#NHKは松本人志氏と呂布カルマ氏の性番組を放送しないでください

署名活動の主旨

私たちは、ジェンダー平等を目指す男性が集まり結成した非営利団体「 #MenWithWomen 」と、その有志メンバーの合同チームです。「男性が変わる、男性を変える」をキャッチフレーズに、女性差別や家父長制の解消を目指した活動をしています。

私たちは、NHK(日本放送協会)に対して、NHK総合で2023年10月17日(火)に放送予定の「“性”の話題を楽しく真面目に語り合うトークバラエティ」と銘打った『松本人志と世界LOVEジャーナル』を放送しないことを望みます

NHKが発表した内容によると、スタジオの出演者は松本氏を含め合計5名。その中には性教育の専門家が不在なばかりか、松本氏が中心となって性について「楽しく真面目に語り合う」という番組構成に対して、SNS上でも不安や批判の声が上がっています。

というのも、松本人志氏は、過去に性暴力をほのめかすような発言をしています。他にも、過去の放送等で未成年を性的対象にするような発言をしたという話が複数出回っており、常習的に買春をしていたことをほのめかす発言も繰り返ししています。


また、ラッパーの呂布カルマ氏も出演するとのことですが、呂布氏も性やジェンダーに関して理解が乏しいと思われる発言を繰り返しています。とりわけ、インターネット上で大きく批判を浴びたのが、2023年6月29日のX(旧Twitter)の投稿です。

熊本県立高校の男子生徒複数名が、修学旅行中に女子生徒の入浴中に盗撮やのぞきを行った性加害事件について、「男子生徒はのぞけるならばのぞく。当たり前だろ」「そこでのぞきに参加しなかった生徒の方がマトモじゃない」などと発言しました。

ですが、万引きが簡単にできてしまう野菜の無人販売所でも、万引きをしない人が大半であるのと同様に、盗撮やのぞきができてしまう状況下でも、そのような人権侵害行為をしない男性のほうが多数派のはずです。

呂布氏の発言は、女性に対する性加害の重大さを矮小化するのみならず、男性は女性に対する性的加害欲求を有する生き物で、潜在的な加害者だと言っているに等しいわけですから、男性に対する侮辱でもあります。

以上のことから、松本氏や呂布氏を性に関わる番組に起用することは、「180度間違ったキャスティング」と言わざるを得ないと思いました。


ところが、NHKは、ハフポスト日本版の取材に対して、「総合的に判断」などとし、起用の理由は明らかにしなかったとのことです(ハフポスト日本版、『松本人志さんや呂布カルマさん出演の「性」特番、NHKは起用の理由答えず「総合的に判断」』、https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6520a2ade4b09f4b8d402af3  、2023年10月7日)

NHKのキャスティング担当者も、松本氏や呂布氏の問題発言を知らずにオファーを出したのかもしれないと思っていましたが、「総合的」ということは、それも分かったうえで「問題無い」と判断したということであり、その人権感覚の欠如と無責任さに落胆せざるを得ません。

ジャニー喜多川氏による性加害問題がようやく問題視されるようになり、「メディアによる沈黙」も被害を拡大させた要因の一つだと指摘されていると思いますが、上記のように彼らが繰り返している問題ある発言に対して沈黙し、彼らを番組に起用をすることは、結局同じ轍を踏むことではないでしょうか?

NHKは一時的な放送見送りではなく、今後も含めて放送をしないという判断をして頂きたいと強く思っています。

あらゆるジェンダーの方からの賛同を心よりお待ちしています。もし署名いただけましたら、「#NHKは松本人志氏と呂布カルマ氏の性番組を放送しないでください」というハッシュタグを用いて、拡散にご協力を頂けると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

 

 


ここから先は、私たちの署名に対して寄せられるであろう反論について、予想できる範囲で回答を載せておきたいと思います。


Q1.包括的性教育の普及に取り組む専門家も、今回の番組作りにかかわっているという話を耳にしました。それによって、松本氏や呂布氏のファンのうち、日頃は性について真面目に考えたことの無いような層にもリーチできるという点で意義もあるのではないでしょうか? むしろそういう意図の番組なのではないでしょうか?

