【第一の成果:ようやく出発点に立ちました】:本活動で行った全国現状調査が昨日の讀賣新聞に報道されました――しかし、ここからが本番です🤔


この署名活動にご賛同いただいている皆様へ
昨日、讀賣新聞の全国版朝刊・社会面において、私たちが全国の血液専門医教育を預かる診療科を対象に行ってきた実態調査について、大きく取り上げていただきました。まず、これまで署名を広げ、現場からの声を届け、この活動を支えてくださった皆様に、心より御礼申し上げます。私たちが始めた小さな問題提起が、全国紙の社会面で取り上げられるところまで来たのは、「このままではいけない」と声を寄せてくださった医療者の皆様、患者さんやご家族、そして一筆一筆の署名を寄せてくださった皆様の力があったからこそだと思っています。そして、今回、私たちの調査を丁寧に取材し、膨大なデータを一つ一つ検証したうえで社会に届けてくださった讀賣新聞の記者の方にも、この場を借りて心より御礼申し上げます。
■今回の報道が意味するもの:
今回の記事が掲載されるまで、記者の方とは時間をかけて、調査データの検証や医療現場の実情について、何度もやり取りを重ねてきました。
その結果、今回の記事では単に「血液内科は大変だ」という現場の声ではなく、若い医師がどれほど血液内科の現場に入ってきていないのか、そして地域によっては将来の診療体制そのものが危うくなりつつあることが、具体的な数字とともに社会に示されました。
これは、とても大きな意味を持つことだと思っています。これまで私たちが訴えてきた問題を、もはや一人の医師の個人的な危機感として片付けることはできなくなったからです。全国の診療現場から集められた数字があり、それを多くの市民の皆様が知り、そして全国紙が社会的な問題として報じました。
行政にも、関連学会にも、そして私たち医療者自身にも、この現実と正面から向き合う責任があると思います。
■しかし、私たちの目的は「がん治療」の現状を変えることです:
今回の報道を大変ありがたく受け止めています。
しかし、手放しで喜んでいるわけではありません。
なぜなら、新聞でどれほど大きく報道されても、それだけでは患者さんが受ける医療は何一つ変わらないからです。血液内科医が不足している地域に、明日から医師が増えるわけでもありません。
若い医師が安心して、がん医療や血液内科を志すことのできる教育環境が整うわけでもありません。
そして何より、制度はまだ何も変わっていません。
ですから私たちにとって、昨日の報道は、まさに「ここからが本当のスタートだ」、と受け止めています。
■次は、厚生労働大臣へ:
これまで皆様からお預かりした署名、全国の診療現場から寄せられた声、そして今回の全国調査の結果を、社会に示すだけで終わらせるつもりはありません。現在、以前からお伝えしてきたように、次の段階として、厚生労働記者クラブで今回の調査結果と私たちの提言について説明する機会を設け、そのうえで厚生労働大臣に要望書を提出する準備を進めています。
私たちが厚生労働省に求めたいのは、この国で、10年後、20年後にも、がんや血液疾患になった患者さんが、住んでいる地域にかかわらず必要な治療を受けられる医療体制を守ることです。
そのために、医師の育成制度や診療科偏在の問題について、現場の実態を踏まえた具体的な改善策を、行政の皆様と真剣に話し合いたいと考えています。
もちろん、制度を変えることが簡単ではないことは十分承知しています。
しかし同時に、「難しいから、もう少し検討しましょう」だけで、この問題を「何年も先送りする時間は残されていない」と私たちは考えています。今回の全国調査で明らかになった数字は、そのことを私たちに突きつけています。
■皆様の署名を「政策を動かす力」に!:
署名活動を始めたとき、私は皆様にお願いをしました。
「一緒に、この問題を社会に届けてください」と。
皆様は、そのお願いに応えてくださいました。そして昨日、その声は全国紙を通じて社会に届きました。
ですから、ここからは私たちの仕事です。
皆様からお預かりした一筆一筆を、単なる署名の「数」としてではなく、「この国のがん医療を将来に残してほしい」という市民からの意思として、責任を持って霞が関へ届けてきます。
そして、要望書を渡して終わりにはしません。
行政の皆様とも、関連学会の皆様とも、必要であれば何度でも議論し、現実に実行できる改善策を一緒に探していきたいと思っています。
日程や具体的な内容が決まりましたら、改めて皆様にご報告いたします。
昨日の報道は、これまで見えにくかった問題を社会に『可視化』してくれました。
次は、この問題を実際の医療の改善につなげていく番です。いよいよ、ここからが正念場です。
引き続き、この活動を見守り、皆様のお力を貸していただければ幸いです。
署名サイトURL: https://c.org/wNtJ4MWsWD
おまけのPR:「医師を育てる制度」を見直すための新しい署名活動を始めました。こちらも皆様のご支援をお待ちしております!😊
国民に必要な医師の育成を求めるための緊急署名!!
署名サイトURL: https://c.org/BYfSxz9bvN
一戸辰夫(「若手がん治療医・血液内科医を支援する会」代表)[連絡先:tatsuo.ichinohe@icloud.com いつでも皆様からの建設的ご批判・ご意見をお待ちしています]