
こんにちは。NPO法人POSSEのボランティアスタッフです。
日頃よりご支援・ご協力頂きありがとうございます。
6月27日(木)13時半から、東京高裁511号法廷にて、判決前の最後の控訴審が公開法廷で行われます。原告遺族が法廷で10分程意見陳述を行い、本裁判を闘う意義を改めて裁判官に訴えます。
そこで、当日の裁判傍聴支援に参加いただける方を広く募集いたします。ぜひ多くの支援者で傍聴席を埋め、原告を支援するとともに、裁判官や社会に対して本裁判への関心の高さをアピールできればと考えています。
また、裁判後、14時半頃から、東京都港区新橋2-12-5 池伝ビル6Fの貸会議室にて、報告集会を行います(開始時間は若干前後する可能性があります)。ぜひこちらもあわせてご参加いただけたら幸いです。
傍聴支援に参加頂ける方は、東京高裁の5階511号法廷に直接お越しください。
報告集会に参加頂ける方は、参加人数の把握と予定変更の際の連絡のために、こちらのフォーム(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf0tWFaZA3TlvAJ9b6H4BbUneDlfZ6fuOv0ceVnKLH78CW8Ow/viewform)から申し込みいただけたら幸いです。
フォームの入力が困難という方などは、メール(affairs@npoposse.jp)や電話(03-6699-9375)にて、私たちへご連絡ください。報告集会はオンライン参加も可能です(オンライン参加の方には、個別にメールでzoomのURLをお送りします)。どちらか一方のみの参加も歓迎致します。
以下、次回裁判期日に向けたご遺族(夫・息子)の想いや、これまでの取り組みなどになりますので、ぜひお読みください。
【ご遺族の想い】
①夫
妻が、高齢者の介護して突然死してから9年、国に労災申請してから7年、裁判所に提訴から4年が経ちました。
その間、大勢の皆様にご支援を頂きました。裁判を傍聴して下さった方の中には、ボランティアの学生の方々。親を過労死で亡くした中学生の少年。中国から留学して日本の家事労働者問題に関心を持ち勉強している大学院生。そのほか、自身も家事労働者やケア労働者として働いている方、労働組合、NPO、ジャーナリスト、研究者の方など、ご支援いただ皆様には、心から感謝申し上げます。
亡き妻は、「あなたは私を社会のさらし者にして、国を訴えるという余計な事をやってくれた」と怒っているかもしれません。けれども、天国で妻に再会した時、「これまで日本の法律で差別されて来た大勢の家事労働者、女性のためになるならうれしい」、そう言ってもらえることを願っています。
今も家事労働者として働いている多くの女性の権利を、国が保護・保障するまで私は闘います。傍聴支援や報告集会への参加を、どうぞ宜しくお願い致します。
②息子
2015年5月28日に母が亡くなってからちょうど9年になります。
労基署で労災審査が却下となり、 2020年より地裁で審議が行われ2022年の一審判決は実態を無視した杜撰なものでした。即日控訴し高裁にて審議が行われてきましたが おそらく今年の秋頃に控訴審判決が下りる見込みです。
「家政婦」兼ヘルパーとして従事した母に労災が認定され、これを機に全国で苦労されている家事労働者の皆様に労働基準法をはじめとした、労働者としての当たり前の権利が適用されるようになることを切に願います。
原告である父は年々歳をとり、残された時間はそう長くはありません。どうか良い判決が下りますように、皆様ご支援をお願いいたします。
【これまでの取り組み】
私たちは、この裁判を通じて、亡くなったAさんの労災認定を実現するとともに、労働基準法や労災保険法の適用除外という、労働者としての基本的な権利すら認められていない家事労働者の現状を変えられるよう、支援の輪を広げていきたいと考えています。
2022年9月29日に出された東京地裁判決は、労災を認めなかった労基署の形式的な判断をそのまま容認したような内容でした(24時間死ぬまで働かせても「合法」? 家事代行サービスの過労死事件で驚愕の判決)。納得のいかない原告は控訴しました。
しかし、結果的に敗訴にはなりましたが、裁判支援の署名は3万7000筆以上集まっており、様々なメディアでも報道されて大きく話題になりました。その結果、国は63年ぶりに家事労働者についての実態調査を行い、法改正への検討を始めるとの厚労大臣発言もありました。
今年2月には、厚生労働省が家事労働者の労働契約の条件の明確化・適正化・適正な就業環境の確保などについて必要な事項を示すガイドラインを作成したことを公表しました。裁判を社会運動として取り組んできたことで、75年間放置されてきた家事労働者を差別している状況を変えられる可能性が出てきました。
控訴審の場合、最初の期日だけで「これ以上話し合ったとしても、結果が覆ることはない」と判断され、話し合いが打ち切られてしまうことがよくあります。そして、次回期日は判決となり、一審と同様の敗訴判決が下されることが多いです。
しかし、今回の家事労働者過労死裁判は、去年1月に始まった控訴審から既に1年半近く期日が続いています。地裁判決について、高裁は疑問を持っているのではないかと私たちは考えています。
原告が諦めずに闘い、それを皆様が長い間支えているからこそ、希望が見えてきました。ぜひ、良い判決が出るよう、引き続きご支援をお願い致します。
※参考記事
24時間死ぬまで働かせても「合法」? 家事代行サービスの過労死事件で驚愕の判決
【寄付のお願い】
最後に、裁判を続けるには裁判費用はもちろん、報告集会やイベントの開催、情報発信等に様々な費用が必要なため、ご寄付を募っています。以下のサイトからご協力をお願い致します。