神宮外苑再開発に関わる環境アセスメント審議会総会が、突如12月26日に開催されることがわかりました。
誰もが忙しい年末を狙った、不意打ちのようなタイミングです。この計画を進めようとする、都と事業者の強引になやり方に怒りを覚えます。
これは、国が定める環境影響評価の公開性に反し、また東京都環境影響評価条例にある都民の積極的な参加を阻害するものです。このような暴挙に対し、私、ロッシェル・カップもメンバーである「神宮外苑を守る有志ネット」は、以下の声明文を発表しました。また、同時に「日本イコモス国内委員会」からも、強い懸念を示す緊急要請が出されました。
審議会当日は、都庁にて抗議行動をする都議や区議に合流し、市民のひとりとして緊急行動に参加します。
以下に二つの抗議文を貼ります。
①日本イコモス国内委員会からの<緊急要請>
「公示」(東京都環境影響評価条例第五十九条第1項による、「実施制限の解除」(東京都環境評価条例第六十一条)を行わないでください。
令和4年度「東京都環境影響評価審議会第10回総会」が、都民、「神宮外苑の自然と歴史・文化を守るための国会議員連盟」、東京都都議会、マスコミ、(一社)日本イコモス等に、十分な周知の期間もなく、 突然、2022年12月26日(月)午前10時開催されることに、強く抗議いたします。
小池東京都知事におかれましては、「公示」(条例第五十九条第1項による、「実施制限の解除」(条例第六十一条)をしないように、強く要請いたします。
2022年12月20日令和4年度「東京都環境影響評価市議会第10回総会の開催の報道発表がありました。
この報道は、都民、国会銀連盟、都議会議員にも、十分な周知期間を与えず、2022年12月19日に、環境影響審議会の再審を「緊急要請」した(一社)日本イコモスにも、知らせなかったものです。 確認したところ、ほとんどのマスコミも全く知らされておりませんでした。
これは、国会議員連盟「神宮外苑の自然と歴史・文化を守るための決議」(2022年12月吉日)を冒瀆するものであり、「神宮外苑のいちょう並木の確実な保全に関する陳情」を採択した東京都都議会を著しく軽視するものです。また、「いちょう並木」の衰退を隠蔽してきた事業者の東京都環境条例7条違反を指摘し、再審を求めた国際NGO「日本イコモス」の要請を闇に葬り去るものです。
東京都の小池百合子知事におかれましては、2022年5月 26 日、事業者に向けて「神宮外苑地区におけるまちづくりに関する要請について」を発しておられ、「一本 一本を大切に扱い、神宮外苑の豊かな自然環境の質の保全に努めること。とりわけ神宮外苑の象徴である4列のいちょう並木の保全には万全を期すこと」と述べておられます。 都民は、都知事の、この高らかな宣言に「志」を確認し、文化的資産を未来の世代に継承していくリーダーとしての決意を表明されたことに、大きな期待を抱いておりました。
もし、2022年12月26日に開催される環境影響評価審議会総会で、小池都知事が多くの世論を 踏みにじり、神宮外苑再開発事業を容認された場合は、その責務は極めて重大であると思います。小池知事におかれましては、都民の多様な意見を真摯に受け止め、外苑再開発を見直すために、「環境影響評価書」の再審が必要であり、条例第59条第1項の「公示」を行わず、本事業の「実施制限」(条例第61条)を解除しないことを、緊急に要請いたします。 以上
②神宮外苑を守る有志ネット一同からの<神宮外苑のいちょう並木の確実な保全に関する声明>
私たちは神宮外苑の美しいいちょう並木とその周辺の樹齢100年の樹木を守るため、再開発計画の見直しを求めています。そして神宮外苑の環境保持のために議論を深めている環境影響評価審議会に注目し、傍聴を続けています。柳会長はじめ、各委員の皆様の専門家としての矜持ある判断に敬意を表しております。
この度、環境影響評価審議会第10回総会が12月26日に開催されることを、傍聴申込締切前日の 12月22日に知りました。審議会の開催は都議会やプレスに周知されるものと認識していましたが、今回の審議会は都議会にもプレスにも通知がなく、たまたま22日に東京都ホームページを見て、 私たち市民が知る所となりました。
これは、国の方針である環境影響評価の公開性に反し、また東京都環境影響評価条例(都民の責務)第八条 (都民は、この条例に定める手続の実施に積極的に参加し、環境影響評価の制度の適正な 運営に協力しなければならない。)を阻害するものです。12月26日の審議会は無効とし、 再度広く周知を行い公開して開催すべきです。
私達は環境影響評価審議会委員の皆様には再度以下のことをお願いします。
いちょう並木の確実な保全は8/18に出された答申、都知事意見でも最優先に担保されるべき事項となっています。8月の審議会総会では根系調査のみならず、水系、土壌調査も含むこと、環境影響評価書の作成前に徹底的な調査が行われ、審議会も関与することが了承、確認されています。
次回総会ではこのことを再確認いただき、事業者が事業着手を先行しないよう、厳重に注意をして下さい。
1)12月19日に日本イコモス国内委員会の石川幹子先生より「根系調査に係わる細根の切断、環状剥皮施術の 見直し」と「永続的保全に向けた抜本的な調査・検討に関するお願い」の緊急要請が公表されました。
日本イコモス国内委員会より12月25日別に緊急要請が発表されましたので、そちらを参照してください。
2)都議会令和4年第4回定例会に対し私達が提出した「神宮外苑のいちょう並木の確実な保全を求める陳情」は、環境・建設委員会および本会議において全会派一致で趣旨採択されました。
その中で「都は、事業者が厳重な調査・検証の上、建築計画及び施工計画の変更などを含め、実効性のある いちょう並木の保全策を講ずるよう、継続して関与していくべきである」としています。添付1参照
3)11月30日に自由民主党船田元 衆議院議員の呼びかけで「神宮外苑の自然と歴史・文化を守る国会議員連盟」が発足し、12月23日決議文が発表されました。現時点で28名の超党派議員が参加されています。
以上、ひき続き神宮外苑を守るため、より良い計画のあり方を求め注視していく所存です。以下参考にしてください。
1)12月19日に日本イコモス国内委員会の石川幹子先生より「根系調査に係わる細根の切断、環状剥皮施術の見直し」と「永続的保全に向けた抜本的な調査・検討に関するお願い」の緊急要請が公表されました。
日本イコモス国内委員会より12月25日別に緊急要請が発表されましたので、そちらを参照してください。
2)都議会令和4年第4回定例会に対し私達が提出した「神宮外苑のいちょう並木の確実な保全を求める陳情」は、環境・建設委員会および本会議において全会派一致で趣旨採択されました。
その中で「都は、事業者が厳重な調査・検証の上、建築計画及び施工計画の変更などを含め、実効性のあるいちょう並木の保全策を講ずるよう、継続して関与していくべきである」としています。添付1参照
3)11月30日に自由民主党船田元 衆議院議員の呼びかけで「神宮外苑の自然と歴史・文化を守る国会議員連盟」が発足し、12月23日決議文が発表されました。現時点で28名の超党派議員が参加されています。
以上、ひき続き神宮外苑を守るため、より良い計画のあり方を求め注視していく所存です。

