

「非常勤講師」にも職名を!――大学教員としての承認を求めるための署名
署名活動の主旨
私たちは非正規雇用の大学教員の有志です。どの大学にも大勢いるのですが、実は私たちのような教員には職名がありません。高等教育界では「非常勤講師」などと呼び習わされているものの、このような呼称は通称です。正規雇用の大学教員はみな、教授、准教授、講師、助教という職名で呼ばれています。それならなぜ、私たちには通称しかないのでしょう?私たちにも職名は必要ですし、通称では一般社会、また外国でも通りにくいのです。
そこで私たちは、文部科学省に非正規雇用の教員の正式名称を要望する請願を行うことを計画し、そのためにまず「『非常勤講師』にも職名を!」と銘打って署名活動を始めることにしました。私たちと同様に「非常勤講師」である方々やそのご経験者のみならず、一般の方々からもご署名を募ります。
非正規雇用の教員はたびたび雇止めされる上、社会保険に加入できず、賞与はもとより、有給休暇もありません。給与は1科目当たりで正規雇用の教員の3分の2程度ですが、授業に必要な機材代や資料代は自己負担です(もっとも、正規雇用の教員の給与の大部分は授業以外の業務への対価です)。それでも私たちは正規雇用の教員に劣らず良質な授業を提供していますし、学生にとっては先生が正規雇用でも非正規雇用でも変わりはありません。
「非常勤講師」にも職名がつけば、このような待遇は見直しに向かう可能性があります。第一に、出講先の大学で、私たちも教員共同体の一員として数えられるようになります。大学の経営が厳しさを増す時代にあって、たとえ給与面の改善が難しくても、せめて「非常勤講師」の教育活動への適正な補助、研究活動に必要な最小限の物的環境の提供(大学教育は研究と容易に切り離せません)、という形での改善が進めば、私たちの働きにくさは軽減するはずです。
第二に私たちが、どこでも面倒な説明なしに誇りをもって自己紹介できるようになります。諸外国では大学教員の専門職としての地位は、雇用形態によらず尊重されています。非正規雇用の教員にも、客員や特任という冠をつけて准教授や教授の職名が与えられることも珍しくありません。近年の日本では大学が客寄せのために芸能人などを「特任教授」や「客員教授」として招聘する事例が見られる一方で、教育に実直に尽くしている「非常勤講師」には昇任の機会もなく、長年勤続してもそのような「敬称」を与えられることはないのです。
かつて大学生だった方々、現役の学生のみなさんにもお願いします。非正規雇用の大学教員の正式名称を求めるための署名にご協力ください。「非常勤講師」という通称に代わる職名としては、〈兼務講師〉〈兼任講師〉〈客員講師〉などを提案することができます。いただいた貴重なご署名は、文部科学省への請願に説得力を持たせるために活用します。
発起人:大学非常勤講師協会設立準備会
呼びかけ人;ゼネラルユニオン大学支部 ゼネラルユニオン
渡辺照子(立憲民主党 練馬区議会議員) 五十嵐えり(前衆議院議員)
山田省三(中央大学名誉教授・弁護士) 菊地夏野(名古屋市立大学准教授)
榎木英介(一般社団法人科学・政策と社会研究室 代表理事)
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署名活動の主旨
私たちは非正規雇用の大学教員の有志です。どの大学にも大勢いるのですが、実は私たちのような教員には職名がありません。高等教育界では「非常勤講師」などと呼び習わされているものの、このような呼称は通称です。正規雇用の大学教員はみな、教授、准教授、講師、助教という職名で呼ばれています。それならなぜ、私たちには通称しかないのでしょう?私たちにも職名は必要ですし、通称では一般社会、また外国でも通りにくいのです。
そこで私たちは、文部科学省に非正規雇用の教員の正式名称を要望する請願を行うことを計画し、そのためにまず「『非常勤講師』にも職名を!」と銘打って署名活動を始めることにしました。私たちと同様に「非常勤講師」である方々やそのご経験者のみならず、一般の方々からもご署名を募ります。
非正規雇用の教員はたびたび雇止めされる上、社会保険に加入できず、賞与はもとより、有給休暇もありません。給与は1科目当たりで正規雇用の教員の3分の2程度ですが、授業に必要な機材代や資料代は自己負担です(もっとも、正規雇用の教員の給与の大部分は授業以外の業務への対価です)。それでも私たちは正規雇用の教員に劣らず良質な授業を提供していますし、学生にとっては先生が正規雇用でも非正規雇用でも変わりはありません。
「非常勤講師」にも職名がつけば、このような待遇は見直しに向かう可能性があります。第一に、出講先の大学で、私たちも教員共同体の一員として数えられるようになります。大学の経営が厳しさを増す時代にあって、たとえ給与面の改善が難しくても、せめて「非常勤講師」の教育活動への適正な補助、研究活動に必要な最小限の物的環境の提供(大学教育は研究と容易に切り離せません)、という形での改善が進めば、私たちの働きにくさは軽減するはずです。
第二に私たちが、どこでも面倒な説明なしに誇りをもって自己紹介できるようになります。諸外国では大学教員の専門職としての地位は、雇用形態によらず尊重されています。非正規雇用の教員にも、客員や特任という冠をつけて准教授や教授の職名が与えられることも珍しくありません。近年の日本では大学が客寄せのために芸能人などを「特任教授」や「客員教授」として招聘する事例が見られる一方で、教育に実直に尽くしている「非常勤講師」には昇任の機会もなく、長年勤続してもそのような「敬称」を与えられることはないのです。
かつて大学生だった方々、現役の学生のみなさんにもお願いします。非正規雇用の大学教員の正式名称を求めるための署名にご協力ください。「非常勤講師」という通称に代わる職名としては、〈兼務講師〉〈兼任講師〉〈客員講師〉などを提案することができます。いただいた貴重なご署名は、文部科学省への請願に説得力を持たせるために活用します。
発起人:大学非常勤講師協会設立準備会
呼びかけ人;ゼネラルユニオン大学支部 ゼネラルユニオン
渡辺照子(立憲民主党 練馬区議会議員) 五十嵐えり(前衆議院議員)
山田省三(中央大学名誉教授・弁護士) 菊地夏野(名古屋市立大学准教授)
榎木英介(一般社団法人科学・政策と社会研究室 代表理事)
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2026年9月3日に作成されたオンライン署名