

専門調査の進捗と裁判についての記者会見がニュースになりました
URL: https://www.facebook.com/watch/?v=666806377275495
【裁判の進捗】
2020年8月4日 第9回目の裁判期日では海岸工学に基づく科学的かつ客観的な検証結果をもとに原告側、嘉徳弁護団が準備書面と証拠書類を提出し、嘉徳海岸での護岸設置が不要である根拠など、主張の説明をいたしました。
嘉徳海岸における本件護岸の設置は・・・
①設置の必要性を欠く ②費用対効果なし ③逆に侵食を招き有害
原告主張(A)、本件護岸設置は不要
①嘉徳海岸の「防災能力」は落ちていない
「ポケットビーチ」である嘉徳湾における砂の総量は変化しない。嘉徳湾で砂の総量を減少させる事象はない。
海浜の地形は常に変動している。暴浪時に浜から波によって移動した砂は海岸砂州を形成して波の力を吸収し、波を弱くする役割を果たす。(いずれも海岸工学上基本的な事項)
海浜の形状は波の力で元に戻る。実際に砂が戻ってきている。
②嘉徳海岸で海岸侵食は全く進行していない
長期的な地形変化で打線の後退がない。侵食傾向ではないことが航空写真や測量調査結果からも明らかである。現在は浜幅が広大で、ここ数年間の測量結果でも台風の前後も地形は安定している。
③海岸侵食を進行させる原因がない
嘉徳海岸と嘉徳湾で、海岸工学上侵食原因とされる事象がない。
鹿児島県委託のコンサル業者作成資料でも「堆積」方向の評価記載あり。
防災能力低下せず、海岸侵食進行せず、護岸は必要性なし
鹿児島県は、必要性について何ら合理的検証をしていない。主張に反する事実が存在する。
県の主張とは逆に、より強大な台風が襲来しても嘉徳海岸は安定。
平成26年以後全く同様な事象は発生せず、砂浜はますます回復している。
「平成26年同様の侵食が生じる」との県の主張に一切裏付けなし
原告主張(B)、費用対効果が全く認められない
①海岸事業の費用便益指針とかけ離れた検討
「侵食想定範囲」について、費用便益指針に従わない、あり得ない想定。
侵食原因の分析も、年度別の打線変化の把握も、年度別の想定侵食地域の評価もせず、打線変化の比較も全くないのに「侵食想定範囲」を一切の根拠なく設定。
想定地域の資産評価も著しく誤っている。護岸の維持管理費用も費用として試算していない。
②その他
本件護岸「侵食」のみならず「津波」「高潮」による防水防護との関係でも効果がない。
背後地の地盤の方が標高が高い。
「費用便益指針」から根本的に逸脱、効果は「0円」3億1400万円の「費用」を投じる意味なし
原告主張(C)、本件護岸を設置すると逆に侵食を招く
護岸の前面に十分な浜幅を残すことができない場合は、砂浜による暴浪の緩衛機能が低下し、護岸の前面を逆に侵食させる。(海岸工学上、確立した知見)
専門家の解析の結果、嘉徳浜の変動帯に設置される本件護岸の設置は逆に侵食を招く。
これでは「侵食対策事業」どころか、「侵食推進事業」
以上、海岸工学に基づく科学的かつ客観的な検証結果をもとに、大きく3つの主張をいたしました。
これに対して鹿児島県は11月16日に答弁する予定です。
ですが、県は秋にも工事再開を予定しております。
止めるためにはこの問題を多くの方に知ってもらうこと、そして皆さんに発信してもらうことが重要です。
ぜひお力をお貸し下さい。
私たちは必要のない護岸工事で、嘉徳浜のかけがえのない砂浜の原風景を失うことは絶対にあってはならないと考えています。計画されている無意味な護岸は海岸工学に基づく科学的かつ客観的な検証で逆に侵食の原因となることが明らかになりました。
未来に残したい日本の砂浜の原風景です!
一緒にこの奇跡の浜を次の世代に受け継いでいきましょう。
ご賛同ありがとうございます。
【追記】
Change.orgのキャンペーンベージからご支援いただいた方が多くいらっしゃるようです。
お力添えありがとうございます。残念ながらキャンペーンページから「奄美の森と川と海岸を守る会」には支援金は届きません。change.orgへの支援となります。
「奄美の森と川と海岸を守る会」への支援については、只今ホームページ上にて作成中です。 お知らせいたしますのでよろしくお願いいたします。
URL: http://katoku.org