
杉田発言について各地で抗議行動が続いていますね。いつまで杉田議員はだんまりを決めているのでしょうか。そろそろ態度を示してほしいところです。
本日は呼びかけ人であるLGBTの子を持つ親有志のひとり、トランスジェンダー の子を持つ母親からのメッセージをご紹介します。
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親の想い
公職についている方は、ご自分の発言の影響力を自覚して、あからさまな差別意識は封印していただきたい。杉田氏の意見を読み、真っ先に思ったことです。
私は性別違和の子どもの親です。私は自分の子ども以外にも沢山の性的マイノリティの方々と会ってきました。ですから、杉田氏の≪なぜ男と女、二つの性ではいけないのでしょうか≫との問いには、≪いや、二つじゃないですから≫と答えるしかありません。
男と女だけではない、100人いれば100通りのセクシュアリティがあるのです。それが現実です。
この、自分の身体の現実と、旧態依然とした差別社会の現実の間で、性的マイノリティの子どもたちは悩み、苦しみながら大きくなっていくのです。子どもは周りの人たちの意識に敏感に反応します。自分を取り巻く人々が寛容であればありのままの自分でいられますが、差別と偏見の思いが渦巻いていれば、いじめを恐れて偽りの仮面を被らざるを得なく
なります。成長すればするほどその葛藤は肥大し、自分を否定し、自殺念慮が高くなるのです。そういう性的マイノリティの子どもの苦しみは計り知れません。
私の子どもは、そういう社会の現実の中で成長し葛藤し、生まれた性で何とか折り合いをつけられないかと模索したけれどもどうしてもできなかった。子どもは私たち親に「手術をして男として生きる」と宣言しました。「こんな不本意な身体で長生きしたって意味がない、納得いく身体になって太く短く生きていくんだ」と言いました。この悲壮な覚悟を杉田氏はわかるでしょうか。わかってないんだろうなと思います。でも公職者ならわからなければいけないと思います。
私の子どもの場合は性自認の問題で悩みました。性的指向で悩む子どもも同じです。周囲の差別意識の中で自分を偽り、息苦しくなって、引きこもり、自分を抹殺せざるを得なくなる人の如何に多いことか。
だから、この差別と偏見をなくすために行政指導が必要ですし、教育現場でLGBT等についての正確な知識を学ぶ必要があるのです。
社会から差別と偏見を取り除いて、互いの違いを認め合い誰もが自分らしく生きていく共生の概念を持ち、そのために働くのが公職者の務めではないのでしょうか。
私が国民の一人として公職者に求めているものは、理想に過ぎないのでしょうか。