本日9月30日 ChangeOrgに集まった30,645名の署名と皆様から寄せられたコメント3,645通を瀬戸内町役場と大島支庁瀬戸内事務所に提出いたしました。
侵食対策事業の見直しについて、町も県側も、話しをじっくり聞いて下さりました。
県は、色々な意見がある中、異常気象もあることから護岸工事の必要性は変わっておらず、進めていこうと考えております。との意見でした。
今、海岸工学の専門機関による調査では、大きく海側に迫り出した砂の変動帯に設置される護岸は逆に侵食を招き、災害を招く恐れがあることが明らかになってきています。
今一度立ち止まり、住民、専門家、行政を交えた協議会を場を設けていただきたいと伝えました。
署名活動は引き続き行います。
1回目提出 2019年1月9日 22,855篳
2回目提出 2020年9月30日 30,645篳
提出した請願書はこちらです。
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嘉徳海岸侵食対策事業の見直しを求める署名
鹿児島県知事 塩田康一 殿 瀬戸内町長 鎌田愛人 殿
奄美大島の嘉徳海岸は人工物のない天然の美しい海岸です。 琉球列島でも珍しく,日本列島の亜熱帯で最後に残った集落がある天然海岸と言われています。美しい砂浜が残る嘉徳は,国立公園に指定されており,奄美・琉球世界自然遺産候補地の 至近距離に位置しています。
嘉徳は,アオウミガメとアカウミガメの産卵地でもあり,また2002年には西太平洋で絶滅危惧種とされているオサガメが産卵しました。これは日本で唯一嘉徳だけです。また,嘉徳川には絶滅危惧種に指定されているリュウキュウアユが生息し,天然記念物であるオカヤドカリと絶滅が危惧される希少な貝類が確認されています。嘉徳には深い森,広い砂浜と海,そこに流れ込む川のすべてが揃い,絶滅の危機に瀕している固有種の生き物が棲む奇跡のような自然が 残されています。
計画されている護岸は全長180m,高さ6.5mのコンクリート製護岸です。集落住民は墓地前の侵食を心配し,何かしらの対策を要望しましたが,選択肢はコンクリート護岸のみであり,計画されている護岸がどの位置に設置され,どれほどの規模か分からない情報不足です。県は,設置後に予想される海岸の調査も発表しておらず,また,十分な事前調査も行われておりません。計画されている護岸は海側に迫り出して砂の連動帯に設置される予定で,海岸工学の専 門家による解析では,逆に災害を招く恐れがあることが明らかになっています。これでは集落住民の生命財産を守ることはできず、不安は解消されません。私たちは日本中で行われてきた護岸建設から,これまで免れてきた最後の天然海岸と自由に流れる川の生態系を守り,そして 集落住民が安心できる暮らしを願っております。
また,瀬戸内町嘉徳集落は,手つかずの砂浜や川など,豊かな自然が残る奄美大島でも特別で貴重な集落であり,自然観察,川遊び,サーフィン,藍染め体験,研究者など様々な人々が集まり,最近では大きな話題にもなっており多くの人が訪れています。そして安全に遊べる嘉徳海岸では特に子ども達が自然体験を楽しんでいます。
奄美大島はエコツーリズムなどで経済発展していく可能性が高い島です。それは嘉徳のような手つかずの自然が奇跡的に残っている場所があるからです。このような場所に必要のない人工物が設置されると砂浜や海が危険な場所となり,事故を招く可能性が高くなります。
私たちは,次世代のためにも昔ながらの原風景を残し,人と自然の関わりが残る魅力ある島の暮らしが嘉徳集落の発展する未来だと思っております。
以上の事から,今一度立ち止まり,護岸建設を見直す事を強く要望いたします。
要請事項
嘉徳海岸侵食対策事業における護岸建設の見直しを求めます。
防風・防潮・砂防林として重要なアダンなどの海浜植物での砂丘復元を求めます。
奄美の森と川と海岸を守る会