A.性教育番組を見ない層にリーチできるプラスの効果よりも、彼らが番組に出演することのマイナスの影響のほうが大きいと思っています。

松本氏は、収録語インタビューでこの番組について「少子化対策にもなる」と評価していました(お笑いナタリー「松本人志がNHKで性について考える冠番組」、https://natalie.mu/owarai/news/543611  、2023年10月4日)。ですが、性を少子化という国家的な枠組みから捉えて語るのは家父長制的な視点であり、人権や科学をベースとした包括的性教育の枠組みとは相容れない発言だと思います。

また、呂布氏はX(旧Twitter)上で、番組起用に批判的な声に対して、「フェミニズムとフェミニストは金とばい菌ぐらい違う」「悔しいよなぁ。分かるよ」など、挑発的な言動やジェンダーバックラッシュ発言を繰り返しています。

つまり、仮に「性教育が届きにくい層にしっかりとした知識を身に着けてもらおう」という狙いがあったとしても、ファン層はおろか、番組出演者である松本氏と呂布氏に対してですらその目論見は失敗していることが、番組が始まる以前に明らかです。

また、関わった専門家は、番組内で彼らが問題のある発言をした際に、しっかりと指摘して食い止める権限はあったのでしょうか? また、性教育だけではなく、女性差別、虐待、外国人差別など、松本氏や呂布氏の発言でリスクがありそうな分野全てをカバーするために、各分野の多様な専門家が関わっているのでしょうか?

それらの施策が厳格に取られていなければ、仮に性教育の専門家が監修等のような関わり方をしていただけでは、マイナス面を抑えきれないのではないかと思います。

 

Q2.「専門家をスタジオに呼んで語らせるべき」という声がありますが、この番組はあくまでトークバラエティーであり、性教育の番組ではないのだから、別に専門家ではない人が語り合っても良いのではないでしょうか?

A.例えば、ドライブ旅行の番組で、「ドライバーは信号無視できるならば無視する。当たり前だろ」「そこで信号無視に参加しなかった奴の方がマトモじゃない」などと発言する人物を起用することは妥当でしょうか?

車を運転するならば、車の操作方法だけではなく、交通ルールや事故のリスクなどに関する知識や倫理観を身につけなければなりません。道交法の専門家を必要としないドライブ旅行の番組であっても、出演者には一定以上の知識と倫理が求められるはずです。

それと同様に、他人と性に関するコミュニケーションを取ったり、性について語るのであれば、本来は人権、科学、ジェンダー平等などについて最低限の知識や倫理観を持つべきです。性教育ではないバラエティートーク番組であっても、それらに反しない人物を起用するのは必要不可欠な条件だと思います。

 

Q3.内容が良いか悪いかは見てからでなければ分かりません。批判をするならば見てからにするべきではないでしょうか?

A.ジャニー喜多川氏による性加害問題が大手メディアでも扱われるようになって以降、ジャニーズ事務所所属のタレントのCM起用が続々と中止となりました。ですが、中止した企業の大半は決してタレント自身が悪いとは言っておらず、「ジャニーズ事務所と契約を続けることが性加害に寛容な会社だという社会的メッセージを与える」ことから、中止の判断をしています。

それと同様に、私たちは番組の内容が悪いという観点から問題視しているのではありません。あくまで、「性に関して問題のある発言を繰り返している人物を性に関する番組に出演させることが、”性加害に寛容でいい”という社会的メッセージを与えてしまいかねない」という観点から、番組を放送しないよう求めています。

 

Q4.呂布氏が「フェミニストなんかに向けて番組作ってねーからなぁ」と言ったように、嫌なら自分たちが見なければよいだけではないでしょうか?

A.ここまで書いた文章を読めば分かるように、私たちは「自分が不快だから」という理由では一切批判を加えていません。あくまで、マクロな視点で捉えて、社会的な影響に対する懸念から反対しています。

地球温暖化による人間社会への影響について議論をしている際に、「そんなに暑いのが嫌なら涼しいところに引っ越せばよいだけ」と反論する人がいたら、論点が全く理解できていないと思うでしょう。

それと同じで、社会というマクロな話を個人というミクロの問題へと、論点をすり替えないで頂きたいと思います。

 

Q5.性に関して楽しく語ることを「けしからん!」と取り締まっていたら、窮屈な社会になるだけではないでしょうか?

