

第6回目の陳情書を目黒区議会に提出 内容を公開
一部新聞テレビ報道などでは「目黒区の大規模再開発は白紙へ」という事が書かれたがそれは「一旦白紙になった」という事であり、依然として行政は計画をまた2年かけて進めるという大筋の流れがある為。また新しくDX委員会に加わった議員などがより強硬に再開発再開を主張する場が多々ある為。議会では既に区民センター開発に399億円もの予算をかける事が賛成30人、反対6人で議決されてしまっている事も問題である。
目黒区議会議長様 2025年5月7日
目黒区美術館の建物を壊すという区の方向性に反対する陳情
住所 目黒区
電話番号
氏名 永井雪子(ながいゆきこ)
陳情の趣旨(理由)
1 区は目黒区民センター再開発の名のもとに、一体開発と称して目黒区美術館の建物 を壊すという案を検討しています。
このまま美術館を残すと維持するのに今後130億円の費用がかかるとも説明していますが、この数字はなんら根拠のないもので す。そもそもこれまでの38年間で、区は美術館の修繕にはたった5,500万円 しかかけていません。
その間、野党区議によって区民センターを含めた修繕の必要性が指摘されていたにも関わらず、青木長期政権はほとんど何もしてきませんでした。美術館の建物の維持管理に今後いくらかかるのかを、この度の区民センター建 設費の上振れも読めなかったようなPwCのようなデベロッパー当事者ではなく、 第3者機関による具体性を持った数字で公開して下さい。 そもそもPwCは、区の従来の一体開発案に対して報酬を7年間で4億900万円 ももらっていることが、区民が情報開示を求めて明らかにされています。
このことを区はもっと区民に知らせるべきです。既に全国からテレビや新聞、SNS等で目黒区美術館の解体問題は注目を浴びています。万一この公立美術館の建物を壊すこと になれば、日本初ということで、区も区議会も大きな批判を免れないでしょう。後世に汚点を残すことにもなります。 美術館は建築家が100年を見据えて建てると言われています。区は地下の設備が 老朽化している、と言いますが、これも修繕したり改修したりすれば済むことです。 浸水の心配も言いますが、これまで一度たりとも水が入ったことはありません。そ もそも川から一番離れた小高い場所に建っているのです。
2 賑わいを生むために美術館をビルに入れて他の施設と一緒にして運営するのは良い 方法ではありません。美術館は独立した建物として天井が高く、ゆったりした空間であるから、素晴らしく値打ちがあるのです。 また美術館の収蔵品をビルや公園に展示するのもいけません。それは博物館法で禁じられています。温度や湿度の管理、盗難、汚損の恐れがあるからです。
どうしても美術館に人を呼びたければ、区は美術館の運営に対して予算をもっとつけなくてはいけません。区はお金を増やすどころか、どんどん削っていて、美術館の運営は難しくなっています。企画展の図録さえお金が不足して出せないでいます。 区は桜祭りのようなイベントには多大なお金をつぎ込むのに、文化に対する予算は少なくしています。
3 美術館を万一にでも解体して新しいビルに入れるとすると、6年間くらいは閉鎖と いうことになるでしょう。目黒の子どもたち展や子供のためのワークショップがその間出来ません。これは小学校1年生が6年生になるまで一度も目黒の美術館に行けないということです。こうした美術教育の機会を奪ってはいけません。この美術館を利用した過去のべ100万人以上という人々にも大きな心理的ショックがあるでしょう。
万一解体するとなれば、解体費用は高騰している上に、コンクリートのがれきの山を運び出すために大型車両が出入りし、お年寄りや子供たち、地域住民に及ぼす影響は甚大です。工事の騒音もひどくそれが長く続くでしょう。担当の区議、委員が考えているほど簡単なことではありません。
そもそも美術館の建物を壊すことは、区民の多くが望んでいることではありません。 それを区や多くの議員が主導して進めるという考えそのものが問題です。まさにそこを各マスコミは問題にして、現在取り上げているのです。
4 美術館に人を呼び込む方法として、例えばアートブックフェアなどのイベントをし て、個人や企業にブースを持たせ、来場者と直接交流しながら彼らが制作した書籍の売買をする方法があります。東京都現代美術館はこの方法で多くの人を呼び込みました。 美術館運営の資金が足りないのならば、例えば美術館の企画、運営、維持のために クラウドファンディングなどをしてはいかがでしょうか?100万円以上集めた例 が多々あります。アートブックフェアのためのクラウドファンディングならもっとお金は集まるでしょう。
5 区は建物の計画案を出すときに、区民に一目で分かるようなグラフィックのイラス トや図を示して下さい。抽象的に広報物等で言葉でいくら説明されても、どのような建物を区が想定しているのか一般区民には全く分かりません。
陳情事項
1 目黒区美術館の建物を壊すことはやめて下さい。
2 美術館は独立した建物であることに意味があります。ビルに入れて他の施設と 一体にして賑わいを作るという考えは違います。
3 万一解体するとなると、子供やお年寄り、地域社会に大きな迷惑がかかることを委員は思いやって下さい。区や議員は、美術館の建物を区民の意思に反して壊すという考えを主導して進めないでください。
4 美術館に人を呼び込んで賑わいを作りたいのならば、アートブックフェアやクラウドファンディングといった他の手法を採って下さい。
5 今後区がこうした案を出す際には文字だけでなく、イラスト等で視覚的に図示して、分かりやすく示して下さい。
おまけ
11月24日(月)からの銀座での個展のイベントサイトを立ち上げました。初日にトークイベントを予定しています。
なお私の作品表現や展覧会自体には政治的な主張は何もありません。
あくまで現代の作家を取り巻く日本の社会の状況として一般的に考え得るというレベルの意味でのテーマ設定であり、作家の言葉としています。
(メイン写真の画像は前回の個展の様子)
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