30 Jul 2021

 金(メダル)の文字が毎日のようにテレビやネットの画面を支配しているが、一見喜びと思えるような表面上の視点だけで物事を判断するのは危険が伴うように思う。

そもそも嘘(放射能汚染をブロック)とお金で招いた五輪からも、誰が何のために開催しているのかを知っていくことで、食に関しても、あらゆる権利が受け渡されている現実を観れば、五輪での海外に対してのコロナ対策の杜撰さと、食に関する海外への規制(残留農薬や、遺伝子組み換え、ゲノム編集)の弛みが、奇しくも重なっているようにも思う。

本当の「お金」の価値とは、昔から生き金、死に金という視点が日本では重んじられているが、今となっては、海外では小学生が値段が少々高くてもオーガニックを求め、安全な食を作ってくれる生産者を守るためという理由を子どもが述べている。日本で一見高値と思われがちな有機食材も農家の方の苦労や、今後の食材維持の困難さの現実を知れば、逆にもっと高値をつけるべきで、(国が農家への保証を強化すべき)この値段で採算があるのかと心配をしてしまう事があるくらいだ。(現に離農もおきている)
農産物の自由化には農家の方が困るという意見はあるが、消費者などにも、その影響が直撃するという実感がまだ浸透しきっていないと感じる。農産物の自由化に対して、企業争いが加熱し、その結果全体的な値段が更に下がり消費者にとって幸せな事だと考えてしまう方もいるかもしれないが、それは大きな間違いだ。確かに経済事情からすれば少しでも安価なものと考える事もあるだろうが、安いか高いかの視点では無く、前提として「安全」であるかの視点を優先的に考慮すべきである。

病気が増えている現代において、食の安全性の見直しは必須である。 何事にも原因は必ず存在し、海外はその事に気づき、健康面を重視する方向へシフトし、健康改善の結果を立証している現実もある。目先の安いというお金の価値観に翻弄されてしまい、仮に健康を害することになれば、健康面からの仕事への影響などを予測すれば、こちらの方が経済事情が切迫される可能性が高い。

幸い現代はネットワークが充実しているので、日本の中で、誰が、どのような作り方で安全な食材に対して日々汗水たらし努力を重ねているかを知る事が出来る。
そういった方からの購入者が増える事で日本の食の安全性を高める貴重な実践となる。安全な食材生産者への需要が高まり、同じような農家の方が増えれば、やがて安全なものの単価を下げることも可能となる。

物質世界において必要不可欠な「お金」を、どのような価値観で、何に使うかによって、大きな国の動きに対しても対応していくことが可能となる。消費者の力は、本来絶大なものがある為、その気になれば改善させていく道は切り拓いていける。

開催中であっても今から五輪は止めるべきであり、安全な食材生産は進めるべきである。
何を止め、何を進めるか、誰もが主体性を重んじて行動をすれば、変化を起こすことは十分に可能と考える。

                   加藤清吾

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