A.私たちは、出演者の行動・言動が人権・科学・ジェンダー平等などに反していることを問題視しているのであって、性について語ることそのものを問題視しているわけではありません。

むしろ、人権・科学・ジェンダー平等などを前提としているならば、性について積極的に語れる機会を日本社会はもっと増やすべきだと考えています。

もし、私たちの批判が性を語ることそのものに対する批判に見えてしまうのであれば、人権・科学・ジェンダー平等などに関する知識が不足していることの証左ではないでしょうか。

 

Q6.そのように、何か問題があったからといってすぐやめさせようとする「キャンセルカルチャー」はやり過ぎだと思いますし、社会に分断を生むだけではないでしょうか?

A.私たちは松本氏や呂布氏の起用とそれを放送することに反対しており、今回の「“性”の話題を楽しく真面目に語り合うトークバラエティ」というコンセプト自体には反対ではありません。

仮に人権・科学・ジェンダー平等などに一定の理解がある出演者が出るのであれば、私たちは反対しません。確かに、日本はいまだにマトモな性教育がなされておらず、性に関する適切な知識と倫理観を持った人はかなり少ないかもしれないですが、それでも適任の方はいらっしゃるはずです。

つまり、私たちが望むのは「バトンタッチ」です。権力や発言力を持つ人が、問題あることしたorしていたのなら、権力の座や発言権を別の人にバトンタッチすべきだという考え方です。

一部の生き物が成長の過程で脱皮を繰り返すように、より人権感覚の優れた人物へと権力や発言権のバトンタッチを繰り返すことは、人間社会が少しずつ良くなっていく成長の過程として必要なことだと考えています。ですので、的確に表現するのであれば「バトンタッチカルチャー」ではないでしょうか。

なお、分断が広がらないためには、バトンタッチに加えて、新しく権力や発言権を得た人が、前任者の問題点や新しいビジョンを人々に示し、的確な言葉で説得し、「自分も変わっていこう!」と思える人を一人でも多く増やしていくという包摂の努力が必要だと思います。

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#MenWithWomen 署名チーム署名発信者「男性が変わる、男性を変える」という観点から、女性差別と家父長制の解消を目指すジェンダー平等推進団体です。 SDGsのジェンダー版「#GenderEqualityGoals 」の制定・普及や、男性向け研修・講演活動、ジェンダー平等社会にふさわしくない男性著名人の言動データベース作りなど、様々な活動に取り組んでいます。

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署名活動の主旨

私たちは、ジェンダー平等を目指す男性が集まり結成した非営利団体「 #MenWithWomen 」と、その有志メンバーの合同チームです。「男性が変わる、男性を変える」をキャッチフレーズに、女性差別や家父長制の解消を目指した活動をしています。

私たちは、NHK(日本放送協会)に対して、NHK総合で2023年10月17日(火)に放送予定の「“性”の話題を楽しく真面目に語り合うトークバラエティ」と銘打った『松本人志と世界LOVEジャーナル』を放送しないことを望みます

NHKが発表した内容によると、スタジオの出演者は松本氏を含め合計5名。その中には性教育の専門家が不在なばかりか、松本氏が中心となって性について「楽しく真面目に語り合う」という番組構成に対して、SNS上でも不安や批判の声が上がっています。

というのも、松本人志氏は、過去に性暴力をほのめかすような発言をしています。他にも、過去の放送等で未成年を性的対象にするような発言をしたという話が複数出回っており、常習的に買春をしていたことをほのめかす発言も繰り返ししています。


また、ラッパーの呂布カルマ氏も出演するとのことですが、呂布氏も性やジェンダーに関して理解が乏しいと思われる発言を繰り返しています。とりわけ、インターネット上で大きく批判を浴びたのが、2023年6月29日のX(旧Twitter)の投稿です。

熊本県立高校の男子生徒複数名が、修学旅行中に女子生徒の入浴中に盗撮やのぞきを行った性加害事件について、「男子生徒はのぞけるならばのぞく。当たり前だろ」「そこでのぞきに参加しなかった生徒の方がマトモじゃない」などと発言しました。

ですが、万引きが簡単にできてしまう野菜の無人販売所でも、万引きをしない人が大半であるのと同様に、盗撮やのぞきができてしまう状況下でも、そのような人権侵害行為をしない男性のほうが多数派のはずです。

呂布氏の発言は、女性に対する性加害の重大さを矮小化するのみならず、男性は女性に対する性的加害欲求を有する生き物で、潜在的な加害者だと言っているに等しいわけですから、男性に対する侮辱でもあります。

