気ない社会的な性規範(ジェンダー)を内面化しはじめる時期です。このような時期に、性別による「決めつけ」によってデザインされたおむつを使うのは適切ではないと考えます。
保育所保育指針でも「子どもの性差や個人差にも留意しつつ、性別などによる固定的な意識を植え付けることがないようにすること」との記載があります。(補足1)
家庭や保育所で、電車や飛行機が好きな女の子がいてもいいしお花やリボンが好きな男の子がいてもいいと伝えても、おむつのデザインが性別によって異なるのでは説得力に欠けます。
子どもだけではありません。私たち大人自身もジェンダーに縛られて生きづらい思いをしたことがあると思います。子どもたちにこの思いを引き継がせるわけにはいきません。おむつを使う大人たちもそんな気づきを得られればより多くの人に生きやすい世界が広がるはずです。
すべての子どもたちとそのお世話をする人たちが好きなものを自由に選べる社会を作っていくために、まず、おむつのデザインから変えていきましょう!
解決策の提案
つぎのようなデザイン、発売方法を考えました。
- テーマごとのパッケージ
( 「フラワー」「のりもの」「アニマル」などデザインテーマごとにパッケージを分け、対象の性別を限定しない。いずれのデザインも商品構造は同じで子どもの性別にかかわらず好みのデザインを選べることを明記する) - ミックスパッケージ
(従来、男の子向け・女の子向けとされていたデザインを同数ずつミックスし1つのパッケージで発売する。キャッチフレーズ「好きなデザインが見つかる!」など) - 性別をイメージしないデザイン
(アニマル、日常風景、アルファベットなどのいわゆる男女共用デザインに変更する)
結びに
男女別おむつを発売しているメーカー各社はぜひ、すべての子どもたちとそのお世話をする人たちが性別にかかわらず選べるおむつの製造をお願いします!
本キャンペーンにご賛同いただける方は、ぜひご署名をお願いします!
集まった署名とコメントをもって、各メーカーにお願いに行く予定です。
ジェンダーに関する問題を次の世代に引き継がせたくない私達の思いを、ぜひメーカーに伝えましょう!
思いを共にするみなさまのご賛同をどうぞよろしくお願いいたします。
キャンペーン代表 小瀬 芽衣
FAQ(よくいただく質問と回答)
Q1.子どもの好きなデザインで楽しくおむつ替えができるのは良いことなのでは?
A1.「男の子はこんなデザインが好き」、「女の子はこんなデザインが好き」と性別によって決めつけられていることが問題と考えます。性別にかかわらず一人ひとりの子どもが好きなものを選べる環境が大切だと考えています。
Q2.電車が好きな男の子や、お花が好きな女の子を否定しているの?
A2.いいえ。子どもの興味があること、好きなものは一人ひとり違います。性別によって強制されたり、固定化されることなく、その子らしさが尊重される社会が広がることを望んでいます。
Q3.男女共用デザインの商品を使用すればいいのでは?
A3.洋服や小物など、市場に選択肢が多いものはジェンダーニュートラルなデザインのものを選ぶことができます。しかし、国内において高性能なおむつを製造しているメーカーは少ないので、購入できるおむつの選択肢が非常に限られています。日本で多くのシェアを占める商品のデザインが変わることは、大人たち、子どもたちのジェンダー意識への影響において非常に大きな意義があると考えるため、本キャンペーンを開始しました。
また、特定の商品でなければおむつかぶれなどの肌トラブルを起こしてしまう子もいます。すべての子どもたちが性別による決めつけから解放されるべきと考えます。
Q4.署名キャンペーンではなく直接メーカーに伝えたら?
A4.メーカーのお客様センターにメールにて要望を伝えたところ、「関係部署に報告し、今後の製品づくりの参考にする」旨の回答を得ました。しかし、いち消費者のメールではデザイン変更には至らないのではないか(または、相当の時間がかかるのではないか)との思いから、本キャンペーンを開始しました。
子ども用品にはいまだに多くのジェンダーステレオタイプが根強くありますが、一番身近で毎日肌に触れるおむつから社会を変えていきたいという思いも込めて、本キャンペーンで賛同者を募っています。
ぜひ、ハッシュタグをつけてあなたの声も聞かせてください!
#ジェンダーレスおむつ
補足1-①:保育所保育指針
第2章 保育の内容
4 保育の実施に関して留意すべき事項
⑴ 保育全般に関わる配慮事項
カ 子どもの性差や個人差にも留意しつつ、性別などによる固定的な意識を植え付けることがないようにすること。
補足1-②:保育所保育指針解説 (厚生労働省ホームページより抜粋)
保育所において、「こうあるべき」といった固定的なイメージに基づいて子どもの性別などにより対応を変えるなどして、こうした意識を子どもに植え付けたりすることがないようにしなければならない。子どもの性差や個人差を踏まえて環境を整えるとともに、一人一人の子どもの行動を狭めたり、子どもが差別感を味わったりすることがないよう十分に配慮する。子どもが将来、性差や個人差などにより人を差別したり、偏見をもったりすることがないよう、人権に配慮した保育を心がけ、保育士等自らが自己の価値観や言動を省察していくことが必要である。男女共同参画社会の推進とともに、子どもも、職員も、保護者も、一人一人の可能性を伸ばし、自己実現を図っていくことが求められる。
参考文献
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2020年6月8日に作成されたオンライン署名