以上のことから、松本氏や呂布氏を性に関わる番組に起用することは、「180度間違ったキャスティング」と言わざるを得ないと思いました。


ところが、NHKは、ハフポスト日本版の取材に対して、「総合的に判断」などとし、起用の理由は明らかにしなかったとのことです(ハフポスト日本版、『松本人志さんや呂布カルマさん出演の「性」特番、NHKは起用の理由答えず「総合的に判断」』、https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6520a2ade4b09f4b8d402af3  、2023年10月7日)

NHKのキャスティング担当者も、松本氏や呂布氏の問題発言を知らずにオファーを出したのかもしれないと思っていましたが、「総合的」ということは、それも分かったうえで「問題無い」と判断したということであり、その人権感覚の欠如と無責任さに落胆せざるを得ません。

ジャニー喜多川氏による性加害問題がようやく問題視されるようになり、「メディアによる沈黙」も被害を拡大させた要因の一つだと指摘されていると思いますが、上記のように彼らが繰り返している問題ある発言に対して沈黙し、彼らを番組に起用をすることは、結局同じ轍を踏むことではないでしょうか?

NHKは一時的な放送見送りではなく、今後も含めて放送をしないという判断をして頂きたいと強く思っています。

あらゆるジェンダーの方からの賛同を心よりお待ちしています。もし署名いただけましたら、「#NHKは松本人志氏と呂布カルマ氏の性番組を放送しないでください」というハッシュタグを用いて、拡散にご協力を頂けると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

 

 


ここから先は、私たちの署名に対して寄せられるであろう反論について、予想できる範囲で回答を載せておきたいと思います。


Q1.包括的性教育の普及に取り組む専門家も、今回の番組作りにかかわっているという話を耳にしました。それによって、松本氏や呂布氏のファンのうち、日頃は性について真面目に考えたことの無いような層にもリーチできるという点で意義もあるのではないでしょうか? むしろそういう意図の番組なのではないでしょうか?

A.性教育番組を見ない層にリーチできるプラスの効果よりも、彼らが番組に出演することのマイナスの影響のほうが大きいと思っています。

松本氏は、収録語インタビューでこの番組について「少子化対策にもなる」と評価していました(お笑いナタリー「松本人志がNHKで性について考える冠番組」、https://natalie.mu/owarai/news/543611  、2023年10月4日)。ですが、性を少子化という国家的な枠組みから捉えて語るのは家父長制的な視点であり、人権や科学をベースとした包括的性教育の枠組みとは相容れない発言だと思います。

また、呂布氏はX(旧Twitter)上で、番組起用に批判的な声に対して、「フェミニズムとフェミニストは金とばい菌ぐらい違う」「悔しいよなぁ。分かるよ」など、挑発的な言動やジェンダーバックラッシュ発言を繰り返しています。

つまり、仮に「性教育が届きにくい層にしっかりとした知識を身に着けてもらおう」という狙いがあったとしても、ファン層はおろか、番組出演者である松本氏と呂布氏に対してですらその目論見は失敗していることが、番組が始まる以前に明らかです。

また、関わった専門家は、番組内で彼らが問題のある発言をした際に、しっかりと指摘して食い止める権限はあったのでしょうか? また、性教育だけではなく、女性差別、虐待、外国人差別など、松本氏や呂布氏の発言でリスクがありそうな分野全てをカバーするために、各分野の多様な専門家が関わっているのでしょうか?

それらの施策が厳格に取られていなければ、仮に性教育の専門家が監修等のような関わり方をしていただけでは、マイナス面を抑えきれないのではないかと思います。

 

Q2.「専門家をスタジオに呼んで語らせるべき」という声がありますが、この番組はあくまでトークバラエティーであり、性教育の番組ではないのだから、別に専門家ではない人が語り合っても良いのではないでしょうか?

A.例えば、ドライブ旅行の番組で、「ドライバーは信号無視できるならば無視する。当たり前だろ」「そこで信号無視に参加しなかった奴の方がマトモじゃない」などと発言する人物を起用することは妥当でしょうか?

車を運転するならば、車の操作方法だけではなく、交通ルールや事故のリスクなどに関する知識や倫理観を身につけなければなりません。道交法の専門家を必要としないドライブ旅行の番組であっても、出演者には一定以上の知識と倫理が求められるはずです。

それと同様に、他人と性に関するコミュニケーションを取ったり、性について語るのであれば、本来は人権、科学、ジェンダー平等などについて最低限の知識や倫理観を持つべきです。性教育ではないバラエティートーク番組であっても、それらに反しない人物を起用するのは必要不可欠な条件だと思います。

 

Q3.内容が良いか悪いかは見てからでなければ分かりません。批判をするならば見てからにするべきではないでしょうか?

A.ジャニー喜多川氏による性加害問題が大手メディアでも扱われるようになって以降、ジャニーズ事務所所属のタレントのCM起用が続々と中止となりました。ですが、中止した企業の大半は決してタレント自身が悪いとは言っておらず、「ジャニーズ事務所と契約を続けることが性加害に寛容な会社だという社会的メッセージを与える」ことから、中止の判断をしています。

それと同様に、私たちは番組の内容が悪いという観点から問題視しているのではありません。あくまで、「性に関して問題のある発言を繰り返している人物を性に関する番組に出演させることが、”性加害に寛容でいい”という社会的メッセージを与えてしまいかねない」という観点から、番組を放送しないよう求めています。

 

Q4.呂布氏が「フェミニストなんかに向けて番組作ってねーからなぁ」と言ったように、嫌なら自分たちが見なければよいだけではないでしょうか?

A.ここまで書いた文章を読めば分かるように、私たちは「自分が不快だから」という理由では一切批判を加えていません。あくまで、マクロな視点で捉えて、社会的な影響に対する懸念から反対しています。

地球温暖化による人間社会への影響について議論をしている際に、「そんなに暑いのが嫌なら涼しいところに引っ越せばよいだけ」と反論する人がいたら、論点が全く理解できていないと思うでしょう。

それと同じで、社会というマクロな話を個人というミクロの問題へと、論点をすり替えないで頂きたいと思います。

 

Q5.性に関して楽しく語ることを「けしからん!」と取り締まっていたら、窮屈な社会になるだけではないでしょうか?

A.私たちは、出演者の行動・言動が人権・科学・ジェンダー平等などに反していることを問題視しているのであって、性について語ることそのものを問題視しているわけではありません。

むしろ、人権・科学・ジェンダー平等などを前提としているならば、性について積極的に語れる機会を日本社会はもっと増やすべきだと考えています。

もし、私たちの批判が性を語ることそのものに対する批判に見えてしまうのであれば、人権・科学・ジェンダー平等などに関する知識が不足していることの証左ではないでしょうか。

 

Q6.そのように、何か問題があったからといってすぐやめさせようとする「キャンセルカルチャー」はやり過ぎだと思いますし、社会に分断を生むだけではないでしょうか?

A.私たちは松本氏や呂布氏の起用とそれを放送することに反対しており、今回の「“性”の話題を楽しく真面目に語り合うトークバラエティ」というコンセプト自体には反対ではありません。

仮に人権・科学・ジェンダー平等などに一定の理解がある出演者が出るのであれば、私たちは反対しません。確かに、日本はいまだにマトモな性教育がなされておらず、性に関する適切な知識と倫理観を持った人はかなり少ないかもしれないですが、それでも適任の方はいらっしゃるはずです。

つまり、私たちが望むのは「バトンタッチ」です。権力や発言力を持つ人が、問題あることしたorしていたのなら、権力の座や発言権を別の人にバトンタッチすべきだという考え方です。

一部の生き物が成長の過程で脱皮を繰り返すように、より人権感覚の優れた人物へと権力や発言権のバトンタッチを繰り返すことは、人間社会が少しずつ良くなっていく成長の過程として必要なことだと考えています。ですので、的確に表現するのであれば「バトンタッチカルチャー」ではないでしょうか。

なお、分断が広がらないためには、バトンタッチに加えて、新しく権力や発言権を得た人が、前任者の問題点や新しいビジョンを人々に示し、的確な言葉で説得し、「自分も変わっていこう!」と思える人を一人でも多く増やしていくという包摂の努力が必要だと思います。

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#MenWithWomen 署名チーム署名発信者「男性が変わる、男性を変える」という観点から、女性差別と家父長制の解消を目指すジェンダー平等推進団体です。 SDGsのジェンダー版「#GenderEqualityGoals 」の制定・普及や、男性向け研修・講演活動、ジェンダー平等社会にふさわしくない男性著名人の言動データベース作りなど、様々な活動に取り組んでいます。

意思決定者

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2023年10月10日に作成されたオンライン署名